

海外のショッピングサイトやサービスを利用する際、住所入力フォームで「postal code」という項目を目にすることがあります。
これは一体何なのか、特に物販やせどりで海外から商品を仕入れる際には、正確な理解が欠かせません。
この記事では、postal codeの基本的な意味から、海外サイトにおける住所の書き方、クレジットカード決済での注意点までを、分かりやすく解説していきます。
海外のショッピングサイトやサービスを利用する際、住所入力フォームで「postal code」という項目を目にすることがあります。
これは一体何なのか、特に物販やせどりで海外から商品を仕入れる際には、正確な理解が欠かせません。
この記事では、postal codeの基本的な意味から、海外サイトにおける住所の書き方、クレジットカード決済での注意点までを、分かりやすく解説していきます。
博士が言うように、postal codeとは、日本の郵便番号のことです。
ここでは、混同されがちなZIP codeやPostcodeとの違いも合わせて、基本を整理していきましょう。
「Postal code」とは、日本の「郵便番号」を指す国際的な呼称です。
海外のウェブサイトでは、日本の郵便番号のことを「postal code」と表記するのが一般的です。
そのため、この入力欄を見かけたら、ハイフンなしの7桁の数字(例: 1000001)を入力すれば問題ありません。
このコードは、国際郵便物を正確かつ迅速に仕分けるための世界共通の仕組みであり、物販の仕入れにおいても欠かせない情報となります。
Postal codeとよく似た概念に「ZIP code」があります。これは、主にアメリカ合衆国で使われている郵便番号制度の名称です。
役割はpostal codeと同じですが、使われる国が異なります。海外サイトがアメリカ製の場合、入力欄が「ZIP code」と表記されていることがよくあります。
名称 | 主な使用国 |
Postal code | 日本、カナダなど世界的な総称 |
ZIP code | アメリカ合衆国 |
日本の住所を入力する際は、ZIP codeの欄に日本の郵便番号(ハイフンなし7桁)を入力すれば、ほとんどの場合で正常に処理されます。
もう一つ、「Postcode」という言葉も目にすることがあります。これは、主にイギリスやオーストラリアで使われる郵便番号を指す言葉です。
これも役割は同じですが、イギリス連邦系の国で使われることが多い呼称です。
イギリスのpostcodeは「SW1A 0AA」のように、アルファベットと数字が混在しているのが特徴です。
国によって呼称や形式が少しずつ違う点は、国際取引の豆知識として覚えておくと良いでしょう。
海外サイトで求められるPostal codeと住所の書き方には、世界共通のルールが存在します。
ここでは、入力フォームの各項目から具体的な記入例まで、順を追って解説します。
【この記事で用いる記入例】
海外サイトの住所フォームは、各入力欄が持つ意味を正しく理解して埋めることが重要です。
多くの海外サイトでは、住所を項目別にフォームへ入力します。ここでは、以下の各項目について、それぞれの役割と正しい書き方を例に沿って一つずつ詳しく見ていきましょう。
Taro Tanaka
Japan
1-1-2 Oshiage
Sumida-ku
Tokyo
1310045
氏名を入力する欄です。多くは名(First Name)と姓(Last Name)に分かれています。
Taro
)Tanaka
)「田中 太郎」さんの場合、First Name: Taro
, Last Name: Tanaka
となります。
クレジットカードやパスポートの表記に合わせると間違いがありません。
国を選択する欄です。通常はプルダウンメニューになっているので、そこから「Japan」を探して選択します。
ここが住所入力の中心です。「番地、建物名、部屋番号」といった、最も詳細な住所情報を入力します。 (例: 1-1-2 Oshiage
)
番地は「1丁目1番2号」なら「1-1-2」のようにハイフンでつなぎます。
建物名や部屋番号がある場合は、番地の前にカンマ区切りで追記します。(例: ABC Apartment #101, 1-1-2 Oshiage
)
Address Line 1で住所が長くなり書ききれない場合に使用する予備の欄です。
例えば、私書箱(P.O. Box)などを入力する場合に使いますが、通常は空欄のままで問題ありません。
市や区、町、村の名前を入力します。 (例: Sumida-ku
) 「-shi」や「-ku」は付けても付けなくても届くことが多いですが、迷ったら付ける方が丁寧な表記になります。
都道府県名を入力します。 (例: Tokyo
) 「-to」や「-ken」、「-fu」といった接尾辞は省略するのが一般的です。
日本のPostal codeである、ハイフンなしの7桁の郵便番号を入力します。 (例: 1310045
)
入力欄が1つしかない場合は、詳細な住所から順にカンマ(,)で区切って記述します。
サイトによっては、住所を1行でまとめて入力するシンプルな形式の場合もあります。
その際は、「詳細な情報→大きな情報へ」という原則を守り、各要素をカンマで区切ってつなげましょう。この書き方を覚えておけば、どのような形式のサイトにも対応できます。
【1行で書く場合の基本の順番】
この順番で並べ、それぞれの間を「, 」(カンマ+半角スペース)で区切るのが、最も丁寧で分かりやすい書き方です。
【入力例】(田中 太郎 〒131-0045 東京都墨田区押上一丁目1番2号)
1-1-2 Oshiage, Sumida-ku, Tokyo, 1310045, Japan
このように、基本的なルールと順番さえ押さえておけば、日本のどんな住所でも迷わず英語で表記することが可能になりますね。
商品の配送だけでなく、クレジットカード決済の場面でもPostal codeは重要な役割を果たします。
ここでは、決済時におけるPostal codeの役割と、入力時の注意点を解説します。
クレジットカードの不正利用を防ぐための、本人確認システムの一部だからです。
海外の決済システムでは、「AVS(Address Verification Service)」と呼ばれる住所認証システムが広く導入されています。
これは、決済時に入力されたPostal codeや住所情報と、クレジットカード会社に登録されている情報を照合する仕組みです。
万が一カード情報が第三者に盗まれたとしても、登録された正しいPostal codeを知らなければ決済を完了できないようにすることで、不正利用のリスクを大幅に低減します。
このAVSは、利用者と加盟店の双方を詐欺から守るための、重要なセキュリティ対策なのです。
入力したPostal codeと、クレジットカード会社に登録されている情報が一致していないことがほとんどです。
決済エラーが発生する最も一般的な原因は、この登録情報との不一致です。
もしクレジットカードのPostal codeが承認されない場合は、以下の点を確認してみてください。
引越しなどで住所変更の手続きをしていない場合、古い住所の郵便番号が登録されたままになっています。
日本の郵便番号に含まれるハイフン(-)を入れたり、全角数字で入力したりすると、システムが認識できずにエラーとなることがあります。
稀なケースですが、クレジットカードの申し込み時に郵便番号を誤って登録している可能性も考えられます。
決済がうまくいかない際は、まずご自身のクレジットカード会社の会員サイトにログインし、登録されている住所情報が最新かつ正確であるかを確認することが解決への第一歩です。
「配送先(Shipping Address)」と「請求先(Billing Address)」の住所を、それぞれ正確に入力し分ける必要があります。
物販ビジネスでは、自宅で登録したクレジットカードを使い、商品は事務所や外注先の倉庫へ直送する、といった場面が頻繁にあります。このように配送先と請求先の住所が異なる場合、決済画面での入力には特に注意が必要です。
多くの海外サイトでは、以下の2つの住所入力欄が用意されています。
ここで重要なのは、「Billing Address」には必ずクレジットカードに登録された住所を入力するという点です。
「Same as shipping address(配送先住所と同じ)」というチェックボックスがデフォルトでオンになっていることが多いですが、安易にチェックしたままにせず、必ず確認しましょう。
住所が異なる場合は、チェックを外して正しい請求先住所情報を手動で入力することが、スムーズな決済の鍵となります。
いざという時に、自分の事業所や自宅の正確なPostal codeが分からなくなることがあります。
この章では、日本の郵便番号を正確かつ迅速に調べるための、具体的な方法を紹介します。
出典:日本郵便「郵便番号検索」
最新かつ最も正確な情報を得るなら、公式サイトの利用が不可欠です。
公的機関である日本郵便が運営しているため、情報の信頼性が最も高く、常に最新の状態に保たれています。
海外取引など、絶対に間違えられない場面でPostal codeを確認する際は、この方法が基本となります。
公式サイトでの検索手順
市町村合併などで住所体系が変更された場合でも、公式サイトであれば確実に対応しているため安心です。
うろ覚えの地名や施設名から調べる際は、民間の検索サイトが便利です。
検索エンジンで「(地名) 郵便番号」のようにキーワード入力するだけで、関連するPostal codeを素早く表示してくれるサイトが多数存在します。
これらのツールは、急いでいる時や大まかな番号を知りたい場合に非常に役立つでしょう。
ただし、情報の更新が公式サイトより遅れる可能性がある点は注意が必要です。
日常的な確認には便利ですが、ビジネスで用いる重要なPostal codeは、最終的に公式サイトで再確認することをおすすめします。
ここでは少し視野を広げて、日本の関東地方や世界のpostal codeに関する豆知識を紹介します。
ビジネスの合間の雑談や、海外への理解を深める一助となれば幸いです。
関東地方の主要な都市では、特定の郵便番号(postal code)が象徴的に使われることがあります。
普段の取引で意識することは少ないかもしれませんが、特定の有名な建物やエリアには専用の郵便番号が割り振られている場合があります。
これらは、その地域の顔ともいえるコードと言えるでしょう。
施設・エリア | 郵便番号(Postal Code) | 所在地 |
東京都庁 | 163-8001 | 東京都新宿区 |
東京中央郵便局 | 100-8994 | 東京都千代田区 |
横浜ランドマークタワー | 220-8172 | 神奈川県横浜市 |
さいたま新都心郵便局 | 330-9779 | 埼玉県さいたま市 |
千葉ポートタワー | 260-0024 | 千葉県千葉市 |
これらの番号を物販ビジネスで直接使う機会は少ないかもしれませんが、地域の代表的なコードとして知っておくと面白いかもしれませんね。
国によって、postal codeの呼称や形式は大きく異なります。
この記事の冒頭でも触れましたが、世界に目を向けると郵便番号制度は実に多様です。
特にビジネスで頻繁に目にするアメリカやイギリスの形式は、この機会に覚えておくと良いでしょう。
国 | 呼称 | 形式 | 具体例 |
アメリカ | ZIP code | 5桁の数字 | 90210 |
イギリス | Postcode | 英数字(スペースあり) | SW1A 0AA |
カナダ | Postal Code | 英数字6桁(スペースあり) | K1A 0B1 |
オーストラリア | Postcode | 4桁の数字 | 2000 |
ドイツ | Postleitzahl (PLZ) | 5桁の数字 | 10117 |
フランス | Code postal | 5桁の数字 | 75001 |
中国 | 邮政编码 (Yóuzhèng biānmǎ) | 6桁の数字 | 100000 |
韓国 | 우편번호 | 5桁の数字 | 04538 |
インド | PIN code | 6桁の数字 | 110001 |
イタリア | CAP | 5桁の数字 | 00184 |
ブラジル | CEP | 8桁の数字 | 01000-000 |
ニュージーランド | Postcode | 4桁の数字 | 6011 |
特にアメリカの「ZIP code」とイギリスの「Postcode」は、海外ECサイトで頻繁に使われる呼称です。
これらが日本のpostal codeと同じ役割を持つ仲間だと理解しておけば、海外サイトでの混乱はさらに少なくなるはずです。
ここでは、postal codeに関して特によくある質問とその答えをまとめました。
入力時の最終確認として、ぜひ参考にしてください。
A: カード会社への登録情報と相違があります。
決済エラーの最も多い原因は、カード会社に登録している請求先住所の郵便番号と、入力した番号が一致していないことです。引越し前の古い住所のままになっていないか、一度カード会社の会員サイトなどで登録情報を確認してみましょう。その上で、ハイフンなしの7桁で正しく入力しているかも再確認することが重要です。
A: いいえ、原則として入力は不要です。
日本の郵便番号は「123-4567」と表記しますが、海外サイトのシステムではハイフンを認識できず、エラーの原因となることがよくあります。特にサイト側から指示がない限りは、ハイフンを除いた7桁の数字「1234567」で入力するのが最も安全で確実な方法です。
A: 参考程度にし、必ず手動で確認しましょう。
ブラウザの自動翻訳機能は便利ですが、住所のような固有名詞の変換を間違う可能性があります。特に、番地や建物名の表記が不自然な形に変換されてしまうケースが少なくありません。翻訳結果を鵜呑みにせず、本記事で解説したルールに沿って正しい表記になっているかを、必ずご自身の目で確認・修正するプロセスが不可欠です。
「postal code(ポスタルコード)」は、単に日本の郵便番号を指す言葉ですが、海外物販においては「配送」と「決済」という2つの重要な場面で登場します。
特にクレジットカード決済時の請求先住所との関連は、多くの人がつまずくポイントと言えるでしょう。
しかし、本記事で解説したルールや違いは、一度理解すれば決して難しいものではありません。
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