せどりからのステップアップ!買取事業とLステップを解説

博士
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会員限定記事では、2013年に中古ゲームせどりをスタートし、今では買取店舗を経営するブラウニーさんに買取屋ビジネスを解説してもらいますぞ。

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中古ゲームせどりの特徴や始め方については、こちらを読んでくださいね!

ゲーム買取店経営者が語る!中古ゲームせどりの魅力と始め方
ECセラーラボでしか読めない「トップECセラーの限定コラム」。 今日は中古ゲームせどりに詳しい「ブラウニーさん」に来てい…
ブラウニー

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Lステップって、情報発信の人が使うのかな?ってイメージでした!

実はLステップは買取事業にもめちゃくちゃ便利なんですよ。
この記事では、買取事業の魅力やLステップを活用した運営の仕方について解説します!
ブラウニー
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せどらーから買取事業へのチャレンジ

前半の記事でも少し書きましたが、せどりの限界を感じた僕は事業拡大のため、2020年から買取事業(実店舗)へ舵を切りました。

買取屋を始める前に、まず「どこを自分の店舗の強みにするのか?」を考えたんです。そこで、大手の買取屋さんへの不満ポイントを探したところ、

「店頭に持って行ったけど買い取ってもらえず、しぶしぶ持ち帰った」
「買取金額が思った以上に安くて電車賃入れたら損してる」
「お店でめちゃくちゃ待たされた」

こういう声がたくさんあったんです。

なので「そういう不満がない店舗にしよう」と”事前査定”を強みにすることにしました。その”買取事前査定”や予約を、「お客様が使いやすいように簡略化したい。メールではなく普段馴染みのあるLINEで実現したい」と考えたのがLステップ導入の決め手です。

結果的に現金の手残りは増えたし、その分スタッフも雇いやすくなったので、自分の稼働時間も減りました。Lステップを活用したことで、余分な人件費を削減したり、売上を拡大したりできています。

買取屋ビジネスのすすめ

そもそも買取事業ってなんなの?というところや、メリット・デメリットをお伝えしていきます。

買取屋とは

せどりは「小売店から仕入れをして販売すること」がメインですよね。それに対して買取屋は「一般の消費者さんから直接買取をして販売するというお仕事です。せどりと違って中間業者がいないので、当然利益率は上がります。

ただし、せどりは好きな時に仕入れができますが、買取はお客様が品物を売ってくれないと仕入れができません。その点、仕入れの調整という意味ではせどりの方がやりやすい場合もあります。

最初のうちは、両方やって「足りなければせどりをやる。買取が多ければせどりはやらない」って形が良いかと思います。
ブラウニー
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買取屋のメリット

買取のメリットは金銭的なものだけではありません。社会的な信用ややりがいという点でも、せどりとは大きく違いがあります。特に実店舗を持っていると、その差はより顕著になります。

メリット
・利益率が良い
・お宝商品が出てくる
・お客様から感謝される
・1日の仕入れ量の天井がない
・実店舗があると信頼を得やすい
・仕入れをしなくても集まってくる
・転売ヤーではなく買取屋経営者と名乗れる(笑)

仕入れは出張買取以外を選べば自分で行かなくてもよいですし、1日の仕入れ量に上限がありません。また、小売店を挟まないため、利益率も上がりますし、バカ高いお宝商品に出会えることもあります。また、実店舗があることで、業者からもお客様からも信頼を得やすくなります。

冒頭でも書きましたが、お客様から感謝されるのに僕はめちゃくちゃ驚きました。
ブラウニー
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買取屋のデメリット

それに対して、もちろんデメリットもあります。

デメリット
・接客が必要
・汚いものもある
・クレカが使えない
・仕入れたい時に仕入れができない

接客に関しては、宅配買取のみにすれば最低限にすることも可能です。ただ、どうしても受付や本人確認などの際にメールやLINEでのやり取りは必要になります。

それから小売店を挟まないため、商品がヒドイ状態なこともあります(笑)また、せどりだと店舗・電脳問わず自分の都合で仕入れができますが、買取はお客様との調整が必要です。

ある程度時間が取れる方なら、副業でも買取にチャレンジすれば良いと思います。
ブラウニー
ブラウニー

買取は店頭に限らず、宅配買取や出張買取という選択肢もありますし、買い取る商材を絞れば十分に可能です。

買取屋の始め方

まずは買取屋の全体像を理解しておきましょう。せどりと買取だと以下のように工程が異なります。

●せどりのフロー
リサーチ→仕入れ→出品→販売
●買取のフロー
集客→査定→本人確認→買取→出品→販売

出品までの工程が若干多くなってますよね。「本人確認」と「集客」以外は、実はせどりとそこまで大きく変わりません。なので今回はそこに焦点を当てて解説していきます。

ステップ①:古物商許可証を取る

当然のことながら、買取事業には古物商許可証が必要です。取得には申請してからも少し時間がかかりますので、まずはじめにとっておきましょう。

ステップ②:本人確認のフローを把握する

集客をする前に、まず全体の工程を理解しておく必要があります。重要なのは「本人確認のフロー」です。盗品が売買されるのを防ぐために、買取には本人確認が欠かせません。

本人確認事項として定められている項目4つ
・住居
・氏名
・職業
・年齢

本人確認の方法は、身分証明書を使うものや電子署名のあるメールを使うものなど、さまざまです。対面と非対面それぞれ複数の方法があり、任意で確認手段を選ぶことができます。

買取の方法が対面か非対面かによって、本人確認の方法やフローや注意点は異なるんです。例えば宅配買取(非対面の買取)の場合の本人確認については、下記リンクから参照できます。

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/tetsuzuki/kobutsu/kaisetsu/hitaimen.html(警視庁HP)

ステップ③:集客の方法を確認

「集客なら広告やポスティングでしょ。」って思う方は多いですが、一番良いのは「身内」や「友達」から始めることです。最大の理由としては、コストがかからないからです。

また、サービスの品質アップの観点からもオススメです。身内や友達に喜んでもらえないなら、全く面識のないお客様に満足してもらえるわけがありません。

コストをかけて集客をする前に、まずは身内や友達に買取をさせてもらいましょう。本人確認のスムーズな方法などを練習させてもらい、感想や口コミをもらってブラッシュアップしていくと一番良いと思います。

それができて、自分の買取屋としての方向性がある程度見えてから、ポスティングやリスティング広告などのコストをかけた集客をしていきましょう。
ブラウニー
ブラウニー

Lステップ:スマートな買取事業の運営方法

お客様側が利用しやすく、スタッフ側も管理しやすいように僕は買取事業にLステップを導入しています。Lステップを活用することで、いつでも問い合わせに対応できたり、ある程度やり取りを自動化したりすることができています。

Lステップとは

Lステップは、LINE公式アカウントに接続する拡張機能みたいなツールです。

もしかすると「自動配信をしてDRMセールスなどに使うツール」というイメージがある方もいるかもしれませんね。でも実は、買取やリアルなビジネスとも非常に相性が良いのがLステップです。

これまで顧客名簿は、いろんな「連絡手段」に紐付けされてきました。最初は電話、その次はメール。今であれば、日本人の生活の基盤となっているのは「LINE」であることは間違いないでしょう。

そのため「LINEのアカウントに顧客情報を結びつけて顧客名簿にして管理していく」というのが現状では一番理にかなっていると思います。

そういった使い方をする上で、LINE公式アカウントだけの機能だけでは少し不十分なので、Lステップを利用しています。

LINE公式アカウントとどう違う?

Lステップには、顧客管理に便利な機能がたくさんあるんです。

出典: Lステップ公式ブログ(https://linestep.jp/2021/05/11/lstep-line-difference/)

例えば「お客様にフォームに入力して何かしら回答していただく」という場合を考えてみます。

LINE公式アカウントの機能としては存在していないので、Googleフォームなど外部の機能を用いるしかありません。そうなると、LINE公式アカウントの情報とGoogleフォームで情報の照らし合わせをする必要が出てきます。

「このLINEでやりとりしている人は、Googleフォームで入力してくれたうちどの人だろう?山田さん?佐藤さん?」

という風に、検索の必要が出てきますよね。Lステップを使うことで、そのフォームをLINE内に組み込み、フォームの回答とお客様のLINEアカウントに紐付けすることが可能になります。顧客管理が非常にやりやすくなるんですよね。

他にもたくさんの良い機能がありますが、全部書くと超大作になるのでこの辺で止めておきます。笑
ブラウニー
ブラウニー

Lステップのメリット

Lステップのメリットはざっくり以下のとおりです。

・コミュニケーション工数を減らせる
・顧客管理がしやすくなる
・お客様とのやり取りでの見落としがなくなる
・スタッフ間の状況の引き継ぎもやりやすくなる

顧客管理がしやすくなることは前述しましたが、他にも多々メリットがあります。特にコミュニケーションの工数が減らせるのは、スタッフ・お客様どちら側にもメリットが大きい部分だと言えるでしょう。

Lステップのデメリット

一方でデメリットもあります。

・月額コスト
・LINEへの依存
・Lステップへの依存

Lステップには月額がかかるので、使用している限りコストが掛かり続けます(月2,980円〜)。さらに、LINEにもLステップにも依存することになります。そのため仮に値上げなど改悪をされたとしても、それに従うしかなくなるのがデメリットです。

買取事業への活用

前述したデメリットもあるとはいえ、圧倒的にメリットが大きいので、僕はLステップを買取事業に活用して、以下のようなことをしています。

・事前の査定の情報を漏れなくいただく
・お客様の買取の依頼を自動で受け、接客も半自動化
・お客様が問い合わせしなくても、ご自身で調べられるような仕組み作り

事前査定や予約についてお客様とやり取りするにあたり、LINEで一件一件対応することも可能ですが

「住所を教えてください」
「ありがとうございます。郵便番号ももらえますか?」

みたいなやりとりは無駄だと思いました。スタッフの手数をなるべく減らす意味でも、Lステップはかなり役立っています。

LINEのリッチメニューも活用して、「お客様からのよくある質問」などもお客様自身でLINE上で解決できるようにできたのが良かったです。

例えば「壊れているもの」ってせどりやっている人だったら「売れるかもしれない」と調べますよね。でも、一般の消費者さんからしたらゴミだと思っている人がほとんどなので、問い合わせにすら行きつかないことが多いです。

そこで、あらかじめ「よくある質問」に「壊れているものも買取できる?」という項目を入れました。これを見て初めてお客様に「壊れているものはゴミじゃない」という認識が生まれるのかな。と考えたからです。当然、これを導入してからは壊れたものも買取に持ち込まれることが増えました。

ってことで、こんな方には導入をオススメします!
ブラウニー
ブラウニー

・すでに買取をやっている方
・買取時のコミュニケーションコストを減らしたい方
・管理ができていない方

買取が対面にしろ非対面にしろ、お客様とのコミュニケーションは必ず発生します。自分でやる必要のないところをある程度ツールにカバーして欲しい方はかなり助かると思います。

Lステップを導入したい方へ

「Lステップ良さそうだな!じゃあ明日から使ってみるぞ!」となっても、実はLステップの”中身”は空っぽです。

・フォーム作成
・ボタン作成
・顧客情報を入れる欄の作成

こういった部分は自分で作らなければならないので、通常は1ヶ月〜2ヶ月くらい構築期間が必要になります。

構築の流れとしてはこんな感じです。
ブラウニー
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企画→設計→構築→テスト→運用

各段階をカンタンに解説します。

企画:「何をやりたいのか?」を洗い出す
設計:「どうすればやりたいことを実現できるのか」を組み立てる
構築:実装していく
テスト:ちゃんと稼働するかどうかのテストをする
運用:実際に運用して集客をしていく

と、そこそこな工数が必要になります。

なもんで、実は一からやると結構大変です(笑)でも、一度構築してしまえばその後はかなり管理もラクになるし、顧客満足度も上がると思うのでオススメです!
ブラウニー
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おわりに

正直なところ、せどりでは一定の数字以上で拡大していくのに限界を感じていました。買取事業をスタートすることで、その限界を突破できたと思っています。

買取事業をするようになって一番びっくりしたのは、お客様からめちゃくちゃ「感謝」されるようになったことです。せどりではそんなことほぼなかったので、ここは大きな違いでした。

また、せどりではゲームとちょこっと本や家電程度でしたが、お客様が色々買取に持ってきてくださるので、商品知識の幅が広がりました。

他に変わったこととしては、とにかく周りからの見られ方が良くなりました(笑)それから、スタッフにも未来への希望を見てもらいやすくなったと思います。また、より一層「マーケティング」という目線で物事を見れるようになりました。

買取はせどりほど単純ではありません。やるなら最低でも半年〜1年くらいは気合いを入れて取り組まないと、うまくいかないと思います。やるならしっかり時間を作り、気合を入れて頑張ってください!応援しています!

助手
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ブラウニーさん、ありがとうございました!

博士
博士
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ブラウニー
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https://s.lmes.jp/landing-qr/1657152998-b8EwlDgK?uLand=Mzs47g

すでに買取事業を始めている方や、今後スタートさせる予定の方で

「Lステップ使いたいけど構築めんどくさい…」

っていう方には、僕が実際に半年間試行錯誤して作成し、今でも実際に買取店で活用している構築済みのテンプレートも販売しています。ご希望の方には、LINEでご連絡いただければ販売させていただきます。

また、Lステップから正規代理店の資格をもらっているので、ご自身で構築される場合も相談が可能です。その際は気軽にご連絡くださいね。

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