※本記事はアフィリエイト広告を利用しています。
プライベートブランド(PB)は、スーパーやコンビニだけの話ではありません。
Amazonで商品を売る物販セラーのあいだでも、せどりの次の一手として自分のブランドを持つ人が増えています。
この記事では、PBの基本から、せどりをしている人が自分のブランドを立ち上げるまでの8つのステップを解説します。

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プライベートブランド(PB)は、スーパーやコンビニだけの話ではありません。
Amazonで商品を売る物販セラーのあいだでも、せどりの次の一手として自分のブランドを持つ人が増えています。
この記事では、PBの基本から、せどりをしている人が自分のブランドを立ち上げるまでの8つのステップを解説します。


ここでは、PBという言葉の意味と、よく一緒に出てくる言葉との関係を解説します。
普段のせどりで扱っている商品と何が違うのかも、あわせて見ていきましょう。

プライベートブランドとは、商品を売る側が自分で企画し、製造は工場に任せて自社のブランド名で販売する商品のことです。
英語の「Private Brand」の頭文字を取って、PBと略されます。
もともとは、商品を作らずに仕入れて売るだけだったスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの小売店が始めた仕組みでした。店は「どんな商品を、いくらで売るか」を決めることに集中し、実際に作る工程は食品メーカーや工場に委託しています。
身近な例がセブン‐イレブンなどで売られている「セブンプレミアム」で、2024年度の年間売上は1兆5,000億円を超え、年間10億円以上売れた商品は315品目にのぼります。
ただし、企画して工場に作ってもらうという形そのものは、大手でなければ取れないものではありません。自分で工場を持たない個人や小さな会社でも、同じ分担で自分のブランドの商品を作れます。
PBの本質は、会社の規模ではなく「企画と販売は自分、製造は工場」という役割の分け方にあると考えてください。
参考:セブン&アイ・ホールディングス公式:「『セブンプレミアム』年間売上金額が初の1兆5000億円を突破」

PBとよく比べられるのがNB(ナショナルブランド)で、両者のいちばん大きな違いは、誰が商品を企画して値段の主導権を握っているかにあります。
NBは、メーカーが企画から製造、広告までを自社で行い、全国の店に卸して販売する商品のことです。
せどりで仕入れている家電や日用品、おもちゃの多くはNBにあたります。NBでは、仕入れ値も商品の仕様もパッケージもメーカーが決めているため、売る側が変えられるのは販売価格だけです。
しかも同じNBを何人もの物販セラーが売っているので、販売価格も結局はほかの出品者との比べ合いで決まってしまいます。
一方のPBは、仕様やパッケージを自分で決め、同じ商品を売っているのは基本的に自分だけです。そのため、原価に対していくら利益を乗せるかを、自分の判断で決められます。
せどりで扱うNBが「他人が決めた商品を安く仕入れて売る」ものだとすれば、PBは「自分で決めた商品を自分の値段で売る」ものだといえます。

PBについて調べるとOEMやODMという言葉が必ず出てきますが、これらはブランドの種類ではなく、商品の作り方を表す言葉です。
混同しやすい3つの言葉は、それぞれ次のような意味で使われています。
この3つのうち、PBだけが「売られている商品」を指し、OEMとODMはその商品を「どうやって作るか」を指しています。物販の世界で「中国OEMを始めた」「OEM商品を売っている」と言われる場合、中身はほぼPBの話だと考えて差し支えありません。
OEMとODMは、商品の中身を誰が考えるかで分かれ、OEMは自分で決めた仕様を工場に伝えて作ってもらうのに対し、ODMは工場がすでに持っている設計や試作品を土台に、ブランド名やパッケージを自分のものに変えて仕上げます。
ほかに、スーパーなどが使う「SB(ストアブランド)」という言葉もありますが、実務上はPBとほぼ同じ意味で使われています。
言葉に迷ったら、PBは「商品」、OEMとODMは「作り方」と覚えておけば混乱しません。

Amazonで見かける聞き慣れないブランドの商品がPBかどうかは、商品ページの出品者とブランドの表示を確かめれば、ほぼ見分けられます。
スマホスタンドやケーブル、収納グッズ、キッチン小物などのカテゴリーでは、家電量販店では見かけないカタカナや英字のブランドが、検索結果の上位の多くを占めています。
こうしたブランドの多くは個人や小さな会社が作ったPBで、商品ページの次の4か所を見ると判断できます。
1〜3が当てはまれば、そのブランドの持ち主が自分で商品ページを作り、自分だけで販売しているPBだと判断できます。3の専用ストアはAmazonブランド登録をしたブランドだけが作れるため、商標まで押さえた本格的なPBである可能性が高くなります。
4が当てはまる場合は、中国などの同じ工場で作られた既製品に、販売者それぞれが自分のブランド名を付けて売っていると考えられます。
こうした商品ページは、自分でPBを作ったときに同じ検索結果で競うことになる相手であり、商品選びの手本にもなります。
参考:Amazon出品サービス公式:「Amazonブランド登録する方法やメリットを紹介します」

ここまでの違いを、PB、NB、せどりで仕入れた商品の3つで並べると、立場の違いがはっきり見えてきます。
比べる観点は、誰が企画するか、売値を誰がどう決めるか、同じ商品を何人が売るかの3つを軸にしています。
| 比べる観点 | PB(自分のブランド) | NB(メーカーのブランド) | せどりで仕入れた商品 |
|---|---|---|---|
| 商品を企画する人 | 売る人自身 | メーカー | メーカー |
| 作る人 | 委託先の工場 | メーカー(または委託先) | メーカー |
| 同じ商品ページで売る人数 | 基本的に自分だけ | 多数の小売店・セラー | 多数のセラー |
| 売値の決まり方 | 自分で決めやすい | 相場とメーカーの方針に左右される | ライバルとの価格競争で決まりやすい |
| 在庫の持ち方 | 最低ロット分をまとめて発注 | 小売は必要な分を仕入れる | 仕入れられた分だけ |
| 商品への責任 | 自分が負う | メーカーが負う | 基本的にメーカーが負う |
この表からわかるのは、PBは売値を自分で決めやすい代わりに、在庫と商品の責任を自分で引き受けるビジネスだということです。
せどりが「目利きで仕入れて売る」仕事なら、PBは「商品を作って育てる」仕事であり、同じ物販でも求められる役割が変わります。

せどりから自分のブランドへ移る人には、現場でぶつかった悩みが共通しています。
ここでは、物販セラーがPBを始める代表的な理由を5つ紹介します。

PBを始める一番の理由は、1円単位の値下げ合戦から抜け出せることにあります。
Amazonでは、同じ商品は1つの商品ページにまとめられ、複数の出品者がそのページに並んで販売する仕組みになっています。
せどりで仕入れた商品は、ほかの出品者と同じページで売るため、カートボックスを取るには価格を合わせるしかありません。利益の出る商品ほど出品者が増え、気づけば仕入れ値ぎりぎりまで価格が下がっていた、という経験を持つ物販セラーも少なくありません。
自分のPBであれば、商品ページを作ったのも、その商品を仕入れられるのも自分だけです。価格を下げる理由がなくなり、原価と売れ行きを見ながら売値を決められます。
さらに、ブランド名で商標を取ってAmazonブランド登録をすれば、自分の商品ページに偽物や無断の出品が入り込んだときに、Amazonへ申告するための専用ツールが使えるようになります。
価格を相場に合わせるのではなく、自分で決められるようになることが、PBに移る最大の動機です。
参考:Amazon出品サービス公式:「Amazonブランド登録する方法やメリットを紹介します」
▼相乗り出品に関しては、こちらの記事もチェック!▼

せどりで売れていた商品が、ある日突然出品できなくなる悩みから解放されることも、PBを始める大きな理由です。
Amazonでは、ブランドやカテゴリーによって、出品するのに事前の許可が必要になる「出品制限」がかかっている商品があります。
制限がかかった商品を出品するには、メーカーや正規代理店が発行した請求書の提出を求められることが多く、店舗で買ったレシートでは認められないケースがほとんどです。昨日まで利益の柱だった商品が、翌日には在庫を抱えたまま出品できなくなる、ということも実際に起きています。
メーカーが自社の販売価格を守るために、転売品の出品を知的財産権の侵害として申告してくることもあります。せどりをしている限り、売れる商品が売れ続けるかどうかは、自分ではコントロールできません。
PBなら、ブランドの持ち主は自分自身なので、ほかの誰かの判断で自分の商品が売れなくなる心配は大きく減ります。
仕入れ先や他人の都合で売上が左右されない状態を作れる点は、せどりを長く続けてきた人ほど強く感じる利点です。

PBは一度売れる商品ができれば同じ商品を繰り返し発注できるため、毎日のように利益商品を探し続ける生活から抜け出せます。
せどりの利益は、仕入れた商品を売り切った時点でいったんリセットされます。
次の月も同じだけ稼ぐには、また店舗を回ったりネットショップを探したりして、利益の出る商品を見つけなければなりません。何軒も店を回って、利益の出る商品が数点しか見つからない日があるのも、せどりではよくある話です。
PBでは、売れた分だけ工場に追加で発注すれば、同じ商品をまた売れます。リサーチの手間がかかるのは商品を企画する最初の段階で、軌道に乗ってからは在庫の補充と改善が主な作業になります。
もちろん、PBでも次の商品を企画するためのリサーチは必要ですが、その目的は「今日仕入れる商品」を探すことから「半年売り続ける商品」を探すことに変わります。
時間を切り売りするような仕入れから、売れる商品を積み上げていく働き方に変えたいという人に、PBは向いています。

PBの商品ページについたレビューと販売実績は、ブランドの持ち主である自分の資産として積み上がっていきます。
せどりの場合、商品ページのレビューはメーカーの商品に対する評価であり、どれだけ売っても出品者の手元には何も残りません。
PBでは、購入者が書いたレビューはすべて自分の商品への評価です。星の数やレビュー件数が増えるほど検索結果で選ばれやすくなり、同じ広告費でも売れる数が変わってきます。
レビューで指摘された不満を次の改良に生かせば、商品そのものの完成度も上がっていきます。同じブランド名で2つ目の商品を出したときには、1つ目の商品で集めた評価を見て、ブランドを信頼して買ってくれる購入者も出てきます。
売れば売るほど次の販売が楽になっていく点が、売り切りのせどりとの根本的な違いです。

以前は大量発注が当たり前だった商品づくりも、今は小さな数量から工場に頼めるようになり、個人の物販セラーでもPBに手が届くようになりました。
かつて自社ブランドの商品を作るには、数千個単位の発注と、それに見合う大きな資金が必要だと考えられていました。
今は、中国の卸売サイト「アリババ(Alibaba.com)」や「1688」を使えば、既製品にロゴを入れる程度の小さなカスタマイズを数百個単位で請け負ってくれる工場を探せます。国内でも、化粧品や雑貨、アパレルなどで、小ロットのOEMを受け付けるメーカーが増えています。
Amazon側でも、FBAを使えば保管から発送、返品対応までを任せられるため、個人で倉庫や発送スタッフを抱える必要はありません。
せどりで仕入れ資金を回してきた人であれば、最初の1商品に必要な数十万円規模の資金は、現実的に用意できる範囲に入ってくるはずです。
「大企業のもの」だったPBが、せどりの延長で手を伸ばせる選択肢になったことが、始める人が増えている背景にあります。

PBにはせどりとは違う種類のリスクがあり、始める前に知っておくかどうかで失敗の大きさが変わります。
ここでは、物販セラーが実際につまずきやすい5つのデメリットを紹介します。

PBでは、工場が決めた最小ロット(最低発注数)の分だけ、売れるかどうか分からない在庫を先にまとめて買うことになります。
せどりなら1個から仕入れて売れ行きを試せますが、工場への発注ではそうはいきません。
中国の工場では、ロゴ入れやパッケージ変更を伴う発注の最低数が数百個に設定されているケースが多く見られます。たとえば1個あたりの原価が送料込みで800円、最低ロットが300個なら、最初の発注だけで24万円が在庫に変わる計算です。
この在庫が思うように売れなければ、値下げして処分するか、FBAの保管手数料を払いながら抱え続けるしかありません。
個人ブログやXでも、「初回ロットが半年経っても半分以上残った」という失敗談は珍しくありません。
最小ロット分の在庫を売り切れなくても生活や仕入れに響かない金額で、最初の1商品を始めることが大切です。

PBの商品ページは、出品した直後はレビューも販売実績もゼロなので、広告を使わなければほとんど誰の目にも触れません。
せどりでは、すでにメーカーが作った知名度と売れている商品ページに乗って販売できます。
一方、PBは検索結果の何ページも後ろからのスタートになるため、多くの物販セラーはAmazonの「スポンサープロダクト広告」を使って、検索結果の上位に商品を表示させます。この広告は、商品がクリックされるたびに費用がかかるクリック課金型で、1クリックの単価はカテゴリーやライバル商品の多さによって大きく変わります。
発売から数か月は、広告費が利益を上回る赤字の状態が続くことも珍しくありません。
この期間の広告費を「商品を知ってもらうための投資」と割り切れるかどうかが、PBを続けられるかの分かれ目になります。
発売直後の数か月は利益が出ない前提で、広告費を含めた資金計画を立てておきましょう。

自分のブランド名を付けて売る以上、商品の欠陥でけがや事故が起きたときに、損害賠償の責任を負う立場になります。
商品の欠陥による被害について定めた製造物責任法(PL法)では、責任を負う「製造業者等」に、実際に作った工場だけでなく、次のような人も含まれています。
つまり、中国の工場で作った商品であっても、自分のブランドで輸入して売れば、購入者に対して責任を負うのは自分です。
せどりで仕入れたNBであれば、この責任は基本的にメーカーが負います。特に、充電器やモバイルバッテリーのような発火のおそれがある商品や、子どもが口に入れる可能性のある商品は、事故が起きたときの賠償額も大きくなりかねません。
万が一に備えて生産物賠償責任保険(PL保険)への加入を検討し、事故のリスクが高い商品はそもそも最初の商品に選ばないことが確実です。
参考:e-Gov法令検索:「製造物責任法」

ブランド名を商標として登録しないまま販売を続けると、売れ始めたタイミングで第三者に同じ名前を先に登録され、自分のブランド名が使えなくなるおそれがあります。
日本の商標は、先に使っていた人ではなく、先に特許庁へ出願した人に権利が与えられる仕組みです。
PBが売れ始めると、その名前を見つけた第三者が先に商標を出願してしまうケースがあります。相手に権利が認められれば、自分の商品ページがAmazonに知的財産権の侵害として申告され、ブランド名の変更やパッケージの作り直しを迫られかねません。
商標がなければAmazonブランド登録もできないため、自分の商品ページに入り込んだ無断の出品者に対抗する手段も限られてしまいます。
商標の費用はブランド名1つにつき数万円程度で、最初にかかる在庫や広告の費用と比べれば大きな負担ではありません。
PBにとって、商標はあとから考えるオプションではなく、商品を売り出す前に必ず手を打っておくべき前提条件になります。
▼Amazonのブランド保護に関しては、こちらの記事もチェック!▼

PBは、工場に代金を払ってから売上が口座に入るまでの期間が長く、そのあいだ手元の資金が商品に変わったまま動かなくなります。
せどりなら、今日仕入れた商品をFBAに送り、早ければ数週間で現金に戻せます。
一方、中国の工場に発注する場合、発注時に代金の一部を前払いし、出荷前に残りを支払う取引が一般的です。そこから製造に数週間、船便での輸送に数週間、FBA倉庫での受領にさらに時間がかかり、実際に販売が始まるのは発注から2〜3か月後になることもあります。
販売が始まっても、初回ロットを売り切るまでにはさらに数か月かかるため、最初の発注から資金が全額戻るまでに半年近くかかるケースも珍しくありません。
その間もせどりの仕入れ資金は必要なので、PBに回す資金とせどりの資金を分けて管理しておかないと、どちらも止まってしまいます。
PBを始める前に、在庫・広告・生活費を含めて半年分の資金繰りを試算しておくのが落ち着きどころです。
工場への前払いやFBAの手数料が重なるPBの資金管理には、物販に特化した記帳代行「RESTA」が頼りになります。
Amazonやヤフショ、メルカリなど複数モールの取引と手数料をまとめて処理し、提携する税理士法人と確定申告まで対応してくれます。
LINEから無料で見積もりや資料請求ができるので、相談だけでも気軽に始められます。

PBの成否は、どの商品を選ぶかでかなりの部分が決まります。
ここでは、初めてのPBで選びたい商品に共通する5つの特徴を紹介します。

初めてのPBには、FBAの手数料や保管料が安く済む、小さくて軽い商品を選ぶのが基本です。
FBAの配送代行手数料は、商品を梱包したあとの大きさと重さによってサイズ区分が決まり、区分が大きくなるほど1個あたりの手数料が上がります。
区分の入り口にあたる2つのサイズは、次のとおりです。
これより大きな商品は、3辺の合計と重さに応じて、さらに上の区分に分かれていきます。
サイズ区分が1つ上がるだけで1個あたりの手数料が数十円単位で増えるため、単価の安い商品ほど利益への影響が大きくなります。体積の大きい商品は、中国から日本への輸送費も重さや容積で決まるため、原価の段階から利益を削ってしまいます。
具体的には、次のような商品が小型・標準サイズに収めやすく、最初のPBの候補になります。
| 商品の例 | 梱包後の大きさ・重さの目安 | 収めやすいサイズ区分 |
|---|---|---|
| スマホリング・ケーブルホルダー | 薄い袋入りで100g未満 | 小型 |
| 折りたたみスマホスタンド | 厚さ2cm前後の箱で150〜250g | 小型〜標準 |
| デスク用のケーブル収納クリップ | 平たい箱で100〜200g | 小型〜標準 |
| 衣類用の圧縮袋・収納ポーチ | 畳んで袋入りで300g前後 | 標準 |
| 靴下・アームカバーなどの布小物 | 袋入りで100〜200g | 小型〜標準 |
いずれも、ポストに入る程度の大きさで重さが数百グラム以内に収まり、法律上の届出がいらないジャンルに入る点も共通しています。
大きさと重さを梱包後の状態で見積もり、小型か標準の区分に収まる商品から検討するのが、手数料で利益を失わないための近道です。
参考:Amazon出品サービス公式:「料金プラン、配送手数料、料金シミュレーター」

最初のPBでは、販売や輸入に届出、検査、許可が必要になる商品は避けたほうが安全です。
商品のジャンルによっては、自分のブランドで輸入して売るだけで、法律上の義務を負う立場になります。
特に注意したいのは、次の4つのジャンルです。
| 商品ジャンル | 関係する法律 | PBで必要になること |
|---|---|---|
| 家電・充電器・モバイルバッテリー | 電気用品安全法 | 輸入する事業者としての届出と、「PSEマーク」の表示 |
| 食品・食器・調理器具・食品の容器 | 食品衛生法 | 販売目的で輸入するたびに、厚生労働大臣への届出 |
| 化粧品・シャンプー | 医薬品医療機器等法(薬機法) | 自分で輸入して売る場合は、製造販売業の許可 |
| ワイヤレスイヤホン・Bluetooth機器 | 電波法 | 「技適マーク」の取得(ない機器は国内で使うと違法になる) |
これらの商品は、せどりで仕入れる分にはメーカー側が手続きを済ませていますが、PBでは自分がその手続きを負うことになります。
手続きを知らないまま販売し、Amazonから出品を止められたり、購入者から通報されたりする失敗談は、中国輸入の世界では毎年のように聞かれます。
収納グッズやスマホスタンド、アウトドアの小物のように、法律上の手続きがいらない商品で経験を積んでから、規制のあるジャンルに進むのが確実です。
参考:e-Gov法令検索:「電気用品安全法」
参考:e-Gov法令検索:「食品衛生法」

PBでは、ガラスや陶器のように配送中に割れやすい商品は、初めのうちは選ばないほうが無難です。
壊れやすい商品は、工場からFBA倉庫、倉庫から購入者と、何度も運ばれるあいだに破損するリスクを抱えています。
購入者の手元で割れていれば、返品や返金の対応が必要になるうえ、「届いたら割れていた」という星1つのレビューがつきやすくなります。発売直後でレビューが少ない時期にこうした評価がつくと、それだけで商品ページの印象が大きく悪くなります。
壊れないように梱包を厚くすれば、今度は梱包サイズが大きくなり、FBAの手数料や輸送費が上がります。
電子部品を含む商品も、見た目に傷がなくても初期不良が一定の割合で出るため、検品や交換対応の手間が増えます。
布製品や樹脂製品など、落としても割れない素材の商品を選ぶことで、返品とレビューのトラブルを大きく減らせます。

初めてのPBは、夏だけ、冬だけ売れる季節商品ではなく、一年を通して安定して売れる商品を選ぶのが基本です。
季節商品は、売れる時期を逃すと在庫が次のシーズンまで動かなくなります。
たとえば冷感グッズを最小ロットで発注し、工場の生産と船便の輸送で2〜3か月かかった結果、FBA倉庫に届いたのが8月の終わりだった、というのはよくある失敗です。売れ残った在庫は翌年まで保管することになり、保管手数料が1年近くかかり続けます。
FBAの在庫保管手数料は商品の体積と保管日数で計算され、小型・標準サイズの場合、1月〜9月は1,000cm³あたり月5.676円ですが、10月〜12月は10.087円と2倍近くに上がるため、冬を越す在庫はとくに負担が重くなります。
一年中売れる商品であれば、多少発注のタイミングがずれても、そのまま販売を始められます。
ランキングの推移を1年分さかのぼって確認し、特定の月だけ売れているような商品は、最初の1商品から外しておくと安心です。
参考:Amazon出品サービス公式:「料金プラン、配送手数料、料金シミュレーター」

PBで勝ちやすいのは、売れているのにレビューで同じ不満が繰り返し書かれている商品です。
売れているということは需要があり、不満が多いということは、それを解消した商品に乗り換えたい購入者がいるということでもあります。
たとえば「すぐに折れる」「サイズが表示より小さい」「説明書が中国語だけ」といった不満が、星1〜3のレビューに何件も並んでいる商品を探します。こうした不満は、素材を変える、サイズを明記する、日本語の説明書を付けるといった改良で解消できることが多いものです。
逆に、レビューの評価がすでに高く、不満らしい不満が見当たらない商品は、後から同じような商品を出しても選ばれる理由を作れません。
改良のポイントが見つかれば、商品ページでも「〇〇が壊れにくくなりました」と具体的に打ち出せます。
「売れている」と「不満がある」の両方がそろった商品こそ、後発のPBでも入り込む余地があるといえます。

PBの作り方は、どこまで商品に手を加えるかによって、費用も手間も大きく変わります。
ここでは、せどりから始める人が選べる4つの作り方を、かかる費用とあわせて紹介します。

もっとも手軽に始められるのが、工場がすでに作っている既製品に、自分のブランドのロゴやパッケージを付けてもらう簡易OEMです。
商品の形や機能はそのままなので、新しく設計する必要がなく、工場とのやり取りも最小限で済みます。
具体的には、アリババや1688に出品されている商品の中から候補を選び、ロゴの印刷や刻印、オリジナルの箱やタグへの変更を依頼します。ロゴ入れの最低数は数百個程度に設定されている工場が多く、商品によっては100個前後から受け付けてくれるところもあります。
費用は、原価の安い小物であれば、商品代とロゴ入れ、国際送料を合わせて数万円〜十数万円程度から始められるケースがあります。
一方で、中身はほかの販売者も仕入れられる既製品なので、同じ工場の商品が別のブランド名で売られていることも珍しくありません。
まずは商標とブランド登録、FBA納品までの流れを一通り経験したい人が、最初の1商品として選ぶのに向いたパターンです。

品質の安定と日本語でのやり取りを重視するなら、小ロットに対応している国内のOEMメーカーに依頼する方法があります。
化粧品、サプリメント、アパレル、革小物、タオルなどのジャンルでは、個人や小さな会社からの依頼を受け付けている国内メーカーが数多くあります。
国内メーカーの強みは、仕様の相談から試作、表示のルールまでを日本語で詰められることです。化粧品のように法律上の許可が必要な商品でも、許可を持つメーカーが製造販売元になることで、販売者は自分のブランドとして売り出せます。
その代わり、1個あたりの原価は中国の工場より高くなりやすく、初期費用は数十万円以上を見込んでおく必要があります。
アパレルなら数十枚から、化粧品なら数百個からといったように、最低ロットはジャンルとメーカーによって大きく変わります。
原価が高くても品質やストーリーで高めの価格をつけられる商品を作りたい人には、国内OEMが有力な選択肢になります。

原価を抑えて利益率を高くしたいなら、中国の工場に仕様を伝えて作ってもらう中国輸入OEMが、物販セラーのあいだで最も広く使われている方法です。
工場を探す場所は、主に2つあります。
1つは海外の買い手向けに英語で取引できる「アリババ(Alibaba.com)」、もう1つは中国国内向けの卸売サイト「1688」です。1688は価格が安い反面、中国語でのやり取りと中国国内での受け取りが前提になるため、日本の輸入代行業者を通して発注するのが一般的です。
簡易OEMとの違いは、素材や色、サイズ、付属品などの仕様まで自分で指定して、レビューの不満を解消した商品を作れる点にあります。
費用は、商品代に加えて、サンプル代、国際送料、関税や消費税、代行業者の手数料がかかり、最初の1商品で数十万円規模になるケースが多く見られます。
コストと改良の自由度のバランスがよく、物販の経験を生かして本格的にPBを育てたい人の本命になるパターンです。
▼中国OEMに関しては、こちらの記事もチェック!▼

商品の設計や開発のノウハウがなくても独自性のある商品を作りたい場合は、企画から工場に任せるODMという方法もあります。
ODMでは、工場がすでに持っている設計や試作品をもとに、機能やデザインを調整して自分のブランドの商品に仕上げてもらいます。
家電や美容機器、サプリメントのように、設計や処方に専門知識が必要なジャンルで使われることが多い方法です。工場側の技術や試験の実績を借りられるため、個人では作れない水準の商品を出せる可能性があります。
一方で、開発費や金型代がかかる場合があり、費用は数十万円から数百万円と、4つのパターンの中で最も高くなりがちです。
また、同じ設計を工場がほかの依頼主にも提供していることがあり、完全に自分だけの商品になるとは限りません。
簡易OEMや中国輸入OEMで1〜2商品の経験を積み、資金にも余裕ができてから検討するのが現実的な順番です。
どのパターンでPBを作るにしても、Amazonとは別にブランドの公式ショップを持つなら「BASE」が手軽です。
専門知識がなくてもデザインテンプレートを選ぶだけでネットショップを開けるため、商品ページやブランドの紹介をまとめて発信できます。
無料でショップを開設できるので、まずは作ってみてから使い方を考えられます。

PBの立ち上げは、商品選びから商標、製造、Amazonでの販売開始まで、いくつもの作業が関係し合っています。
ここでは、中国輸入OEMでAmazonに出品する流れを例に、せどりをしている人がPBを立ち上げるまでの8つのステップを解説します。

最初のステップは、PBに向いている商品の特徴を持つ候補の中から、実際に売れている商品を販売データで絞り込むことです。
候補を探すときは、Amazonで思いつくキーワードを検索し、上位に並んでいるPBの商品ページを1つずつ確認していきます。
見るべきポイントは、次の4つです。
せどりで使っているリサーチツールの多くは、ランキングの推移から月間の販売個数の目安を出してくれるため、PBの商品探しにもそのまま使えます。
売れている商品が多いほど需要は確かですが、上位を大手メーカーのNBばかりが占めているジャンルは、PBが入り込むのが難しくなります。上位にPBが複数並び、それぞれが一定数売れているジャンルが、後から参入しやすい狙い目です。
候補は1つに決め打ちせず、3〜5商品ほどに絞ってから、次のレビュー分析に進むのが確実です。
月間の販売個数やランキングの推移を候補ごとに確かめるなら、無料のChrome拡張機能「モノトレーサー」が便利です。
Amazonの商品ページ上で、バリエーション別の販売データやセラーごとのカート取得率、月間販売個数のチャートをすぐに確認できます。
Chromeに追加するだけで無料で使えるので、商品リサーチの手間を今日から減らせます。

候補の商品が決まったら、上位の商品についた低評価のレビューを読み込み、自分のPBで何を改善するかを決めます。
改善点がないまま同じ商品を出しても、レビューも実績もない後発のPBが選ばれる理由はありません。
作業は、上位3〜5商品のレビューを星1〜3に絞って読み、不満の内容をスプレッドシートに書き出していく形で進めます。「壊れた」「小さい」「においがする」のように、不満を短い言葉に分類していくと、何度も出てくる不満が浮かび上がってきます。
複数の商品で同じ不満が繰り返されていれば、それはその商品ジャンル全体の弱点であり、解消すれば自分の商品の強みになります。
改善点が決まったら、「素材を〇〇に変える」「付属品に〇〇を加える」のように、工場に伝えられる仕様の形に言い換えておきます。
レビューの不満を仕様に落とし込んだメモが、このあと工場とやり取りするときの発注書の土台になります。

商品の方向性が固まったら、ブランド名を決め、製造を始める前に特許庁へ商標を出願しておきます。
商標の審査には時間がかかるため、商品の完成を待ってから出願すると、販売開始に間に合いません。
ブランド名の候補が決まったら、特許庁が無料で公開しているデータベース「J-PlatPat」で、同じ名前や似た名前がすでに登録されていないかを確認します。出願の際には、商標を使う商品やサービスの分野を「区分」で指定し、区分の数に応じて費用がかかります。
特許庁に払う費用は、次のとおりです。
1区分で10年分を一括で払う場合、特許庁に払う費用は合計44,900円で、弁理士や出願サービスに依頼すればその手数料が加わります。
審査には数か月から1年ほどかかりますが、Amazonブランド登録は出願中の商標でも申請できるため、出願さえ済ませておけば販売開始に合わせて登録を進められます。
商標の出願は、商品づくりと並行して真っ先に済ませておくべき作業だと考えてください。
参考:特許庁公式:「産業財産権関係料金一覧」
参考:Amazon出品サービス公式:「Amazonブランド登録する方法やメリットを紹介します」

ブランド名を出願したら、商品やパッケージに入れるロゴと、パッケージのデザインを用意します。
ロゴは、Amazonブランド登録の申請でも必要になる大切な素材です。
ブランド登録の申請では、ブランドの商標が商品本体かパッケージに表示されていることを示す画像の提出を求められます。そのため、ロゴは工場に発注する前に完成させ、商品かパッケージのどちらかに必ず入るようにしておく必要があります。
デザインの経験がなければ、スキルマーケットでロゴデザイナーやパッケージデザイナーに依頼するのが手軽です。依頼の際は、商標で出願した文字とロゴの表記を一致させ、工場が印刷に使えるデータ形式で納品してもらうことを伝えておきます。
パッケージには、ブランド名のほかに、販売者の名前や連絡先、商品の説明などを日本語で入れておくと、購入者の安心感にもつながります。
ロゴとパッケージは、商標、ブランド登録、工場への発注のすべてに関わるため、発注前に確定させておくことが大切です。
参考:Amazon出品サービス公式:「Amazonブランド登録する方法やメリットを紹介します」
Amazonブランド登録の申請にも使うロゴとパッケージは、スキルマーケット「ココナラ」でデザイナーに依頼できます。
出品しているデザイナーの実績や価格を比べて選べるため、予算に合わせてロゴ制作やパッケージデザインを発注できます。
会員登録は無料なので、まずはどんなデザイナーがいるのかを見るところから始められます。

発注先の候補となる工場が見つかったら、いきなり量産を頼まず、必ず複数の工場からサンプルを取り寄せて比べます。
商品ページの写真や工場の説明だけでは、実際の品質や仕上がりは分かりません。
アリババや1688で、条件に合う工場を3社ほど選び、それぞれにサンプルを依頼します。サンプル代と国際送料は、小物であれば1社あたり数千円程度で済むことが多く、この段階の出費を惜しむと、量産後に何百個もの不良在庫を抱えることになりかねません。
届いたサンプルでは、次の点を確認します。
問題が見つかった場合は、修正点を伝えて2回目のサンプルを作ってもらい、納得できる状態になってから量産に進みます。
物販を続けている人の多くは、サンプルの段階で工場の対応の早さや誠実さも見ており、その印象はそのまま量産後のトラブル対応にも表れます。
サンプルで仕上がりと工場の対応の両方を確かめてから発注先を決めるのが、PBで失敗しないための鉄則です。

量産を発注する前に、自分のブランドの商品に付けるJANコード(バーコード)を取得しておきます。
JANコードは、国内外で商品を識別するための番号で、Amazonで新しい商品ページを作るときにも入力を求められます。
自分のブランドのJANコードを作るには、流通システム開発センター(GS1 Japan)に「GS1事業者コード」を申請します。申請料は事業者全体の年間売上高と支払年数によって決まり、年間売上高が1億円未満の場合、3年払いなら初期申請料11,000円と登録管理費16,500円を合わせて27,500円です。
事業者コードが発行されたら、そのコードに続けて商品ごとの番号を自分で割り振り、JANコードを作ります。
Amazonには、JANコードを持たない商品のための免除申請の仕組みもありますが、楽天市場やYahoo!ショッピング、実店舗への卸まで考えるなら、最初から取得しておいたほうがあとで困りません。
作ったJANコードはパッケージのデザインに入れて工場に伝えるため、量産を発注する前に取得を済ませておくのが確実です。
参考:GS1 Japan公式:「GS1事業者コードの新規登録手続き」

サンプルとJANコードの準備が整ったら、初回ロットを発注し、日本に届いた商品をFBA倉庫へ納品します。
初回ロットは、売れ行きを確かめるための数量と考え、工場が受け付ける最低ロットに近い数から始めるのが基本です。
中国の工場に発注した商品は、輸入代行業者の倉庫で検品を受けてから、船便か航空便で日本へ送られます。輸入代行業者の中には、日本の自宅を経由せず、FBA倉庫へ直接納品してくれるサービスを用意しているところもあります。
Amazon側の作業は、次のとおりです。
商品ページの画像と説明文は、発売後の売れ行きを大きく左右するため、STEP②で見つけた改善点を画像の中でも分かるように伝えます。
発注から納品までの流れが一度つかめれば、2回目以降の追加発注は同じ手順を繰り返すだけになります。
参考:Amazon出品サービス公式:「料金プラン、配送手数料、料金シミュレーター」
中国の工場への発注からFBA納品までの流れを一気に身につけたいなら、「Amazon中国輸入 7days ブートキャンプ」が近道です。
中国輸入でAmazon販売を始めるまでの流れを7日間のプログラムにまとめて学べるため、発注や輸入の段取りを抜け漏れなく実践に移せます。
講座の内容は販売ページで事前に確認できるので、自分に合うかを見てから申し込めます。

FBAへの納品と並行してAmazonブランド登録を申請し、販売開始に合わせて広告で商品を知ってもらう段階に入ります。
Amazonブランド登録は無料で申請でき、申請から約1〜2週間で登録できるかどうかが決まります。
申請に必要なのは、次の2つです。
登録が済むと、自分の商品ページに画像つきの説明を加える「商品紹介コンテンツ」、ブランド専用のページを作れる「ストア」、発売直後の商品のレビューを集める「Amazon Vine」などが使えるようになります。
販売開始直後は、スポンサープロダクト広告で商品のキーワードに広告を出し、クリックされた回数や売れた数を見ながら、効果の高いキーワードに予算を寄せていきます。
広告から売れた実績とレビューが積み上がってきたら、広告の予算を少しずつ減らし、広告なしでも検索結果に表示されるかを確認していきます。
ブランド登録でページを守りながら、広告とレビューで少しずつ商品を育てていくことが、PBを軌道に乗せるための最後のステップです。
参考:Amazon出品サービス公式:「Amazonブランド登録する方法やメリットを紹介します」

PBが増えるほど、せどりで仕入れた商品が実は誰かのPBだった、という場面にも出くわしやすくなります。
ここでは、他社のPB商品をせどりで仕入れて売るときに知っておきたい4つの注意点を解説します。

店舗やネットショップで正規に販売されている本物のPB商品を、そのままの状態で転売すること自体は、原則として商標権の侵害にはあたりません。
商標の持ち主がいったん市場に出した本物の商品については、その後に誰かが転売しても商標権は及ばない、というのが一般的な考え方です。
そのため、ドラッグストアやホームセンターのPB商品を仕入れてAmazonやメルカリで売ることを、必要以上に恐れる必要はありません。
ただし、商品を小分けにして売る、パッケージを詰め替える、付属品を外してセットの中身を変えるといった行為は、本物の転売とはいえなくなり、商標権の侵害を問われるおそれがあります。
また、「転売禁止」と書かれた店舗の購入制限を無視して大量に買い付けると、店とのトラブルや出入り禁止につながることもあります。
本物をそのままの状態で売る限りは問題ありませんが、中身や包装に手を加えた時点で危ない側に踏み込むと覚えておいてください。

他社がAmazonブランド登録をしているPBの商品ページに相乗り出品すると、本物を売っていても、ブランドの持ち主から知的財産権の侵害として申告を受けやすくなります。
ブランド登録をした持ち主は、自分の商品ページにいる出品者を確認し、Amazonに違反を報告できる立場にあります。
持ち主の多くは、価格の安売りや品質のばらつきを嫌って、無断の出品者を排除しようとします。申告を受けた出品は削除され、アカウントの健全性を示す指標にも記録が残るため、同じような申告が重なるとアカウントの停止につながりかねません。
申告に異議を唱えることもできますが、本物であることを示す仕入れの証明を求められ、店舗のレシートでは認められないケースも多く見られます。
出品者がブランドの持ち主1人しかいない商品ページは、持ち主が相乗りを想定していないサインだと考えられます。
他社のPBの商品ページに相乗りするときは、出品者の数と顔ぶれを確認し、持ち主しかいないページには入らないのが安全です。
▼Amazonの転売対策に関しては、こちらの記事もチェック!▼


同じ工場で作られていて中身がまったく同じに見える商品でも、ブランド名が違えば別の商品として扱われるため、他社のPBの商品ページに出品してはいけません。
中国輸入の商品では、1つの工場の同じ商品が、複数の販売者によって別々のブランド名で売られていることがよくあります。
たとえば1688で仕入れたノーブランドのスマホスタンドが、Amazonで売れているPBとそっくりだったとしても、そのPBの商品ページに出品するのは、ブランド名を偽って販売しているのと同じことです。購入者から見れば、表示されているブランドとは違う商品が届くことになり、「商品説明と違う」という評価や返品につながります。
ブランドの持ち主からは商標権の侵害として申告されやすく、Amazonの規約でも商品ページと異なる商品の出品は認められていません。
こうした相乗りでアカウントの健全性に傷がつき、せどり全体の販売に影響が出たという声もあります。
中身が同じでもブランドが違えば別の商品であり、そっくりな商品を見つけたときは、相乗りではなく自分のブランドで出品することを考えるべきです。

スーパーやコンビニの食品PBをせどりで扱う場合は、賞味期限と出品の条件に引っかかりやすい点に注意が必要です。
FBAでは、賞味期限や消費期限のある商品は「要期限管理商品」として扱われ、倉庫に届いた時点で一定以上の期限が残っていなければなりません。
Amazonのルールでは、FBA倉庫に搬入された時点で、商品を消費し終えるまでの十分な期間に加えて、60日の保存可能期間が必要とされています。期限が60日を切った商品は購入者への出荷対象から外れるため、仕入れから納品までに時間がかかると、売る前に在庫が動かせなくなります。
さらに、食品のPBはもともと販売価格が安いものが多く、Amazonの販売手数料やFBAの手数料を引くと、利益がほとんど残らないケースがよくあります。
地域限定品のように価格差が大きい商品を除けば、食品のPBはせどりの利益商品になりにくいジャンルです。
食品のPBを扱うなら、期限の残り日数と手数料を差し引いた利益を仕入れ前に計算し、条件を満たす商品だけに絞るのが確実です。
参考:Amazonセラーセントラル公式:「FBA商品の賞味/消費期限」

プライベートブランドについては、仕組みや品質、始めるための費用など、さまざまな疑問が寄せられます。
ここでは、特によくある9つの質問にまとめて答えていきます。

A: 同じ工場で作られていることもあります。
PBの多くは、NBを作っている食品メーカーや工場に製造を委託しているため、同じ工場の同じラインで作られていることがあります。ただし、PBは売る側が仕様を決めているので、原材料や容量、配合がNBと同じとは限りません。食品であれば、パッケージの「製造者」や「製造所固有記号」の表示から、どこで作られたかの手がかりを得られます。

A: 広告費と中間コストが少ないからです。
PBは、テレビCMなどの大規模な広告を打たず、店の売り場やサイトで販売するため、広告宣伝費がほとんど価格に乗りません。さらに、メーカーから卸を経由せず、売る側が工場に直接発注するので、途中で上乗せされるマージンも減らせます。売れる数を読んでまとめて作ることで、1個あたりの原価も下げやすくなります。

A: セブンプレミアムやトップバリュです。
身近な例としては、セブン‐イレブンなどの「セブンプレミアム」、イオンの「トップバリュ」、マツモトキヨシの「matsukiyo」、Amazonの「Amazonベーシック」などがあります。これらは大手小売のPBですが、Amazonで売られている聞き慣れないブランドの商品も、個人や小さな会社が作ったPBであることが多く、PBは大企業だけのものではありません。

A: 一概に悪いとはいえません。
かつては「安かろう悪かろう」という印象もありましたが、今は大手メーカーに製造を委託し、NBと変わらない品質のPBも多くあります。一方で、Amazonで売られている個人のPBの中には、品質管理が甘い商品があるのも事実です。購入するときも作るときも、ブランド名よりもレビューの中身や販売者の情報で判断することが大切です。

A: 個人でも作れます。
会社を作らなくても、個人事業主として商標を出願し、工場に製造を依頼して、Amazonで自分のブランドの商品を販売できます。商標の出願やAmazonブランド登録は個人の名義でも申請できます。ただし、売上が大きくなれば事業としての帳簿や確定申告が必要になるため、せどりと同じように開業届や記帳の準備はしておきましょう。

A: 数十万円を目安に考えてください。
既製品にロゴを入れる簡易OEMであれば、商品代や送料で数万円〜十数万円から始められる場合もあります。ただし、商標の出願と登録で約4.5万円、JANコードの取得で27,500円、発売直後の広告費もかかるため、在庫以外の費用も含めると、最初の1商品で数十万円を用意しておくと安心です。

A: 売れますが、取っておくべきです。
商標を取らなくても、Amazonに商品ページを作って販売すること自体はできます。しかし、商標がなければAmazonブランド登録ができず、商品ページに入り込んだ無断の出品者に対抗する手段が限られます。売れ始めてから第三者に同じ名前を出願されるリスクもあるため、販売を始める前に出願だけでも済ませておくのが安全です。

A: 免除申請をすれば出品できます。
Amazonには、JANコードなどの商品コードを持たない商品のための免除申請の仕組みがあり、自分のブランドの商品であれば、申請が認められれば出品できます。ただし、楽天市場やYahoo!ショッピング、実店舗への卸などではJANコードを求められることが多いため、販路を広げるつもりなら最初からGS1事業者コードを取得しておくと安心です。

A: 本物をそのまま売るなら違法ではありません。
正規に販売されている本物のPB商品を、手を加えずに転売すること自体は、原則として商標権の侵害にはあたりません。ただし、小分けや詰め替えをすると侵害を問われるおそれがあります。また、ブランド登録済みの商品ページに相乗りすると、持ち主から知的財産権の侵害として申告を受けやすいため、出品前に商品ページの状況を確認しましょう。


プライベートブランドとは、売る側が企画し、製造を工場に任せて自分のブランドで販売する商品のことです。
値下げ合戦や出品規制に振り回されるせどりと違い、価格を自分で決め、レビューと実績を資産として積み上げていけます。
その代わり、在庫や広告費、商品への責任を自分で引き受けることになるため、小さくて規制のない商品から始めるのが基本です。
商標の出願から工場への発注、Amazonブランド登録までの8つのステップを1つずつ進めれば、せどりで身につけたリサーチ力を生かして、自分だけのブランドを育てていけます。





| 初心者おすすめ度 | ★★★★★ |
| 即金性 | ★★★☆☆ |
| ビジネス継続性 | ★★★★☆ |
| 仕入れに必要な資金目安 | 5万円~ |
| 目指せる利益額 | 30万円以上 |

中国から商品を輸入し、自分でページを作って販売するので、せどりのような即金性は少ないが、小資金からスタートでき初心者にも再現性が高く仕組み化できるのが中国輸入。
オリジナルブランドで自分の資産となる商品を作成できることも魅力的です。

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