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メーカー仕入れとせどりの違いとは?稼ぎやすさや難易度を徹底比較!

助手
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「せどり」と「メーカー仕入れ」って何が違うの?稼ぎやすいのはどっち?

メーカー仕入れは店頭やECショップで商品を仕入れて販売するせどりとは異なり、メーカーから直接仕入れた商品を販売する物販の手法のこと。卸価格で商品を仕入れられるうえ供給が安定しているので、物販の中でも収益を高めやすい手法と言えます!

ただしその分、せどりよりも難易度はグッと高くなるぞい…。せどりとメーカー仕入れの違いをしっかりおさえて、自分に合った方法を選択していくのが成功の秘訣じゃ!
博士
博士

そこで本記事では、せどりとメーカー仕入れの違いをあらゆる視点から徹底比較しました。後半では具体的なメーカー仕入れの進め方についても紹介しているので、安定して長く稼いでいきたいと考えている人はぜひ参考にしてください!

せどりとメーカー仕入れの違いとは?

まず、せどりとメーカー仕入れの違いは、商品が一般顧客に届くまでの流れである「商流」です。

商流の違い▼

せどり メーカー → 卸問屋 → 小売店 → 自分 → 一般顧客
メーカー仕入れ メーカー → 自分 → 一般顧客

一般的なせどりではメーカー・卸問屋・小売店の順に経由した商品を仕入れ、さらに利益を上乗せして一般顧客に販売します。対するメーカー仕入れは、メーカーから直接仕入れ、利益を上乗せして販売します。

そのため、せどりで仕入れる商品は、安くても小売価格(卸問屋・小売店分の利益が上乗せされた価格)の数割引き程度です。一方、メーカー仕入れでは卸問屋や小売店を経由しない分、せどりよりも安く仕入れられるのです。

せどりとメーカー仕入れを5つのポイントで比較

次に、せどりとメーカー仕入れを5つのポイントで比較してみましょう。

  1. 参入障壁の低さ
  2. 社会的信用の得やすさ
  3. 事業拡大のしやすさ
  4. 売上を得るまでの時間
  5. 真贋調査対策のとりやすさ

1.参入障壁の低さ

まずは参入障壁の低さです。参入障壁とは取り組む際のハードルの高さのようなもので、参入障壁が低い=始めやすいことを表します。

結論、参入障壁が低いのは「せどり」だと言えるでしょう。パソコン1台あれば自宅にいながらすぐ始められるからです。

対するメーカー仕入れの場合、メーカーが個人相手に商品を卸すのはブランドイメージを損なう恐れがあるので、簡単には卸してもらえません。事業規模や商品を仕入れた後の販路などを明確に伝えて、相手に信頼してもらう必要があります。加えて、メーカー仕入れではメーカー担当者に営業をしたり仕入れ値の価格交渉をしたりと、販売につなげるまでの準備期間も欠かせません。

よって参入障壁の低さにおいては、せどりに軍配が上がると言えます。

2.社会的信用の得やすさ

次に物販ビジネスを行っていくうえで得られる社会的信用で比較すると、メーカー仕入れが有利でしょう。

メーカーと取引した実績を積み上げれば、その後メーカーを新規開拓する際のアピールポイントとなり、より交渉しやすくなります。また、メーカーから仕入れることで検品の問題が発生しにくく、不良品が発生した場合も対応もメーカーに対応を依頼することが可能。購入者からのクレームにつながりにくく、販売者としての信用が得やすくなるでしょう。

対するせどりは、販売するプラットフォームの規制が厳しい傾向にあるうえ、社会的なイメージと信用はどうしても低くなりがち…。最初はせどりからスタートするとしても、長期的かつ安定的なビジネスを目指しているのであれば、ゆくゆくはメーカー仕入れを視野に入れておくのが得策です!

3.事業拡大のしやすさ

また事業拡大のしやすさにおいても、メーカー仕入れが優勢と言えます。

せどりの場合、利益が出る仕入れ商品を探す「リサーチ」が欠かせません。店頭やECサイトが在庫切れになれば商品を仕入れられなくなるため、リスク回避のために常にリサーチし続ける必要があります。

その点メーカー仕入れはメーカーとのパイプを確保できれば、せどりのようにリサーチし続ける必要はありません。取引できるメーカーが増えれば増えるほど事業が安定し、規模も拡大していくでしょう。

4.売上を得るまでの時間

続いて、商品を仕入れてから売り上げを得るまでの期間を比較すると、せどりのほうが即金性が高いと言えます。

せどりは取引できるメーカーを探して交渉するのではなく、自分でリサーチして商品を仕入れるため、仕入れ・販売から入金までがスピーディ。対するメーカー仕入れでは取引するメーカーを獲得するまでに時間がかかるため、せどりのような即金性の高さは見込めません。

売り上げを得るまでの工程▼

せどり 商品リサーチ → 仕入れ → 販売 → 入金
メーカー仕入れ メーカーリサーチ → アポ取り → 商談 → 契約 → 仕入れ → 販売 → 入金

ただ取引するメーカーが決まり、継続的に商品を仕入れられるようになれば、せどりよりもメーカー仕入れのほうが安定した利益を長期的に得やすくなるでしょう。

5.真贋調査対策のとりやすさ

最後は、商品が本物か偽物かを調査する「真贋調査」がきた場合の、対策の取りやすさを比較します。真贋調査への対策を取りやすいのは、メーカー仕入れです。

せどり・メーカー仕入れ問わず、購入者からのクレームが入ると真贋調査に発展するのはよくあること。せどりの場合は小売店から仕入れているため、商品が本物かどうかを証明するのは難しく、証明ができなければ今後出品できなくなる可能性も出てきます。

メーカー仕入れの場合は、万が一真贋調査に発展したとしても、メーカーから直接仕入れているため商品が本物であることを容易に証明できます。よってメーカー仕入れなら真贋調査に怯える必要はなく、安心して仕入れ・販売できるでしょう。

安定して稼ぎたいなら「メーカー仕入れ」を視野に入れるべき

助手
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結局、せどりとメーカー仕入れどっちがいいんだろう?

両者を比較した結果を踏まえると、継続的に安定して稼ぎたいと考えているなら、「メーカー仕入れ」を視野に入れて物販ビジネスに取り組むのが得策です。

せどりは参入障壁が低く気軽に始めやすい反面、リサーチに時間がかかり仕入れが安定しないのがネック。メーカー仕入れであれば、取引するメーカーから安定的に仕入れられるので、リサーチにかかる負担や在庫切れのリスクから解放されます。

また、個人でせどりをしている人にとってメーカーから直接仕入れるのは敷居が高く感じるため、挑戦してくる人はごくわずかです。メーカー仕入れは、ライバルが少ないブルーオーシャンであるうえ小売店よりも安く仕入れて販売できるので、安定して稼ぐための近道とも言えます!

仕入れ先のメーカーを探す方法3つ

最後に、仕入れ先のメーカーを探す方法についてみていきましょう。

  1. メーカーの公式サイトからコンタクトをとる
  2. 展示会でメーカー担当者と直接交渉する
  3. 各問屋サイトを利用する

1.メーカーの公式サイトからコンタクトをとる

1つ目の方法は、メーカーの公式サイトからコンタクトをとることです。

メーカーの公式サイトに記載されているメールアドレス・お問い合わせフォームなどから、簡単な自己紹介と商品を仕入れたい旨を伝えてコンタクトを取りましょう。大手企業メーカーが個人に商品を卸すことはほとんど無いので、まずは中小企業メーカーに絞ってコンタクトをとるところから始めるのがおすすめです。

メーカーとコンタクトが取れて実際に商談する段階に進めたら、このような内容を担当者に伝えましょう。

  • 商品の販売先(Amazon、ヤフショ、楽天‥)
  • 取引のボリューム(発注頻度、数量、最小発注単位の確認)
  • これまでの物販の実績

取引のイメージが具体的になり、交渉をスムーズに進められるぞい!
博士
博士

メーカーの担当者は、個人相手に卸すのに慣れている場合とそうでない場合などさまざまです。自分の要望だけではなく、取引すればメーカーにどんなメリットがあるのかをきちんと伝えましょう。

2.展示会でメーカー担当者と直接交渉する

2つ目の方法は、展示会でメーカー担当者と直接交渉することです。

展示会とは、メーカーが自社商品をアピールしたり、新商品を紹介したりするイベントのこと。大手企業の展示会に個人が参加するのは難しいですが、中小企業の展示会であれば、個人でも参加できるので積極的に足を運んでみましょう。

個人でも参加できる主な展示会はこちら▼

展示会 展示内容 開催場所 開催時期
東京インターナショナルギフト・ショー
  • 生活雑貨
  • パーソナルギフト など
東京ビッグサイト 2月、9月
ライフスタイルWeek
  • 雑貨
  • 文具
  • ファッション
  • 美容 など
東京:3月、4月、7月
大阪:9月
ビューティーワールド ジャパン
  • 化粧品
  • ネイル
  • 美容機器 など
東京:5月
大阪:10月
名古屋:7月
福岡:2月
OSR展示商談会
  • 衣料
  • 生活用品
  • 美容
  • 家電 など
船場センタービル5号館2F 第1週目3日間(日~火)
第4週目2日間(月~火)
※月ごとに変動あり
名古屋テーブルトップショー
  • 雑貨
  • 食器
  • 調理器具など
ウインクあいち 1月

※2023年7月時点

このような展示会に出展しているメーカーの担当者は「商品を買って欲しい」というスタンスで参加しているので、個人であっても交渉しやすいのが利点と言えます。

博士
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仕入れたい商品があれば、企業ブースの担当者に簡単に自己紹介したあとで名刺交換を行うといいぞい!

なお、名刺は「ラクスル」や「プリントパック」などで簡単に注文できます。


出典:ラクスル

テンプレートを自分で加工して印刷するなら材料費だけで作成できるので、メーカー仕入れにチャレンジするなら早めに作っておきましょう。

3.各問屋サイトを利用する

3つ目の方法は、問屋サイトを利用することです。

問屋サイトは別名「仕入れサイト」とも呼ばれ、インターネット上でメーカーとの取引を仲介してくれるサービスを指します。メーカーとの繋がりがなくても個人で商品を卸価格で購入できるため、取引できるメーカーを探して交渉する手間がかかりません。

代表的な問屋サイトはこちら▼

問屋サイトの例 主な仕入ジャンル
スーパーデリバリー アパレル・生活雑貨・家電・食料品
NETSEA アパレル・ファッション雑貨・家電
卸問屋.com 家電・雑貨・小物

ただし問屋サイトは3つの方法の中で最もライバルが多く、Amazonや楽天と言ったプラットフォームで同じような商品が出品されることも珍しくありません。

同じ商品の出品者数や価格の推移をきちんとリサーチしてから仕入れるのが鉄則じゃ!
博士
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まとめ:メーカー仕入れで脱・せどりして物販ビジネスをスケールアップしよう

以上、気軽に始められてすぐに売り上げを得やすいのがせどり、メーカーとの交渉は必要になるものの長期的な利益を得やすいのはメーカー仕入れです。

自身のビジネスを拡大していきたいと考えるのであれば、将来的にメーカー仕入れを行うことを視野に入れつつ物販ビジネスに取り組むのが得策でしょう。

本記事を参考にせどりとメーカー仕入れの違いをおさえ、長期目線で戦略を立てていくといいぞい!
博士
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