物販全般

Amazon出品者アカウント登録の手順書【必要書類から手続き方法まで丸っと解説】

個人で物販を行う場合、販売場所として最も一般的な「Amazon」。世界最大級のショッピングサイトでありながら、誰でも気軽に商品販売ができます!

しかし実はAmazonでは、みなさんが日頃から使っているであろう「購入アカウント」では商品販売ができません。Amazonで販売を行うためには、出品者専用のアカウントに登録する必要があります!

そこでこの記事では、Amazon出品者アカウントの登録手順を紹介します。

準備方法から順番に丁寧に解説していくので、ぜひ一緒に作業を進めてみてください!

【STEP1】Amazon出品者登録に必要な書類を準備する

まず、Amazonの出品者登録に必要な書類の準備から始めましょう。

出品者登録前に用意するべきものは7つあります!

  1. 行政機関発行の顔写真付き身分証明書
  2. 過去180日以内に発行された取引明細書
  3. メールアドレス
  4. 電話番号
  5. クレジットカード
  6. 銀行口座
  7. 登記簿謄本(法人の場合)

1.行政機関発行の顔写真付き身分証明書

1つ目は、身分証明書は有効期限内の「パスポート」または「運転免許証」です。

書類 提出が必要なページ
パスポート 顔写真と書名の記載があるページ
運転免許証 両面

上記いずれかを、運転免許証は両面を「スマートフォンなどで撮影した画像」またはプリンターでスキャンした「PDFデータ」して提出します。もし自宅にプリンターが無ければ、コンビニの印刷機を活用しましょう。

身分証明証を用意する際は、以下の注意点も確認しておいてください↓

  • 登録する個人情報と身分証明書の情報が一致していること
  • マイナンバーカードは使用不可

2.過去180日以内に発行された取引証明書

2つ目は、過去180日以内に発行された取引証明書です。

取引明細書は次の3つのうち、いずれか1つを準備しましょう。

  • クレジットカードの利用明細書
  • インターネットバンキング取引明細
  • 預金通帳

クレジットカード・インターネットバンキングの明細書は、元データが紙なのかWebなのかによって提出のルールが異なります。

紙の明細の場合 スマートフォンなどで撮影した画像またはスキャンデータ
Web明細の場合 PDF※Excelやスクリーンショットは不可

そして預金通帳を提出する場合に提出が必要なのは「過去180日以内の最終取引履歴が確認できるページ」と「名前が記載されているページ」の2点。スマートフォンなどで撮影した画像またはスキャンデータの形式で用意しておきましょう。

3.メールアドレス

3つ目は、メールアドレスです。

登録したメールアドレスには、アカウント登録時や出品後にAmazonからの連絡が届きます。プライベート用を使うと大事なメールを見逃したり、管理が大変になったりするので、できれば物販専用のメールアドレスを用意しておきましょう。

メールアドレスは「Gmail」や「Yahooメール」などのフリーメールで問題ありません!

4.電話番号

4つ目は、電話番号です。

この電話番号には、登録時にAmazonから確認コードが送られてきます。なので、応対が可能な電話番号を用意しておいてください。

なお、あとで紹介する出品プランを「大口出品」にした場合、ここで登録した電話番号がAmazonの出品者ページに掲載されます。

インターネット上に掲載されるので、個人情報の観点から不安を感じる場合は「物販専用の電話番号」を登録しておくと良いでしょう。スマホの契約や固定電話の開通が面倒であれば、050で始まる「IP電話サービス」を活用する手もあります!

5.クレジットカード

5つ目は、クレジットカードです。

これは、毎月の月額利用料や手数料を支払うために登録します。手数料を上回る売上があればそれらから差し引かれますが、売上より手数料が多い場合はクレジットカードで支払わないといけません。

いずれにせよ登録は必須なので、必ず用意しておきましょう。

6.銀行口座

6つ目は、銀行口座です。

銀行口座は、Amazonでの売上を受け取るために必要。こちらに関してはアカウント登録後の専用ページで設定するため登録時は不要ですが、すぐに登録しておかないと売上が振り込まれません。

登録後すぐに設定できるよう、事前に準備しておきましょう!

7.登記簿謄本

7つ目は、登記簿謄本です。※法人の場合のみ

法人で出品者登録をする場合は、登記簿謄本をみながら次の2つの情報入力が必要です。

  • 13桁の法人番号
  • 法人名(登記簿に登録されている法人名とフリガナ)

なお、法人番号と法人名は国税庁の法人番号公表サイトからも確認できるので、登記簿謄本がない場合はそちらを活用しましょう!

【STEP2】Amazonの出品プランを決める

必要書類が用意できたら、出品プランを決めます。

Amazonの出品プランは、「大口出品」と「小口出品」の2種類。

大口出品 小口出品
月額登録料(税別) 4,900円(税別) 0円
1商品あたり基本成約料(税別) 0円 100円(税別)

結論から言うと、Amazonで本格的に物販を始めるなら「大口出品」一択です!

まず、小口出品は1つの商品が売れるたびに100円の手数料がかかるのに対し、大口出品は販売個数が0だろうと100だろうと月額4,900円(税別)と料金に変動はありません。つまり、毎月50点以上販売するなら大口出品のほうがお得だということ。

また小口出品では出品カテゴリーに制限がかかるうえ、自身のショップの商品が優先的に売れやすくなる「カート取得」もできません。他に、無料配送のオプションが使えない、ユーザーに提供できる支払い方法が限られているなど、販売において不利となり得ます…。

その点、大口出品であればAmazon出品者が使える機能をフル活用できるので、小口出品に比べて断然売りやすい状況で物販を行えます。

最初は小口出品からスタートするのもありですが、本気でAmazon販売に取り組みたい方は大口出品を選ぶことをおすすめします!

【STEP3】Amazon出品者アカウント登録を登録する

それでは、いよいよ出品者用アカウントの登録手続きに入っていきましょう!

1.Amazonの出品者アカウント登録ページへアクセスする

まずはAmazonの出品者用ページにアクセスし、画面右上の「さっそく始める」をクリック。

ログインページが表示されるので、「Amazonアカウントを作成」をクリックします。

名前・Eメールアドレス・パスワードを入力して「次へ」をクリックしてください。

2.メールで届いた確認コードを入力する

すると、Amazonから入力したEメールアドレス宛てに「確認コード」が届きます。次に表示される確認画面にて、メールに記載されている確認コードを入力しましょう。

入力が終わったら「アカウントの作成」をクリックしてください。

3.業種を選択する

次の画面では、事業所の情報を入力していきます。

事業所の所在地を選択し、業種は法人でない限り「個人、個人事業主」を選びましょう。

そして氏名(本名/ローマ字)を入力したら、「同意して続行する」をクリック。

※業種で法人を選んだ場合はここでビジネス情報の入力画面へ進むので、画面の案内に沿って入力箇所を埋めておいてください!

4.出品者情報を入力する

続いて、出品者情報を登録します。

ここでは個人と法人の場合で表示される画面が異なりますが、提出する身分証の情報に従って生年月日や住所などの項目を埋めていきましょう!

【個人の場合の登録画面】

【法人の場合の登録画面】

なお、個人の場合はここで電話番号認証もあります。

ワンタイムパスワードの受け取り方法を選択後、SMSの場合は「SMSを送信する」、電話の場合は「今すぐ電話」をクリックし、取得したパスワードを入力したら「次へ」をクリックしてください!

5.クレジットカード情報を入力する

次の画面では、月額登録料などを支払うクレジットカード情報を登録します。

クレジットカードをみながら各種項目を埋めて「次へ」をクリックしましょう。

6.ストア情報を入力する

するとストア情報の入力画面が表示されますが、ストア名とはあなたが商品を販売するショップ名のこと。ストア名は後からでも変えられるので、決まっていなければ仮のストア名を入れておきましょう。

「すべての商品にUPC/EAN/JANコードは付いていますか?」といった質問には、基本的には「はい」を選択。「Amazonで出品を希望する商品のメーカーまたはブランド所有者ですか?」の質問は、分からなければ「一部」を選択しておくと無難です。

7.本人確認書類・取引証明書をアップロードする

最後に、本人確認書類と取引明細書をアップロードします。

出品者情報で入力したものと同じ書類をアップロードして「送信」ボタンをクリックすれば、Amazonの出品者登録手続きは完了です!

3営業日を目安にEメールで審査結果が届くので、見逃さないようにしておきましょう。

8.必要に応じてAmazonの担当者とビデオ面談をする

なお、Amazon出品者アカウント登録審査の過程で、本人確認のためにビデオ面談を求められることがあります。

ビデオ面談の内容は、主に次の通り。

  • 名前の確認
  • Eメールアドレスの確認
  • 身分証明書の提示
  • 顔と身分証明書の写真が同一人物であるか確認
  • Amazonからの確認事項

面談となれば緊張するかもしれませんが、目的は身元確認ですので心配する必要はありません。Amazonからビデオ面談を求められたら、日程を調整し、肩の力を抜いて挑みましょう。

ビデオ面談を挟んだ場合も同様に、審査結果は後日Eメールで届きます!

まとめ:Amazonの出品者登録を完了させて販売をスタートしよう!

以上、Amazonの出品者登録方法について解説しました。

事前に登録に必要な書類の準備やプランの選択さえ済ましておけば、出品者登録の作業自体は10分〜15分ほどで完了します。早ければ、3日後にはAmazonの出品者としてデビューできるでしょう。

物販においてAmazonの利用は最早必須なので、本格的に取り組みたい方は早めに登録作業を済ませておいてくださいね!

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