プライスター開発者|福田和輝が想う『ECセラーが飛躍するためのマインド』とは?
福田和輝とはどんな人物!?
僕は現在「株式会社カプセルZ」という会社の代表を務めており、主にAmazon出品管理サービス「プライスター」の企画や運営を行っています。「プライスター」は2012年に僕が開発し、今や累計10,000人以上ものユーザーさんに使っていただけるまでに成長しました。
また、せどり=転売という古い価値観を刷新していきたい想いで、ECセラーの社会的地位向上を目指す活動にも取り組んでいます。
元々は、副業で物販に取り組んでいた
独立前の僕はリサイクルショップで査定を担当しながら副業で不用品や輸入品販売に取り組んでいて、それなりに良い結果を出せていました。
複数のツール開発を経て「プライスター」の開発に成功
実際に生徒さんに使ってもらったら大好評で、そこからツールの開発・販売に主軸を移していきました。
ただ、最初から順風満帆だったわけではありません。
例えば、最初に開発したせどりツール「せどリッチ」は有名人の紹介で爆発的に売れたものの、「バッティングして利益商品が見つからない!!」とクレームで炎上し、販売を中止しました。そして次にリリースした「プライスチェック」というツールも、Amazonの規約に引っかかる恐れが出てきてやむなく販売終了に…。
その後、2012年にプライスターをリリース。目先の売上よりも「顧客満足度の向上」にフォーカスし、一気に売り出さずまずは数名にモニターを依頼しました。
リリース後も、ユーザーの声やAmazonの変化に合わせて常にアップデートし続けています。
せどりに取り組む人を「ECセラー」と命名!
かつて「せどらー」と呼ばれ、さらに「せどらー=転売ヤー」というように悪いイメージを抱かれがちだったECセラー。当のECセラー達も、人に言えなかったりビジネスマンとしての自信が持てなかったりしていたことでしょう。
また「ECセラー」という呼び方が浸透すれば、女性や若い世代にも受け入れられやすくなると考えられます。YouTuberやTikTokerのように、子供がなりたい職業の上位になれば、世間一般の印象も変わってくるでしょう。
出典:プライスター
ECセラーとして飛躍するための3つのマインド
1.ビジネスの力を信じてスケールアップしていこう
まず僕は、何よりもビジネスの力を信じています。なぜなら、僕はビジネスに救われたからです。
そこから副業セラーを始め、独立して起業し、ツール開発・販売にたどり着き…ビジネスのおかげで今があります。だからこそ、皆さんもECセラーというビジネスがもつ価値を信じてみてほしいですね。
そしてECセラーとして基本を学んだら、そこに留まらず、次なる高い山を目指すべきです。
2.「心のインセンティブ」をもとう
心のインセンティブとは、「誰かの役に立てた」「人に喜んでもらえた」「好き」というお金ではない“心のモチベーション”のこと。
こういうモチベーションがあると、当然ながら楽しくビジネスに取り組めます。すると、自然と表情も輝き、周りからも「楽しそう」「やってみたい」なんて認めてもらえるでしょう。
もちろん、お金をモチベーションとするのも間違っていないと思います。ただ、毎日身を削って働き、命と引き換えに得るものがお金だけで終わる…それってなんだか寂しいですよね。
3.「自分の中の子供」を大切にしよう
僕の美学には「子供こそ最強」という考えがあります。
例えば、みなさんは「氷が溶けたら何になる?」という問題に何と答えますか?
普通は「水」と答えると思うんですが、あるお子さんは「春になる」と答えたそうです。
テストの回答としては不正解かもしれませんが、僕は100点を超える0点の答えだと思うんです。つまり、子供のように当たり前の常識を疑ってかかれば、答えも発想も無限に広がっていくということ。それが、自身やビジネスの成長につながると考えています。
「ECセラー」というビジネスへの想い
僕は、ECセラーという職業は人に喜んでもらえる価値のあるビジネスだと考えており、それを世間の人たちにもっと知ってもらいたいと思っています。
例えば、今の世の中は物が大量にあふれていて、下手するとゴミになってしまう商品も数多いですよね。ECセラーは、そういった無駄になるかもしれない商品にさえも価値をもたらし、必要としている人に届ける仕事なんです。
そして必要な物が手に入った消費者には、当然ながら喜んでもらえるでしょう。
ECセラーたちには、その事実を誇りにビジネスへ取り組んでいただけると嬉しいです!
おわりに
最後の最後にみなさまにお伝えしたいのは、ECセラーはきっと社会的に広く認められる職業になるということ。物販はいつの時代も必要とされる職業ですし、リユースは今や世界的な課題解決の一つです。「その最前線にいるECセラーの方たちが主役になる時代がくる」と僕は考えています。
10年後には、子どもたちや若い世代から憧れの職業として名前があがったり、職業欄に書くのが当たり前の職種の1つになっているはず。そのためと言ってはなんですが、実は2023年の冬に、ECセラーの魅力やビジネスの本質を伝える絵本の出版も企画しています。
コメント