年商10億の物販事業経営者に聞く!ライバルを寄せ付けない“差別化”の極意とは?
『ギリワン』ってどんな人物!?
僕は、常温食品や冷凍食品など食品全般を取り扱う物販事業経営者です。主に総合食品問屋(一次店)から仕入れた商材をECサイトで販売したり、卸をしたりしています。また、会員制の卸も行っていて、トータルの月商は1億近くです!
- 常温食品 約4500万(EC)
- 冷凍食品 約3000万(EC)
- メーカー卸 約2500万
中古せどりで年商1億に!
しっかりビジネスをやっていきたいといった思いでその後32〜33歳の頃からせどりを始め、それからしばらくは中古せどりをしていました。
せどりを卒業してメーカー卸へ!
というのも、中古せどりをやっているうちに「グレーな部分も多いし、この先もずっとやっていくのはどうなのかな…?」と疑問を感じるようになったから。また、せどりだと頑張っても1億〜2億が限界なので、もっとスケールしたいという思いもありました。
ちょうどコロナ渦に入り、食品の巣ごもり需要が見込まれることから僕は「常温食品」でメーカー卸を本格的にスタートすることしたのです。
中古せどらーが年商10億の物販事業経営者になった秘訣とは!?
ライバルの少ない『自己発送』と『冷凍食品の取り扱い』を開始
まず、常温食品からメーカー卸をスタートした僕は、「自己発送」に目を付けました。
当時からAmazonのFBAは副業セラーであふれており、そこで戦っても価格競争で消耗するだけだと気付いたからです。一方で、自己発送を使っている人はほとんどいませんでした。
さらに、冷凍食品はFBAで取り扱いができず、ライバルが問屋ばかりであることにも目を付けました。販売には保健所の許可も必要なので、副業セラーが簡単に扱えるものでもありません。
そこから、まずは家庭用冷蔵庫を使ってキャビアやワサビなど小物の冷蔵食品から始めたのです。
このような理由から、利益率のアップを図るためにまとめ買いしてもらえそうな商材は普段から意識的に取り扱っています。飲食店などの業者向けの商材を扱い、複数購入を狙っていますね。
信頼を積み重ねて上の商流とのパイプ作りに成功
また、僕は「より上の商流から商品を仕入れること」にもこだわってきました。
というのも、最初のうちは知り合いの問屋から仕入れていたものの、だんだん商流がわかってきて「色んなポイントで中抜きされるんだな…」と気付いたからです。
そうすると名前も売れてきて、商社のほうからメーカーの担当者を連れてきてくれるようになりました。今では、メーカー直々に営業へ来てくれることもあります!
上の商流と取引できるようになったことで、自分のいる位置もあがりました。つまり、自分で売ることも誰かに卸すこともできるようになったということ。
原価にこだわり、自社トラックや冷凍庫を完備!
さらに、僕は原価にもこだわってきました。「やるからには最安」じゃないとライバルには勝てないと考えたからです!
例えば、ドライバーを雇い自社トラックで商社の倉庫に商品を取りに行くようにしました。そうすれば商社に配送を依頼すると上乗せされる送料をカットできます。
自社で用意しているトラック↓
その他にも、安くしてもらえるよう価格交渉もしていきました。保証金を入れるから安くしてとか、金利はつけなくてもいいからその分下げてとか…。
また、たくさん仕入れて売れるように冷凍室も3000万近くかけて完備しています。
ギリワンが徹底的な差別化に努めるようになった理由
というのも、コンサルで紹介してもらえるのは誰でも契約でききるようなメーカーばかりで、商材も似たり寄ったり。すると高い確率で価格競争になり、値崩れが起こります。そもそも薄利で売れ行きも悪いので、いずれキャッシュが回らなくなるのが目に見えました。
ECセラーが成功するためにまずやるべきことは…?
例えば、せどりで売上を伸ばしながら少しずつ問屋と取引をしてみるのも良いでしょう。
具体的には、Amazonで取り扱いがないメーカーの商品を探し、「これなら売れるかも!」というものでカタログを作って売るのも一つの方法です。すると、メーカーとつながるきっかけが生まれます!
そして、最初は中規模くらいのメーカーを狙うのが現実的です。作ったカタログの商品が売れてリピート購入につながれば、メーカーにとっても新しい販路が獲得できるということ。お互いにウィンウィンの関係が築けるでしょう。
さいごに
でも、僕がやってきたのはいたってシンプルです。小手先のやり方に惑わされず、いつでも本質を見ていくこと。その積み重ねが成功への近道なんじゃないかなと思っています。
まずは、目の前のビジネスで小さな成功を目指しましょう!
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