物販初心者必見！Amazon商品ページの作り方完全ガイド

Amazonで商品を販売するには、正確な商品登録が不可欠です。
適切な商品登録は、商品ページの検索順位や売上に大きく影響を与えます。

そこで、初心者でもわかりやすいように商品ページを作成する手順を解説します。

Amazonセラーアカウントの作成

最初に必要なのは、Amazonセラーアカウントの作成です。
Amazonで商品を販売するためには、個人または法人向けのセラーアカウントを作成する必要があります。

アカウント登録手順は以下です。

1. Amazonセラーセントラルにアクセス
2. 事業者情報や連絡先、銀行口座情報などを入力し、必要な書類を提出
3. 審査通過で、商品登録完了

Amazonのセラーアカウントを作成する

詳しい登録方法は以下の記事で解説しています▼

Amazon出品者アカウント登録の手順書【必要書類から手続き方法まで丸っと解説】

個人で物販を行う場合、販売場所として最も一般的な「Amazon」。世界最大級のショッピングサイトでありながら、誰でも気軽…

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ECセラーラボ公式

2023.01.10

新規商品登録方法

セラーアカウントが作成できらたら、商品登録を行います。

Amazonで、すでに販売されている商品は簡単に登録できます。
しかしAmazonに登録されていない商品については、新規商品としての登録が必要になります。

手順を順番に解説します。

①セラーセントラルにログインし、ダッシュボードの「カタログ」から「商品登録」を選択。

②「空白のフォーム」をクリック。

③商品名（タイトル）を入力。
商品名はSEO（検索エンジン最適化）に非常に重要です。ブランド名や製品の特徴、サイズ、カラーなどを含めて、最大限に有効活用しましょう。

④商品タイプ（カテゴリー）を選択。

⑤ブランド名、外部製品IDを入力。

⑥商品説明を入力。
使用方法、メリット、材質、製品の品質など、購入者が知りたい情報を簡潔かつ正確に記載しましょう。

⑦画像のアップロード。
商品の写真は購入決定に直結する重要な要素です。高解像度で、多角的な視点から撮影された画像を9枚用意しましょう。
メイン画像は白背景が推奨されています。

⑧その他、各項目を入力。
情報量は多いほど良いので、「必須項目」はもちろん「おすすめ」項目もできるだけ埋めるようにしましょう。

⑨情報解禁日（発売開始日）を決め、「付属品」「商品の寸法」を正確に入力。

⑩販売価格とコンディションを設定。
競合商品を参考にしつつ、適正な価格を設定しましょう。

⑪商品の配送方法として、以下の2種類から選択。

• Amazon FBA（フルフィルメント・バイ・Amazon）
• 自己発送（FBM）
  

Amazon FBAを利用すると商品の保管や発送、返品処理をAmazonが代行します。
自己発送を選ぶ場合、在庫管理や発送を自社で行います。

⑫パッケージ（外箱）の寸法を入力。

⑬「原産国/地域」「電池/バッテリーの有無」「危険物の種類」を入力。

商品登録の完了と公開

最後に、すべての情報を確認して「保存して公開」をクリックします。
商品ページがAmazonのシステムで承認されると、販売が開始されます。

• 登録後の確認：登録が完了したら、商品ページをチェックし、画像や説明文に問題がないか確認します。
• レビューやQ&Aの活用：購入者からのレビューや質問が増えると、商品の信頼性が向上します。レビューに返信するなど、顧客対応もしっかり行いましょう。

以上で、商品ページの作成は完了です。
適切な商品登録と効果的なページ作成は売上に直結します。時間をかけて丁寧に作り込みましょう。

Amazonで商品を販売する際、購入者を引きつけるためには、魅力的な商品ページを作成することが非常に重要です。

商品ページの内容が充実していれば、商品に対する信頼感が高まり、購入率もアップします。

商品ページをより魅力的にする要素は大きく5つあります。

1. 商品タイトルの作成：SEOを意識したキーワード選定
2. 商品画像の重要性：プロフェッショナルな画像を使う
3. 商品説明文と箇条書きのポイント
4. 商品レビューと評価の活用
5. 購入者のQ&Aセクションの活用

1つずつ見ていきましょう。

1.商品タイトルの作成：SEOを意識したキーワード選定

商品のタイトルは、購入者が検索した際に最初に目にする要素です。
また、Amazonの検索結果で上位に表示されるためにも、SEO（検索エンジン最適化）を意識したキーワード選定が重要です。

• 商品名に含めるべき要素：ブランド名、製品名、主要な特徴、サイズ、カラーなど、購入者が検索するであろうキーワードを自然に組み込みます。
• 文字数の最適化：Amazonではタイトルに使用できる文字数に制限がありますが、50～100文字程度を目安にして、簡潔かつわかりやすく表現するのがポイントです。

2.商品画像の重要性：プロフェッショナルな画像を使う

Amazonの商品ページで最も注目されるのが商品画像です。
高品質な画像を使用することで、購入者に商品の魅力を伝えるだけでなく、信頼感も向上します。

• メイン画像の要件：メイン画像は、白背景にすることが推奨されており、商品がはっきりと見えるように撮影します。画像は高解像度で、購入者が商品を細部まで確認できることが理想です。
• 複数の視点からの画像：画像は登録できる上限枚数全て埋めます。複数の角度やシチュエーションで撮影した画像を提供しましょう。また、使用イメージや商品サイズを分かりやすくすることで、購入者の購買意欲を高めることができます。

3.商品説明文と箇条書きのポイント

購入者にとってわかりやすい商品説明は、購買行動に大きな影響を与えます。
効果的な商品説明文と箇条書き形式を活用して、商品の強みを簡潔に伝えることが重要です。

• 箇条書き形式の作成：商品の主要な特徴を5つの箇条書き形式にまとめ、各ポイントは短くわかりやすくします。商品の材質、機能、利便性、メリットなどを明記し、購入者がすぐに理解できるように工夫します。（例：「防水性能を備えたデザイン」「軽量で持ち運びに便利」「高品質の素材を使用し、長寿命を実現」など。）
• 詳細な商品説明文：商品説明には、箇条書き形式で伝えきれない商品の魅力を詳細に記載します。製品のストーリーや使用シーン、利便性などを具体的に述べることで、購入者が商品を手に取るイメージを持てるようにします。

4.商品レビューと評価の活用

Amazonで商品を購入する際、多くの人がレビューや評価を参考にします。
したがって、良いレビューを集めるための施策も重要です。

• レビュー依頼の促進：購入者に対してレビューを依頼するメッセージを送ることで、商品に対するフィードバックを集めやすくなります。また、積極的にレビューに応答することで、購入者とのコミュニケーションを深め、信頼を築くことができます。
• レビューの管理と改善：★4以下のレビューは積極的に削除依頼をかけて、評価の平均値を上げるようにしましょう。よほどの過失がない限り削除依頼は通ります。

5.購入者のQ&Aセクションの活用

Amazonの商品ページには「Q&A」セクションがあります。
購入者が商品に対して質問を投稿し、出品者や他の購入者が回答する形式です。

積極的に活用することで、購入者の不安を解消し、購入を促進できます。

• 迅速な回答の提供：購入者の質問には、可能な限り早く具体的な回答を提供しましょう。回答が迅速であるほど、購入者に信頼感を与えます。
• よくある質問のカバー：商品の機能や使い方について頻繁に質問される内容を事前に把握し、それに対してあらかじめ対応しておくと、ページ全体の品質が向上します。

魅力的な商品ページを作成することは、Amazonでの販売の最重要事項です。
商品の魅力を的確に伝えるタイトルや画像、説明文を作成することで、購入者に強い印象を与え、売上アップに繋げましょう。

価格設定は非常に重要な要素です。

適正な価格を設定することで、競争力を持ちながらも利益を確保することができます。
しかし、低価格すぎると利益が減少し、高すぎると購入者を逃すリスクがあります。

利益を最大化しつつ競争力のある価格を設定するための方法を解説します。

1. 原価計算：全コストを正確に把握する

価格設定を行う前に、まず商品の原価を正確に計算することが重要です。
特に輸入した商品の場合、仕入れ価格だけでなく、輸送費や関税、Amazonの手数料など、すべてのコストを含めて計算しましょう。

• 商品の仕入れ価格：価格はもちろん、サンプル費用や検品費用なども含めます。
• 輸送費：海上輸送や航空輸送、国内の配送コストを含めた輸送費用を考慮します。
• 関税や消費税：輸入時に発生する関税や税金も忘れずに計算に入れましょう。
• Amazon手数料：販売価格の約15%前後のAmazon手数料が発生します。FBA（フルフィルメント・バイ・アマゾン）を利用する場合は、FBAの手数料や倉庫保管料も追加されます。

以上のコストを合計して、商品1個あたりの「損益分岐点」を算出します。
損益分岐点とは、これ以上下げると赤字になるラインです。

2. 競合商品の価格調査

競合商品の価格を調査し、マーケットでの相場を把握することが重要です。
同様の商品や類似商品がどのくらいの価格で販売されているかリサーチしましょう。

• 競合分析の方法：Amazonで販売されている競合商品を検索し、同じカテゴリや類似の特徴を持つ商品をリストアップします。販売価格やレビュー数、評価の高い商品を中心に分析します。
• 価格戦略の選択：競合商品よりも安く売る「価格競争戦略」や、品質や機能で差別化して高めの価格を設定する「プレミアム戦略」など、商品やターゲットに応じた価格戦略を検討しましょう。

3. 利益目標に基づく価格設定

コストと競合調査を元に、次は自社の利益目標を設定し、それに基づいて販売価格を決めます。

• 目標利益率を設定：目標とする利益率（%）を設定し、それに基づいて販売価格を決定します。例えば、商品の原価が1,000円で、30%の利益を目標とする場合、販売価格は約1,430円（原価1,000円 ÷ (1 - 利益率0.30)）となります。
• 利益計算の例：輸入コストが1,000円、Amazonの手数料が15%（販売価格1,500円の場合、225円）とすると、利益を得るためには最低でも1,225円以上で販売する必要があります。ここに目標利益を加味した価格を設定します。

4.プロモーションや割引を考慮した価格調整

Amazonでは、プロモーションやクーポンの提供が売上向上に効果的ですが、これも価格設定に影響します。
割引を提供する際、利益を削らないように注意しましょう。

• プロモーション価格の設定：期間限定で価格を下げる場合、原価を下回らないようにしつつ、割引後の価格が競争力を保てるかを確認します。たとえば、1,500円で売っている商品に対し10%の割引を提供する場合、1,350円となるため、プロモーション前の価格を設定する段階で割引を見越して価格を決めます。
• クーポンの活用：Amazonでは、クーポンを発行して購入者に割引を提供することができます。クーポン適用後も利益を確保できるように、適切な割引率を設定しましょう。

5. 市場動向に合わせた価格の見直し

価格設定は一度決めたら終わりではなく、市場動向に応じて定期的に見直すことが必要です。
競合が新商品を出したり、季節によって需要が変動したりするため、価格調整は定期的に行いましょう。

• 価格の動向チェック：Amazonの「セラーセントラル」や価格トラッキングツールを使用して、競合他社の価格や商品の売れ行きを定期的にチェックします。需要の増減や市場の変化に応じて、価格を上げるか下げるかを判断します。
• 価格変更のタイミング：セールやシーズンイベントに合わせて一時的に価格を変更することで、販売促進が可能です。特にAmazonプライムデーやブラックフライデーなどのイベントに向けて価格戦略を調整することが効果的です。

6. Amazonの価格ツールを活用する

Amazonでは価格を自動で調整してくれるツールも提供されています。
これを活用することで、競争力を維持しながら価格設定を最適化できます。

• 自動価格設定ツール：Amazonの「自動価格設定ツール」を使用すると、競合の価格に合わせて自動的に価格を調整してくれます。価格範囲を事前に設定しておけば、利益を確保しつつ競争力のある価格を維持できます。
• リプライシングツール：競合価格に応じて自動的に価格を変更するサードパーティツールもあります。これを活用することで、特に多くの商品を扱う場合には手間を省くことができます。
• プライスター：有料ツールの中では、ほぼ全自動で価格調整ができるプライスターがおすすめです。

プライスターを導入する

適切な価格設定は、Amazonでの売上向上と利益確保に繋がります。
コストを正確に把握し、競合を分析した上で、自身の利益目標に基づいた価格戦略を立てましょう。

助手

Amazonの商品ページ作成って意外と簡単なんですね！
私もチャレンジしてみます！

うむ。今回の内容を踏まえた上で、魅力的な商品ページを作成してみてくれい。

博士

今回の記事では、Amazonの商品ページの作成方法を解説しました。

Amazonの商品ページ作成は誰でも簡単にできます。
ぜひ、挑戦してみてください。