セラーリサーチは他のセラーの出品リストを基に利益商品を探す手法。電脳せどりはリサーチ対象の商品が膨大で利益商品を見つけるのは難易度が高いですが、セラーリサーチを使えば手間も時間も大幅に短縮しつつ比較的簡単に利益商品を見つけられます。
そこで本記事では、セラーリサーチのメリットや手順について解説していきます！効率的にリサーチするコツまで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
そもそもセラーリサーチとは、自分と同じECサイトで出品している他のセラー（出品者）が取り扱っているアイテムをチェックし、その商品から仕入れるものをリサーチする手法のことです。
他のセラーが出品しているということは、利益が期待できると判断されているということ。利益商品である可能性が高い商品に絞ってチェックできるのが、セラーリサーチ最大のメリットです。
さらにライバルセラーが出品している商品の分析を重ねると、安く仕入れるコツや仕入れ先の目利き力も養われます。セラーリサーチは、ライバルセラーの手法を真似するだけなので、どのような商品を出品したら良いかわからない初心者セラーにとっては取り組みやすいリサーチ方法と言えるでしょう。
それでは、セラーリサーチの手順を解説していきます！
まずは、仕入れ先のECモールから利益商品を1つピックアップしましょう。
先に利益商品を探すことで、その商品を出品している出品者一覧からセラーリサーチの対象となる人を見つけられます。
利益商品として適しているのは、主にこちらの条件を満たす商品です↓
今回は楽天市場のリサーチで見つけたこちらの栄養補助食品をピックアップしました。
利益商品をピックアップしたら、それを販売しているセラーを見ていきます。
その方法ですが、まずは商品の「カートに入れる」ボタン下に表示されている「新品〇件の出品」の部分をクリックしてください。
するとこちらのように、商品を販売しているセラーの一覧がズラッと表示されます。
ここからリサーチするセラーを選んでいきますが、まず注目すべきは評価数です。
まず評価数が50件以上のセラーは出品して間もない可能性が高く、参考にならない可能性があるため除外。そして評価数がかなり多いセラー（目安400以上）は、メーカーや卸から直接仕入れている可能性が高く、せどりのリサーチ対象にはなりません。よって基本的には、評価数が50〜400件の範囲内におさまっているセラーをピックアップしましょう。
リサーチするセラーが決まったら、販売元のリンクをクリックします。
詳細ページが表示されるので、店舗名のすぐ下の「〇〇のストアフロントにアクセスする」をクリックしましょう。
するとそのセラーが出品している商品の一覧が表示されるので、その中からリサーチする商品を選んでいきます。
ただし、ここで以下のような特徴がみられた場合は、そのセラーをリサーチ対象から外すのが無難です↓
これらに該当するセラーはメーカーから仕入れていたり自社商品を販売していたりする可能性が高いです。利益商品の参考にはならないので、他のセラーを探しましょう。
また、ストアフロントに表示されている商品価格はセラーが値付けした販売価格であり、一般的な商品ページの販売価格とズレていることがあります。一般の販売価格を調べたい場合は、クイックショップの「商品ページを見る」ボタンを押してチェックすると良いでしょう。
リサーチする商品が決まったら、次は仕入れ先だと考えられるショップの販売価格をチェックします。
電脳せどりによく使われる代表的な仕入れ先はこちら↓
今回は楽天市場での販売価格を参考に見ていきましょう。
楽天市場で同一商品をチェックすると、リサーチ時点では3パックが税込5,735円で販売されていました。
こちらの商品はスーパーDEAL対象商品であり、30％分のポイント還元を得られます。
通常還元やSPUで10％のポイント還元を得られると仮定すると、2パック分が2,294円で仕入れられるとわかりました！
仕入れ値が分かったら、粗利計算や細かな商品情報のチェックをして、通常通り仕入れ判断を行いましょう。
まず粗利については、FBAシュミレーターもしくはクイックショップへ仕入れ価格を入力すると、簡単にチェックできます↓
今回の場合なら、約489円の利益が得られると確認できました。
そして利益が出ると分かれば、Keepaやモノトレーサーなどの波形表示グラフも活用しつつ、ランキングや価格、出品者数の推移をチェックして「本当に売れるのか」や「価格変動のリスクがなさそうか」も必ず確認してください。
それらを調べたうえで「きちんと利益が出て、問題なく売れそうだ」と判断できた商品は、どんどん仕入れていきましょう！
セラーリサーチのやり方を学んだら実践あるのみです。ここでは電脳せどりのセラーリサーチをするうえで、おさえておきたい2つのコツについてお伝えしていきます。
まず、廃盤商品を取り扱っているセラーはリサーチ対象から外しましょう。
廃盤商品とは、すでに生産が終了していたり今後生産する予定がなかったりする商品のこと。廃盤商品の取り扱いが多いセラーは、実店舗から商品を仕入れて販売している「店舗せどり」を行っている可能性が高く、そもそも仕入れ方が異なるため電脳せどりに取り組む場合は参考になりません。
廃盤商品かを見極めるためにはある程度の商品知識も必要ですが、例えば家電などであればビックカメラやヨドバシカメラなどのオンラインサイトをチェックすると良いでしょう。商品名を検索し「廃盤終了」といった表示があれば、その商品は廃盤商品である可能性が高いと言えます。
出典：ビックカメラ.COM
電脳せどりのセラーリサーチを行うなら、店舗せどりの出品者ではなく、現行品を多く取り扱うセラーに注目してリサーチを進めてみてください！
そして優秀なセラーはリスト化し、あとで見返せるようにしておくのがおすすめです！
実力のあるセラーは継続的にどんどん利益商品を出品していくはずなので、追いかけておいて損はありません。定期的に確認し、利益商品を探すヒントにしていきましょう。
なお、リスト化する際はストアフロントのURL・セラーID・出品している「良い商品」をGoogleスプレッドシートやクラウド上のメモに控えておくといつでもどこでも見返せて便利です。
あわせて「この商品はポイント還元率が高いイベント開催時じゃないと利益が出ないな」「いつが仕入どき」など、商品ごとの特徴もまとめておくと今後の仕入れ判断をスムーズに進められるでしょう。
というわけで、優秀なセラーが取り扱っている商品を参考に何を仕入れるかを決められる「セラーリサーチ」を活用すれば、効率的に利益商品を探せます！
継続的にきちんと利益を得ているであろうセラーを参考にすることで、仕入れ判断のミスも防げるでしょう。今回お伝えした方法を参考に、利益商品をサクサク仕入れていってみてくださいね。
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