今日は「本山まさしさん」に来ていただきました!
投資×せどりのハイブリッド!投資型せどり
自己紹介
私は2016年にせどりで脱サラし、現在8年目です。
たった1枚のクレジットカードから始まった私のせどりビジネスですが、1年後には月商1,500万円を突破。今では年商4億円を超えるまで事業を成長させることができました。
また、最近では従来のせどりだけではなく、問屋やメーカーからの仕入れ、そして今回お伝えさせていただく「投資型せどり」にも注力しています。
物販で規模を拡大していき、なおかつ自分の業務を手放していきたいなら、せどりで稼いで資金を貯めた後は、その資金を活かす手段をとったほうが効率が良いからです。その手法のひとつが「投資型せどり」。
私も以前は年5万キロ走るほど店舗せどりのガチ勢でしたが、現在は店舗は何かのついでに少し仕入れる程度。ただのせどりだけやっていては、なかなか資金や自分の時間を増やすことは難しいでしょう。
せどりである程度まで稼げるようになった方は、正しい手法で余剰資金を有効活用するのがオススメです。
投資型せどりとは?
今回はこの投資型せどりの魅力とそのやり方についてお伝えしていこうと思うのですが、その前に「通常のせどり」と「投資型せどり」の違いをお伝えします。
通常のせどりの特徴
まず通常のせどりでは店舗やネットショップにある商品をリサーチし、主にAmazonとの価格差を見つけて差額で稼いでいきます。
要するに、目の前にある商品の“現在の価格差”に着目するのが通常のせどりです。商品を仕入れてすぐに売って利益を出すので、キャッシュフローが良いのが特徴です。
特に小資金でクレジットカード枠をメインに戦っている人の場合、この通常のせどりが中心になると思います。
投資型せどりの特徴
一方で、今回お伝えする「投資型せどり」では現在の価格差ではなく、未来の価格差を考えます。将来的に価格が上昇する商品を予測し、予め商品を大量に仕込んでおくんです。
例えば、この原稿を書いているのは3月の上旬なのですが、日中はかなり暖かくなってきたので冬物商品の需要はだいぶ弱まり、相場が安くなってきている商品が増えてきました。
そんな“今は価格が安くなってきている”ストーブや電気式毛布のような冬物商品を、3月~4月くらいに仕入れて、需要が再燃し価格が戻り始める12月~1月に販売すると結構な利益が取れたりします。
このように、今すぐ販売しても利益は出ないものの、将来的には価格が上昇する可能性が高い商品を大量にストックし、価格が上昇したら販売して利確する手法を「投資型せどり」と呼んでいます。
また、一般的な投資、例えば株式投資や仮想通貨投資と比較しても圧倒的にリスクが少ないのも特徴です。
株式や仮想通貨は最悪の場合、価値が0になる事もあり得ます。ところが、物販では、物自体に価値があるので商品の価値が0になってしまうことはありません。
また、のちほど解説しますが、投資型せどりをきちんと理解して取り組むと、価値が下がる可能性すら限りなく少なくすることが可能です。
デメリットや挑戦するハードルもあります。
株式や仮想通貨は利確や損切も一瞬でできますが、投資型せどりではそうもいきません。商品を1点ずつ販売して利確なり損切なりをしなくてはいけないので、売買する手間で言うと通常の投資に分があると思います。
また、商品を長期間保管するスペースも確保しなければいけないので、土地や賃料が安い地方在住の方のほうがどちらかと言えば有利かもしれません。
ただ、逆に言うと以下がすべて満たせるのであれば、投資型せどりで稼ぐことはできます。
投資型せどりに必要なこと
- せどりの知識がある
- 投資に使える資金がある
- 商品が保管できる
通常のせどりより圧倒的にラクに、通常の投資より圧倒的に安全に資金を増やせるのが魅力です。
商品実例①:デジカメ
まず1つ目がソニーのデジタルカメラです。
デジカメは特にそうですが、1〜2万円くらいの比較的安価な高回転モデルは、生産が終了するとあっという間に価格が上がります。
2022年8月から9月にかけて、この商品の仕入れを行っていました。仕入金額としては1台あたり約21,000円です。
それが約半年が経過した3月には、相場は約31,000円になりました。
高くても21,000円ほどで仕入れたデジカメが、たった半年で新品prime価格31,000円ほどになっています。
利益額は台当たり7,000円以上ですので、以下のような商品に化けてしまいました。
販売:31,000円(2023年3月)
利益:7,200円
7,200円×台数分が利益ですね。
ちなみにこの商品を大量に回収するために費やした労力は、ほぼ0です。Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングでポチっただけですからね。
商品実例②:ポケカ(ポケモンカード)
他にも、例えばこんな商品もおすすめです。
そうです、今めちゃくちゃ人気のポケモンカードも投資型せどりではお勧めジャンルの1つになります。
こちらは2022年の5月頃に大量投資しておいた商品です。仕入れ値は大体このくらいですね。
6,300円ほどでたくさん仕入れた商品が、2023年3月時点ではこんな相場になっています。
カートは中古セラーが取っていますが、新品のシュリンク付きは12,000円ほどで売れていますね。2022年5月の相場が6,300円でしたので、1年も経たずに利益になりました。
販売:12,000円(2023年3月)
利益:4,000円
トータルの利益は4,000円×個数分
もちろん、ごく少ない労力しか使っていないですし、投資的目線で見ても「1年も経たずに投資金額が1.6倍になる案件」って普通に考えてやばいですよね。
100歩譲って投資額が1年以内に1.6倍になる案件があったとしても、かなりのリスクがあったり、詐欺的な案件に引っかかるリスクも高くなると思います。
そのような詐欺の心配がないのも、投資型せどりの魅力と言っていいでしょう。
商品実例③:テレビ放送絡みの商品
テレビの放送が絡む商品も狙い目です。例えば、仮面ライダーは毎年新しいライダーの放送へ切り替わることは有名ですよね。
仮面ライダーの最も有名な商品は「ライダーベルト」ですね。ライダーベルトも例年2,000円〜3,000円ほどで処分されます。この商品も例に漏れず、ヤマダ電機で3,300円、イオンやドンキだと2,200円または3,300円で処分されていました。
この「ゼロワンドライバー」を仕入れたのは2020年の夏ごろですが、1年後の2021年の夏には約2倍の価格になっています。
新品価格:6,600円(2021年夏)
仮面ライダーは年によって人気の強さが違うので、人気が高い年のベルトは注目しておくと良いでしょう。
大がかりな倉庫や事務所がなくても、このように家の隅に積み重ねておくだけで安全に資金を増やすことができますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
投資に適した商品の特徴
でも「実際にどのように投資する商品を見極めたらいいの?」と思っている方も多いと思います。私が商品に投資する際に意識していることはただ1つです。
絶対に価格が上がると確信できるものだけに投資すること。
ふざけているわけではありません、これが本当に重要なのです。
投資型せどりの初心者には、「上がるかどうか分からないけど、とりあえず買っておこう…」みたいな方が多いですが、これではトータルでまず勝てません。そもそもそんなギャンブルをするくらいなら、最初から仮想通貨や株式を買っていた方がよほど良いです。
少なくとも、仕入れ時点で「絶対に上がる」と確信できる商品だけに投資するようにしてください。
では実際に私がどうやって「絶対に上がる」と思える商品を選定しているか?というと、注目する点は主に4つあります。
- 高回転
- 廃盤
- 替えがきかない
- 保存しやすい
この4つです。1つずつ解説します。
ポイント1:高回転
そもそもなぜネット相場が上昇するかというと、価格が安い出品者から順番に商品は売れていくためです。
価格が上がっていく流れ
1,000円の出品が売り切れる
↓
1,500円の出品が売れ始める
↓
やがて2,000円以上の出品者しかいなくなる
こんなふうにして商品の相場は上がります。
なので、商品が売れていくスピードが速い(=高回転商品)ほど、価格が上昇する際のスピードも速いということです。
価格が早く上がれば、それだけ利確を早くできるので助かりますよね。これがまず「高回転商品であること」を条件とする理由です。
ポイント2:廃盤
商品を選定する際の2つ目の重要な要素は、廃盤商品であることです。
もちろん、例外的に廃盤ではない商品(先ほどの事例で言うとポケモンカード)に投資することもありますが、基本的には廃盤商品がお勧めです。
商品の相場は需要と供給で決まります。ポイント①で出した例を思い出してみましょう。
このようにして価格が上がっていくためには「供給が止まっている」という追い風は必須条件です。そのため、「高回転であること」と「廃盤であること」が重要なんですね。ただ、それだけで投資するのはまだ少し早いです。
ポイント3:替えがきかない
いくら価格が上がって価格差が生まれたとしても、その価格で売れなければ意味がないですよね。「1,000円では売れたけど、2,000円ではなかなか売れない」なんてことは珍しくありません。
そうならないために“替えがきかない商品を選ぶ”のもポイントになってきます。
例えばおもちゃ投資の代名詞ともいえる”LEGO”について考えてみましょう。LEGOは廃盤になると同じデザインは二度と生産されないので、替えが効きません。
「青い恐竜のLEGOが欲しい」ってなったら、青い恐竜のLEGOじゃなきゃダメなんです。赤い屋根の大きな家のLEGOが代わりになるかというと、絶対にならないんですね。
でも例えば、サクラの香りの柔軟剤が廃盤になったとして、それに投資した(=たくさん仕入れた)とします。
しかし翌年、同メーカーから似たようなサクラの香りの柔軟剤が新しく発売されたら、前作の売れ行きは確実に悪くなりますよね。高値で売られていれば、売れ行きはなおさら悪くなるでしょう。
このように「他の商品に取って代わられずに需要が続くかどうか」という視点が大事なのです。
ポイント4:保存がしやすい
投資する商品は、保存のしやすさも重要です。
例えばLEGOブロックは消費期限がないですし、商品自体が劣化したり古くなったりして使えなくなることもありません。
ところが、柔軟剤だと消費期限こそないものの、時間が経つにつれて固まったりドロドロになったりします(特にソフランなど)。もちろん柔軟剤でも価格が上がる商品はありますが、長期間置いておくことで品質が悪化したものを売るわけにはいきません。
「保存のしやすさ」も検討材料にいれておきましょう。
投資型せどりの注意点
最後に、投資型せどりの注意点についても触れておきます。
投資型せどりの注意点
- 資金繰り
- Amazon商品カタログの削除リスク
最も注意しなければいけない点は、資金繰りです。
投資型せどりの商品は仕入れてから販売するまで年単位の期間があくので、カード枠だけで回すことはできません。そのため、現金資金、かつ通常のせどりでは使う予定がない余剰資金で取り組むようにしてください。
また、最近ではAmazonの商品ページが突然削除されてしまうことがあるので、そちらもリスクと言えます。そのため、商品を仕入れる際にAmazon以外の販路でも売れそうかどうかを確認しておくことも大切ですね。
おわりに
いかがでしたか?
投資型せどりに正しく取り組むことで、通常のせどりよりも少ない労力で、通常の投資よりもはるかに安全にお金を稼ぐことができます。
せどり業界には投資脳を持った人は少なく、また投資業界にもせどりに精通した人はほとんどいません。せどりと投資、この2つの考え方ができると物販の新たな選択肢が1つ増えますので、まずは少額からチャレンジしてみてくださいね。
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