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Amazon物販でメーカー仕入れがイチオシな理由|始め方も解説

助手
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Amazon物販はメーカー仕入れが稼げるって聞いたけど、一体どうやるんだろう…?

メーカー仕入れは製造元と直接取引するため中間マージンがかからず、現行品を扱う場合に最も安く仕入れられる手法です。メーカーと関係を構築して売れる商品を仕入れられるようになれば、大きな利益を狙えるでしょう。

長期的に見ると、メーカー仕入れはせどりよりも高い利益が見込めるうえに安定して稼いでいけるのじゃ!
博士
博士

とはいえ、メーカー仕入れはせどりのように気軽に始められるものではありません。あらかじめ正しい知識を身につけて挑戦するのが成功への近道です。

そこで本記事では、Amazon物販ならメーカー仕入れがイチオシである理由や始め方を徹底解説していきます。せどりからスケールしたい人や、物販で大きな利益を目指したい人はぜひ参考にしてください!

メーカー仕入れと転売・せどりはどう違う?

まずは前提知識として、メーカー仕入れと転売・せどりの違いを見ていきましょう。どちらも同じAmazon物販の手法ですが、最も大きな違いは商流にあります。

手法 商流
メーカー仕入れ メーカー→自分→消費者
転売・せどり メーカー→卸業者→小売店→自分→消費者

メーカー仕入れは卸業者や小売店を介さずに仕入れる手法であるため、中間コストがかかりません。一方、店舗やネットなどの小売店から仕入れる「転売・せどり」は中間マージンが上乗せされた価格で商品を仕入れる必要があります。

その他、メーカー仕入れと転売・せどりの主な違いはこちらの通り▼

比較項目 メーカー仕入れ 転売・せどり
ライバル 少ない 多い
利益の安定性 安定しやすい 安定しにくい
規約に抵触するリスク 小さい 大きい
独占販売権 獲得できる 獲得できない
利益率 10~20% 店舗:約20%
電脳:約15%
参入障壁 高い 低い
必要な資金 まとまった資金が必要 少額から始められる

メーカー仕入れは仕入れ値が安いため利益が大きいものの、まとまった資金が必要だったり参入障壁が高かったりします。

とはいえメーカー仕入れは製造元から直接仕入れる手法じゃからトラブルに発展しにくいといった特徴もあるじょ!
博士
博士

よって転売・せどりからビジネスをスケールアップしたい人や、物販で安定的に大きく稼いでいきたい人はメーカー仕入れにチャレンジしてみると良いでしょう。

なお以下の記事では90社以上ものメーカーや問屋と取引し、今では年商7億円の会社を経営しているゆーへーさんがメーカー仕入れのノウハウをたっぷりとお話してくださっています!ぜひあわせて読んでみてください!

リピート構築への第一歩!メーカー・問屋取引の手引
ECセラーラボでしか読めない「トップECセラーの限定コラム」。 今日は問屋取引マイスターの「ゆーへーさん」に来ていただき…
ゆーへー

Amazon物販でメーカー仕入れがおすすめな理由4つ

それでは、Amazon物販でメーカー仕入れをおすすめする具体的な理由を4つ紹介していきます!

  1. せどりに比べてライバルが少ない
  2. リピート発注になるため安定して稼げる
  3. Amazonの規約に抵触するリスクを回避できる
  4. 独占販売権の獲得によって大きな利益を得られる可能性がある

1.せどりに比べてライバルが少ない

まず、メーカー仕入れはせどりに比べてライバルが少ないこと。その理由は参入障壁の高さにあります。

せどりは誰でも気軽に始められるうえ商品が売れるとすぐに利益が手に入るため初心者でもチャレンジしやすいですが、メーカー仕入れは商品を仕入れるまでに時間がかかります。

メーカー仕入れに必要なプロセス▼

  • 取引できるメーカーを探す
  • コンタクトをとる
  • 条件を交渉する
  • 見積もりをもらう
  • 契約を締結する

準備を始めてから商品を販売できるようになるまで、数ヶ月かかるケースも珍しくありません。そのため、メーカー仕入れにチャレンジする人が少ないのです。

メーカー仕入れは最初のハードルこそ高いが、取引先が見つかれば先行きは明るいぞい!
博士
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2.リピート発注になるため安定して稼げる

またメーカー仕入れは、売れる商品を仕入れることさえできれば安定して稼げるようになるのも嬉しいポイントです。

せどりの場合、販売したい商品の在庫がなくなる度にリサーチを繰り返す必要がありますが、メーカー仕入れでは一度仕入れた商品であればメールや電話一本でリピート仕入れが完了します。

そしてメーカーは商品の製造元であるため、在庫が突然なくなる心配もほぼありません。取引先やリピート商品が増えていくほどリサーチにかける時間も減っていくため、労働時間も削減されていくでしょう。

メーカー仕入れは最初にしっかりと手間をかけさえすれば、安定して稼げるサイクルを構築できるのです!

3.Amazonの規約に抵触するリスクを回避できる

そしてメーカー仕入れは正規ルートで物販を行うため、Amazonの規約に抵触するリスクを回避できます。

特にAmazonでは新品商品の出品に関する規約が厳しいうえに、商品が本物か偽物かを調査する真贋調査も日々実施されています。

商品が本物かどうかを証明するにはメーカーが発行する販売証明書が必要ですが、せどりの場合は手に入らないケースも珍しくありません。仮に本物だと証明できなければ、規約違反でアカウント停止・閉鎖される恐れもあります。

一方、製造元から直接仕入れるメーカー仕入れであれば販売証明書の入手も容易なので、真贋調査に怯えることなく物販に取り組めるでしょう。

4.独占販売権の獲得によって大きな利益を得られる可能性がある

さらに、自社だけで商品を販売できる「独占販売権」を獲得できる可能性があるのもメーカー仕入れの魅力の一つです。

というのも、仕入れた商品をたくさん売って安定的に大きな販売実績を残せれば、メーカーにとって取引する価値が高い相手だと判断してもらえるから。すると独占販売権に関する交渉にも応じてもらえる可能性も高まるでしょう。

独占販売権を獲得できれば自社に利益を集中できるうえに、他のセラーとの価格競争に悩まされることもなくなります。

Amazonで販売する商品をメーカー仕入れする手順

続いて、Amazonで販売する商品をメーカーから仕入れる手順を紹介します。

  1. 売れている商品のメーカーを調べる
  2. メーカーにコンタクトをとって交渉する
  3. 商品を仕入れて販売する

1.売れている商品のメーカーを調べる

まずは売れている商品のメーカーを調べていきます。簡単なのはAmazonの売れ筋ランキングから商品をピックアップし、商品ページから製造元メーカーをリサーチする方法です。

そのやり方ですが、Amazonのトップページにある「ランキング」から仕入れたいカテゴリーの商品を中心にリサーチしていきます。

出典:Amazon

リサーチすべき商品の条件は以下の通り▼

条件 理由
Amazon本体が販売していない商品 Amazon本体が販売しているとカート取得が難しいため
出品者が1人ではない商品 出品者が1人の商品はメーカーやセラーが独占販売している可能性があるため
ランキングが50,000位以内の商品 月に10個前後は安定して売れていると判断できるため

これらをもとに売れそうな商品をピックアップして、製造メーカーを調べていきましょう。

より詳しいやり方はこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください!

メーカー仕入れにおける利益商品のリサーチ方法を徹底解説!
メーカー仕入れに挑戦しているけど、どうやって利益商品をリサーチしたらいいかわからないよ~! メーカー仕入れで売上を見込め…

2.メーカーにコンタクトをとって交渉する

取引したいメーカーを見つけたら、インターネットで会社情報を検索してコンタクトをとりましょう。

ホームページに記載があるメールアドレス、もしくは問い合わせフォームから連絡を取るのが一般的です。メールアドレスが見当たらなければ、電話で連絡をとってみてください。

ただし、どこの誰かもわからない個人の問い合わせには対応しないメーカーも少なくありません。よって、はじめは1日10社を目標に営業をかけて数を打ち、1社でも返信がもらえればラッキーという心持ちで臨みましょう。

3.商品を仕入れて販売する

メーカーと契約が締結できたら、商品を仕入れてAmazonで販売していきます。

仕入れた商品を発送する方法は、Amazonの出品代行サービスFBAを利用するか、自己発送するかの二択と考えておいてください。

FBAなら、FBA倉庫に商品を送るだけで梱包から発送までAmazonにすべて代行してもらえるので、自分の時間や労力を大幅に削減できるでしょう。

出典:Amazon

自己発送は発送に伴うすべての手続きを自分で行う必要があるものの、商品の発送数が多くなれば送料を安く抑えられるようになるのでFBAより配送料が安くなる可能性もあります。

ビジネスの規模が大きくなってきたら、発送業務を外注化してもいいぞい!
博士
博士

メーカー仕入れ品をAmazonで販売する際の注意点

続いて、メーカー仕入れ品をAmazonで販売する際の注意点を解説します。

  1. ある程度まとまった資金が必要
  2. 稼げるまでに時間を要する
  3. Amazonでの販売を許可していないメーカーも存在する

1.ある程度まとまった資金が必要

まずは、メーカー仕入れではある程度まとまった資金を用意する必要があることです。

そもそもメーカーと取引する場合は、ロット単位で注文するのが基本。ロットとは商品の注文単位のことで、例えば最小ロットが50個なら、50個、100個、150個というように50個単位で購入しなくてはなりません。

加えて、支払い方法は現金前払いであるケースがほとんど。よって始めは30万円〜100万円程度のキャッシュを準備しておく必要があるでしょう。

順調に取引を継続していけば、将来的には掛け払い(請求書払い)に変更してもらえることもあるじょ!
博士
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2.稼げるまでに時間を要する

また、メーカー仕入れは収入が得られるまでに時間を要する点にも注意が必要です。取引先メーカーを探すところからスタートし、販売できるようになるまでは最低でも2ヵ月〜3ヵ月程度はかかると考えておいてください。

ただ取引できるメーカーが1社でも見つかれば、その実績をもとにさらなる取引先を見つけやすくなるでしょう。

将来的には収入が安定して大きく稼げるようになるじゃろうから、長期的な視点で取り組む意識が大切だじょ!
博士
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3.Amazonでの販売を許可していないメーカーも存在する

そして、メーカーによってはAmazonでの販売を許可していない場合があります。例えばAmazonのカタログにない商品を取り扱っているメーカーに取引をもちかける際などは断られるケースも少なくありません。

もし取引を断られた場合は、メーカーがAmazonでの販売を避ける理由を尋ねてみてください。「価格崩壊がおきる」「ブランドイメージが下がる」などの理由であれば、Amazon販売に進出するメリットを提示するのも一つの手段です。メーカーが乗り気になるような提案ができたら、仕入れを許可してもらえる可能性は大きいと言えます!

信頼関係の構築こそがAmazonでメーカー仕入れ販売を成功させる秘訣

最後に、Amazonでメーカー仕入れ販売を成功させるためにはメーカーとの信頼関係を築いていくことが何より大切です。

信頼できる相手だと判断してもらえれば、より良い条件で取引してもらえたり、価格交渉に応じてもらえたりと大きな利益へとつなげていけるでしょう。

なお、信頼を獲得するためにはあなたと取引するメリットを実感してもらうのが一番です。例えば、大きく利益を取れない商品でも積極的に仕入れて販売実績を作ったり、メーカーが販促したい商品を取り扱ったり。もし、あなたとの取引をきっかけにメーカーが販売に困っていた商品が安定して売れるようになれば、メーカーは新たな販路を開拓できたことになります。すると当然、あなたへの信頼度もアップするでしょう。

まずはメーカーにとって良いお客さんとなり、Win-Winの関係を築くことが成功への近道なのです。

メーカー仕入れに関しては年商10億稼ぐギリワンさんの記事が参考になるじょ!
博士
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まとめ:メーカー仕入れによるAmazon物販でビジネスをスケールアップさせよう!

以上、Amazon物販で大きく稼いでいくにはメーカーと直接取引する「メーカー仕入れ」がイチオシです!

せどりに比べて参入のハードルは高いものの、クリアしてしまえばライバルが少ないブルーオーシャンが待っています。

まずは粘り強く取引先を探して、メーカーとの信頼関係をコツコツと積み上げていくのだじょ!
博士
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