ヤフオクの落札システム手数料が一律10%となり、「手数料が高いのでは？」「負担が増えた？」と感じる方もいるでしょう。
この記事では、2025年5月現在の最新情報に基づき、ヤフオクの手数料体系、正確な計算方法、そして賢く使うための注意点を徹底解説。
「高い？取りすぎ？」というあなたの疑問に答えます。
ヤフオクの手数料は種類が多く複雑です。まず、どんな手数料があり、誰が負担するのか、その全体像を把握しましょう。
本章では出品者・落札者それぞれにかかる主な手数料の概要を解説します。
ヤフオクで商品を出品する際、出品者が支払う可能性のある主な手数料は、以下の6種類です。
それぞれの概要と目安金額を一覧で確認しましょう。
| No. | 手数料名 | 概要 | 目安金額 (税込) |
|---|---|---|---|
| ① | 落札システム手数料 | 商品落札時に落札価格にかかる基本手数料。 | 落札価格の10% |
| ② | 出品システム利用料 | 特定カテゴリ（自動車等）出品時にのみ発生。 | 3,080円 |
| ③ | オプション利用料 | 「注目のオークション」等、任意で利用できる機能の料金。 | 22円/日～ (サービスにより変動) |
| ④ | 出品取消システム利用料 | 入札があったオークションを出品者都合で取り消す場合に発生。 | 550円 (特定カテゴリ除く) |
| ⑤ | 配送サービス利用料 | 「おてがる配送」利用時の配送料金。 | サイズ・方法により異なる (例: 170円～) |
| ⑥ | 売上金の振込手数料 | 売上金をPayPay銀行以外の口座へ振り込む際に発生。 | 100円/回 (PayPay銀行以外) |
上記は出品者が負担する主な手数料です。出品活動においては、これらのコストを事前に把握しておくことが重要になります。
各手数料のより詳しい内容や計算方法は、後の章で具体的に解説していきます。
ヤフオクで商品を落札（購入）する際、落札者が支払う可能性のある主な手数料・費用は以下の通りです。
| No. | 手数料・費用名 | 概要 | 目安金額 (税込) |
|---|---|---|---|
| ① | Yahoo!かんたん決済手数料 | 代金支払い時、一部の支払い方法（コンビニ支払いや特定銀行振込等）で発生する手数料。 | 支払い方法による (例: 100円/回) |
| ② | 送料（落札者負担の場合） | 出品者が送料を「落札者負担」と設定した場合、落札者が別途支払う費用（※ヤフオクへの直接の手数料ではありません）。 | 配送方法・地域等により変動 |
落札者は、特に支払い方法と送料負担の設定に注意しましょう。
ヤフオクの手数료を正確に理解し、安心して取引するためには、以下の基本ポイントを押さえることが大切です。
手数料について把握すべき主な点は以下の3つです。
上記3点を把握した上で、手数料は変更される可能性があることを覚えておきましょう。
直近では2024年6月に大きな改定（落札システム手数料がLYP会員優遇廃止・一律10%化）がありました。
常に公式サイトで最新情報を確認することが、安心して取引するための鍵となります。
ヤフオク出品で最も重要な「落札システム手数料」。
一律10%となった計算方法や具体例、「高い？」といった疑問まで、本章で分かりやすく解説します。
ヤフオクの「落札システム手数料」。 この計算は、実はとってもシンプルなんです。
基本となる計算式はこちらです。
つまり、商品が売れた金額（落札価格）の「10%」が、手数料としてヤフオクに支払う金額になる、ということです。
たとえば、あなたが出品した商品が 10,000円 で売れたとしましょう。 その場合の「落札システム手数料」は…
この例では、1,000円 が、あなたがヤフオクに支払う手数料となります。
この手数料は、通常、商品が売れた代金から自動的に差し引かれる仕組みになっています。
計算方法は、このように非常にシンプルです。しかし、この「10%」という手数料率が、出品価格の決定や利益計算において、非常に重要な意味を持つことを理解しておく必要があるでしょう。
※１：計算対象となる「落札された商品の価格」は消費税込みの金額です。送料やオプションサービスの利用料は、この計算には含まれません。
※2：一部の「特定カテゴリ」（自動車、不動産など）では、手数料の計算方法が異なります。該当商品は10%の計算対象外となるためご注意ください。詳細は後の章で解説します。
前節で見た通り、ヤフオクの落札システム手数料は落札価格の10%です。
この数字が実際の取引でどの程度のインパクトを持つのか、具体的な手取り額を見てみましょう。ユーザーの中には「手数料が高い」「10%は取りすぎでは？」と感じる声も少なくありません。
| 落札価格（税込） | 落札システム手数料（10%） | 手取り額（売上から手数料を引いた額） |
|---|---|---|
| 1,000円 | 100円 | 900円 |
| 5,000円 | 500円 | 4,500円 |
| 10,000円 | 1,000円 | 9,000円 |
| 30,000円 | 3,000円 | 27,000円 |
例えば、10,000円で商品が売れたとしても、1,000円が手数料として差し引かれ、実際に受け取れる金額（手取り額）は9,000円となります。
30,000円の商品であれば、手数料は3,000円です。
この「手数料10%」という割合をどう捉えるかは人それぞれですが、出品者としては、この手数料を差し引いた上で利益を確保する必要があります。
商品の原価や梱包・発送にかかる手間なども考慮すると、最終的な利益はさらに少なくなる可能性があるわけです。
そのため、ヤフオクで出品する際には、この10%の落札システム手数料を念頭に置いた価格設定や出品計画が非常に重要になると言えるでしょう。
単に「売れた金額」だけを見るのではなく、「手数料が引かれた後の手取り額はいくらか」を常に意識することが、賢いヤフオク活用の第一歩です。
ヤフオクで出品する際、落札システム手数料の他にも
といった場面で手数料が発生することがあります。本章ではこれらの主な手数料を解説し、正確なコスト管理をサポートします。
ヤフオクでは、出品した商品をより多くのユーザーに見てもらうための有料オプション（広告のような機能）が用意されています。
任意で利用するものですが、活用すれば落札の可能性を高める効果が期待できます。利用の際には「オプション利用料」が発生します。
このオプションは、出品物をカテゴリページなどで目立たせる機能です。
詳細は以下の表の通りです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 概要 | カテゴリページ等で出品物を目立たせる |
| 利用料 | 「1日の設定金額 × 残り日数」（1日20円（税抜）～）。設定額で上位表示期待 |
| 主な特徴/注意点 | 設定後のキャンセル・変更不可。早期終了でも期間分料金発生。 |
このオプションは、ヤフオクのトップページなどに表示される「あなたへのおすすめコレクション」欄に、自分の出品物を自動で掲載させる機能です。
詳細は以下の表の通りです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 概要 | おすすめ欄に自分の出品物を自動表示 |
| 利用料 | 設定無料。経由落札時のみ「落札価格 × 設定料率（1%～）」の成果報酬型。 |
| 主な特徴/注意点 | リスクを抑えて露出増期待。 |
これらのオプション利用料は、通常、利用月の翌月にYahoo!ウォレットへ請求されます。
費用対効果をしっかり見極めて利用を検討したいですね。
出品したオークションに既に入札者がいる状況で、出品者都合で取り消す場合に発生するペナルティ的な手数料です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発生条件 | 入札が1件以上あるオークションを取り消す場合 |
| 手数料額（通常カテゴリ） | 550円（税込）/1出品 |
| 手数料額（特定カテゴリ） | 3,080円（税込）/1出品 |
この手数料も、取り消しを行った月の分が翌月Yahoo!ウォレットに請求されます。
ヤフオク提携の「おてがる配送」（ヤマト運輸・日本郵便）は、匿名配送など便利な点が多いサービスです。
これを利用して商品を発送した場合、実際の配送料が「配送サービス利用料」として出品者に請求されます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 出品者負担の場合 | 送料実費が「配送サービス利用料」として売上金から引かれます。 |
| 落札者負担の場合 | システム上、配送料は一旦出品者の売上金から差し引かれる形で処理されます。 |
| 料金決定要素 | 配送方法、荷物のサイズ・重量、お届け先地域などによって変動します。 |
| 支払い方法 | 原則として商品発送後に、該当取引の売上金から自動的に差し引かれます。 |
| 不足時の対応 | 売上金が配送料に満たない場合、差額分がYahoo!ウォレットへ請求されます。 |
おてがる配送は便利ですが、特に送料無料の場合は、この配送サービス利用料を念頭に置いた価格設定が重要です。
ヤフオクでの売上金を銀行口座へ振り込む際に発生する手数料です。振込先や条件によって手数料が異なります。
| 振込先金融機関 | 振込手数料（1回あたり） | 振込依頼・備考 |
|---|---|---|
| PayPay銀行口座 | 原則無料 | 基本的に手動での振込依頼が必要です。※売上残高200万円超の自動振込時は手数料が発生の可能性あり。 |
| その他金融機関口座 | 100円（税込） | 基本的に手動での振込依頼が必要です。 |
この振込手数料は、振込実行時に売上金から差し引かれます。
ヤフオクで自動車やバイク等を「特定カテゴリ」として出品する出品者には、手数料に特別ルールが存在します。
これは高額な取引になりやすい、あるいは専門的な手続きが必要となるためと考えられ、注意が必要です。
ヤフオクの基本的な手数料は商品が売れた時（落札時）にかかりますが、一部の「特定カテゴリ」では例外があります。
それが「出品システム利用料」です。
おそらく、これらのカテゴリには特別な出品機能や管理が必要となるため、その利用料として設定されているのでしょう。
この手数料は落札の成否に関わらず出品完了時点で発生し、返金されないため特に注意が必要です。
2025年5月現在、以下のカテゴリでは、出品システム利用料として一律3,080円（税込）が出品者に必要です。
これらのカテゴリへの出品は、LYPプレミアム会員登録が前提となることが多いです。
このように出品自体に費用が発生するため、出品計画は慎重に行うのが賢明です。
特定カテゴリでは、ヤフオクの主要な手数料である「落札システム手数料」も、出品者が負担する金額が一般的な「落札価格の10%」という体系ではなく、固定金額制となっています。
3,080円（税込）となるカテゴリの例：
1,980円（税込）となるカテゴリの例：
これらの手数料は、取引完了後、Yahoo!ウォレット登録口座から別途引き落とされます。
取引不成立で落札者削除を行った場合は請求されません。
入札があったオークションを出品者の都合で取り消す際には、「出品取消システム利用料」が出品者にかかります。
この手数料も、特定カテゴリでは通常と異なる金額が設定されており、特に高額になるケースもあります。
2025年5月現在、通常カテゴリの場合550円のところ、以下のカテゴリで出品取消システムを利用すると3,080円（税込）が出品者に課されます。
一方で、オートバイ車体や一部の船体カテゴリなどでは、通常と同じ550円（税込）が適用されます。
この手数料はオークション取消時点で発生し、キャンセルはできません。高額な取消料が設定されているカテゴリでは、出品内容を慎重に確認しましょう。
ヤフオクの各種手数料、「いつ、どうやって支払うの？」と疑問に感じていませんか。
この章では、手数料ごとの請求タイミングと、Yahoo!ウォレットを中心とした支払い方法のプロセスを分かりやすく整理して解説します。支払い管理の不安を解消しましょう。
ヤフオクでかかる手数料は、その種類によって支払いが発生するタイミングや方法が異なります。
大きく分けて
の2つのパターンがあります。それぞれの主な手数料について、具体的に見ていきましょう。
オークションで商品が落札された際に、出品者が負担する主要な手数料です。
落札者がYahoo!かんたん決済で支払った商品代金から、売上が出品者に入金される際に自動的に差し引かれます。
このため、出品者自身が別途支払い手続きをする必要はありません。
ヤフオクが提供する「おてがる配送（ヤマト運輸・日本郵便）」を利用した場合の配送料も、基本的には商品代金から差し引かれる形で処理されます。
ただし、商品代金よりも配送料が高額になった場合は、その差額分が後日Yahoo!ウォレットに請求される点に注意が必要です。
ヤフオクでの売上金をPayPay銀行以外の金融機関口座へ振り込む際に発生する手数料です。
振込依頼時に、振込金額からこの手数料が差し引かれる形で処理されます。
出品した商品をより目立たせるための「注目のオークション」や「あなたへのおすすめコレクション」といったオプション機能の利用料は、後日請求の対象となります。
これらのオプションを設定した月の利用分が、翌月にまとめてYahoo!ウォレットへ請求されるのが一般的です。
「注目のオークション」などは設定完了時点で料金が発生し、請求が翌月1日に確定する流れとなります。
入札があったオークションを、出品者の都合で取り消した場合に発生する手数料です。
こちらも後日請求となり、取り消し操作を行った月の利用分として、翌月にYahoo!ウォレットへ請求されます。
自動車、オートバイの車体、不動産など、一部の「特定カテゴリ」に該当する商品を出品、またはそれが落札された場合にかかる手数料も、多くは後日Yahoo!ウォレットへの請求となります。
これらの手数料は、出品完了時や落札時に料金が確定し、翌月1日に請求されることが多いです。
通常カテゴリの落札システム手数料とは異なり、商品代金から直接相殺されない点が特徴と言えるでしょう。
▼主な手数料の支払いタイミング早わかり表
| 手数料の種類 | 主な支払いタイミング | 支払い方法・摘要 |
|---|---|---|
| 落札システム手数料（通常カテゴリ） | 商品代金受け取り時 | 商品代金から自動的に相殺 |
| 配送サービス利用料（おてがる配送） | 商品代金受け取り時（商品代金を超える場合は後日請求あり） | 商品代金から自動的に相殺、またはYahoo!ウォレットへ請求 |
| 売上金の振込手数料 | 売上金の振込依頼時 | 振込金額から相殺 |
| オプション利用料 | 利用月の翌月 | Yahoo!ウォレットへ請求 |
| 出品取消システム利用料 | 取り消し操作を行った月の翌月 | Yahoo!ウォレットへ請求 |
| 特定カテゴリの各種手数料 | 出品完了時や落札時など料金確定後、翌月など | Yahoo!ウォレットへ請求 |
多くの場合、前月16日～当月15日の利用分が翌月1日に確定し、その後Yahoo!ウォレット経由で請求・引き落としとなります。
詳細は公式ヘルプでご確認ください。このサイクルを把握しておくと、資金計画が立てやすくなると個人的には思います。
出典:ヤフーウォレット
ヤフオクの多くの手数料は、支払いの中心となる「Yahoo!ウォレット」を通じて処理されます。
ここではその仕組みと流れを、ポイントを絞って解説します。
まず基本として、Yahoo!ウォレットはYahoo! JAPANのオンライン決済サービスであり、ヤフオク手数料もここから支払われます。
支払い方法登録: クレジットカードまたは指定銀行口座を登録します。
注意：売上金受取口座とは別に、「支払い用」として設定が必要です。後から追加・変更も可能です。
後日請求される手数料（オプション料など）は、月ごとに利用額が確定します。
確定の目安: 毎月15日までの利用分が、当月末 or 翌月1日に確定するのが一般的です。
確定した月額料金が、Yahoo!ウォレットシステムに請求情報として連携されます。
請求された料金は、登録した支払い方法に応じて自動で引き落とされます。
| 登録支払い方法 | 引き落としタイミング・詳細 |
|---|---|
| クレジットカード | カード会社の締め日・引き落とし日に準じます。利用明細には「ヤフーウォレット」等と記載。 |
| 銀行口座振替 | 毎月26日（休業日の場合は翌営業日）に自動引き落とし。（※Yahoo! JAPAN指定銀行の場合） |
手数料の支払いが適切に行われているかを確認することも大切です。
確認方法： ヤフオクの「利用明細」ページで、過去の請求額や支払い状況をいつでも確認できます。定期的なチェックは、利用状況の把握や不明な請求の早期発見に繋がるため、おすすめです。
この支払いプロセスを理解しておくことで、ヤフオクの手数料支払いをスムーズに行えるようになるでしょう。
ヤフオクの手数料、少しでも安く抑えたいですよね。
この章では、LYPプレミアム特典の活用から送料の見直しまで、今日からすぐに実践できるヤフオク手数料の節約につながる具体的な「節約テクニック」をご紹介します。
出典:LYPプレミアム
LYPプレミアム会員の方は、提供される特典やキャンペーンを最大限に活用することで、ヤフオク手数料の実質負担を軽減できます。特に注目すべきは以下の3点です。
これらの「ヤフオク 手数料 キャンペーン」情報は公式サイト等で告知されるため、こまめな確認がお得を最大化する鍵です。常に最新情報をキャッチし、賢く活用しましょう。
出品物を目立たせる有料オプションは、計画的な利用がヤフオク手数料削減のポイントです。以下の点を考慮し、費用対効果を見極めましょう。
すべての商品に一律で適用するのではなく、戦略的に「ここぞ」という場面でオプションを活用することが、無駄な手数料を抑えつつ販売効果を高めるコツと言えるでしょう。
送料管理は、実質的なヤフオク手数料負担の軽減に繋がる重要なポイントです。
以下の3つの工夫でコストダウンを目指しましょう。
特に「おてがる配送」の多様なプランを理解し使い分けることや、時には送料無料設定を戦略的に活用することも有効です。小さな工夫がトータルコストを抑えます。
過去には「出品手数料実質無料」や「落札システム手数料半額」といった大型割引キャンペーンも存在しました。
2025年現在、同様のキャンペーン頻度は変化していますが、LYPプレミアム会員向けポイント還元など、形を変えた還元策は継続中です。
今後の動向として、以下の点が注目されます。
最新情報を常に公式サイトや通知で確認し、チャンスを逃さないようにしましょう。
アンテナを高く張ることが、今後のヤフオク手数料節約にも繋がるかもしれませんね。
助手博士、ヤフオクの手数料って、ただ払うだけじゃなくて、他にも気をつけなきゃいけないルールがあるんですよね？なんだか難しそうです…。うむ、その通りじゃ。手数料自体も大切じゃが、それに関わるルールを軽んじると、思わぬところで損をしたり、トラブルになったりすることもあるんじゃ。じゃからこそ、しっかり学ぶ必要があるんじゃよ。
博士
ヤフオク手数料で損をしないために、押さえておくべき5つの重要ルールがあります。
ガイドライン違反から正しい対処法まで、安心して取引するためのポイントを簡潔に解説。これらを守り、トラブルを未然に防ぎましょう。
ヤフオクの出品者が負担すべき、落札システム手数料などのヤフオク手数料。
これらを商品価格や送料に上乗せし、落札者に請求する行為はガイドラインで明確に禁止されています。
これは全ての参加者が公平な取引を行うための基本的なルールです。もし違反が発覚した場合は、ヤフオクからの警告や利用制限などのペナルティも考えられますので、絶対に行わないでください。
落札後に購入者からの連絡がない、支払いが行われないといった理由で取引が成立しないケースがあります。
このような場合、放置してしまうと落札システム手数料が請求されてしまいます。
必ず期限内にヤフオクのシステムから「落札者削除」の手続きを行いましょう。これにより取引不成立となり、手数料は原則発生しません。
▼ヤフオクの入札取り消しについては、こちらの記事もチェック！▼
やむを得ず出品者側の都合で取引をキャンセルする必要が生じることもあります。
しかし、一度入札があったオークションを取り消す場合、「出品取消システム利用料」が発生する点に注意が必要です。
また、落札者の同意なく一方的にキャンセルを繰り返す行為は、ご自身の評価を下げたり、最悪の場合アカウント利用に影響が出たりする可能性も。キャンセルは慎重な判断を心がけましょう。
ヤフオクの利用規約や、各種手数料の料率・条件などは、将来的に変更される可能性があります。
過去にも手数料体系の改定は実施されています。「以前はこうだったから大丈夫」という思い込みはせず、常に最新のルールに基づいて取引を行う意識を持つことが大切です。
手数料に関する最も正確で新しい情報は、常にYahoo!オークションの公式サイトや公式ヘルプページにあります。
取引に関して不明な点が生じたり、規約変更について確認したい場合は、まず公式サイトの情報を参照する習慣をつけましょう。これが誤解を避け、安心してヤフオクを利用するための確実な方法です。
以下に、ヤフオクの手数料やルールに関する主な公式情報ページのリンクをまとめました。定期的な確認をおすすめします。
| 情報の内容 | 確認先ページへのリンク |
|---|---|
| 出品者にかかる利用料（全般） | 出品者にかかる利用料 - Yahoo!オークションヘルプ |
| 落札システム利用料について | 落札システム利用料について - Yahoo!オークションヘルプ |
| Yahoo!オークションからのお知らせ | Yahoo!オークション - お知らせ |
| Yahoo!オークション ガイドライン | ヤフオク!ガイドライン |
| ガイドライン細則（禁止行為など詳細） | Yahoo!オークションガイドライン細則 |
ヤフオクで落札する側にも手数料はかかるのでしょうか？
本章では、支払い方法や送料など、落札者が負担する可能性のある費用を分かりやすく解説します。
ヤフオクでの代金支払いは、原則として「Yahoo!かんたん決済」を利用します。
このYahoo!かんたん決済には複数の支払い方法が用意されており、選択する方法によっては落札者が決済手数料を負担する場合があります。
手数料が発生する主な支払い方法としては、以下のものが挙げられます。
多くのコンビニエンスストアで支払い可能ですが、通常、1回の支払いにつき100円（税込）程度の決済手数料がかかります。
手軽な支払い方法ではありますが、この手数料を考慮しておくと良いでしょう。個人的には、少額の取引であれば気にならないかもしれませんが、頻繁に利用する場合は他の方法も検討したいところですね。
Yahoo!かんたん決済を通じて銀行振込を選択した場合でも、特定の金融機関を利用する際や、PayPay銀行以外の口座への振込を指定した場合などに振込手数料が発生することがあります。
これも1回につき100円（税込）程度が目安となります。
自動車やオートバイの車体、不動産といった一部の「特定カテゴリ」に該当する商品を落札した場合、支払い方法や落札金額に応じて、通常とは異なる決済手数料が設定されていることがあります。
高額な取引になることも多いため、入札前にヤフオクのヘルプ等で詳細を確認することが非常に重要といえそうです。
一方で、PayPay（残高・クレジット（旧あと払い））やクレジットカード、PayPay銀行支払いなどを利用すれば、基本的に決済手数料は無料です。
手数料を節約したい場合は、これらの支払い方法を選択するのが賢明でしょう。ご自身の状況に合わせて、最適な支払い方法を選ぶことが大切ですね。
落札時にもう一つ気になる費用が「送料」です。ヤフオクでは送料負担者（出品者か落札者か）が出品時に設定されるため、入札前に商品説明や配送方法の確認が必須です。落札者負担の場合、その金額も把握しましょう。
送料が「落札者負担」の場合、その金額は主に以下の要因で変動します。
これらの組み合わせで送料は決まります。例えば、小さな物でも遠方への配送であったり、大きな物は近距離でも送料が高くなったりすることがありますので、この点は留意しておくと良いでしょう。
ヤフオクの手数料を考える上で、多くの方が比較対象とするのがフリマアプリの「メルカリ」でしょう。
手数料率は似ていても、サービス内容や得意な商品ジャンルは異なります。この章では、ヤフオクとメルカリを主な7つのポイントでサクッと比較し、賢い使い分けのヒントを探ります。
ヤフオクとメルカリ、どちらも魅力的なプラットフォームですが、ご自身の目的や扱う商品によって最適な選択は変わってきます。
以下の表で主な違いを比較してみましょう。
| 比較ポイント | ヤフオク | メルカリ |
|---|---|---|
| 1. 手数料 | 落札価格の10% (LYPプレミアム会員特典でポイント還元等の可能性あり) | 販売価格の10% (キャンペーン等でポイント還元等の可能性あり) |
| 2. 利用者層・ユーザー数 | やや高めの年齢層、コレクターや専門知識を持つユーザーも多い | 若年層を中心に非常に幅広い層が利用、ユーザー数が多い |
| 3. 出品・取引のしやすさ | PCからの詳細設定も可能、やや多機能でオークション形式に手間を感じることも | スマートフォンで手軽に出品・操作可能、直感的で初心者にも優しい |
| 4. 売れやすい商品・ジャンル | 専門品、コレクターズアイテム、高額商品、ニッチな商品、自動車・バイクなど | 日用品、ファッション、エンタメグッズ、ハンドメイド品などトレンド商品も |
| 5. 機能面（決済・配送） | オークション形式が主体、多様な決済方法、おてがる配送（匿名配送対応） | フリマ形式が主体、多様な決済方法、メルカリ便（匿名配送、全国一律送料など）の利便性が高い |
| 6. 安全性・サポート体制 | エスクロー決済、補償制度あり。ユーザー主導での問題解決を促す側面も。 | エスクロー決済、補償制度あり。運営事務局によるトラブル介入やサポートが手厚い傾向。 |
| 7. 独自機能・サービス | オークション形式、LYPプレミアム会員特典、幅広いカテゴリへの対応力 | フリマとしての手軽さ、便利な配送サービス（あとよろメルカリ便など）が特徴的 |
このように、ヤフオクとメルカリは手数料率こそ同じ10%ですが、それぞれに得意な分野や特徴があります。
どちらが良いと一概には言えず、出品する商品やターゲットとする購入者層、販売戦略によって使い分けるのが賢明と言えるでしょう。
今回の比較はポイントを絞ったものでしたが、「もっと各項目を深掘りして知りたい！」「自分には結局どっちが合っているの？」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなあなたのために、当ECセラーラボでは、ヤフオクとメルカリをさらに徹底的に比較・解説した記事をご用意しています！
▼詳しくはこちらの記事をチェック！▼
この記事を読めば、
などが分かり、あなたの販売活動がさらにスムーズになること間違いなしです。
ぜひ、合わせてご覧いただき、最適なプラットフォーム選びにお役立てください。
ヤフオクの手数料に関して、多くの方が抱える疑問についてQ&A形式で分かりやすくお答えします。
A: 一律で落札価格の10%です。
2024年6月4日の改定により、Yahoo!プレミアム会員（現LYPプレミアム会員）であるか否かにかかわらず、出品されたオークションが落札された際には、落札価格の10％（税込）が落札システム手数料として出品者にかかります。
ただし、自動車や一部の不動産など、特定のカテゴリの商品は異なる手数料が適用される場合がありますのでご注意ください。
A: 出品者が支払います。
ヤフオクの落札システム手数料は、商品が落札された際に、その商品の出品者がヤフオクに対して支払う手数料です。
落札者がこの手数料を直接支払うことはありません。通常、売上金から自動的に差し引かれる形で徴収されます。
A: 直接的な手数料割引はありません。
以前はLYPプレミアム会員に対して落札システム手数料の割引がありましたが、2024年6月の改定でその制度はなくなりました。
現在は、会員向けに特定の条件下でPayPayポイントが還元されるキャンペーンや、限定クーポン配布といった特典が提供されています。これらを活用することで、間接的に手数料負担を軽減できる可能性があります。
A: いいえ、禁止されています。
ヤフオクのガイドラインでは、落札システム手数料やその他のヤフオク利用料を、落札価格や送料とは別に落札者へ請求することは禁止されています。
送料を実費で請求することは問題ありませんが、手数料を意図的に上乗せする行為は規約違反となりますので、出品者も落札者もこのルールを理解しておくことが大切です。
ヤフオクの各種手数料は一見すると複雑に感じるかもしれませんが、この記事で解説したポイントを一つ一つ押さえていけば、決して難しいものではありません。
常に最新の情報を確認する習慣をつけ、手数料の仕組みを理解した上で、賢くヤフオクを活用していきましょう。
あなたのヤフオクでの取引が、よりスムーズで実りあるものになることを心より応援しています!
| 初心者おすすめ度 | ★★★★★ |
| 即金性 | ★★★☆☆ |
| ビジネス継続性 | ★★★★☆ |
| 仕入れに必要な資金目安 | 3万円~ |
| 目指せる利益額 | 10万円以上 |
メルカリ卸物販は、初心者がつまずきやすい「仕入れリサーチ」をプロに任せられるのが最大の特徴。商品はすでに利益が出るよう選定されており、自宅に届いたらそのままメルカリで販売可能です。
また、扱う商材はブランド品やアパレル系が中心で、1商品あたりの利益幅が大きいため、少ない出品でもしっかり利益を出すことができます。
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