

メルカリで複数の商品を一度に購入できる「まとめ買い」。
購入者には便利ですが、「出品者に迷惑なのでは?」と不安に思う声も聞かれます。
実際、出品者はまとめ買いをどう思っているのでしょうか?
この記事では、メルカリのまとめ買いは本当に迷惑なのか、出品者の本音やメリット・デメリットに迫ります。
あわせて、購入者・出品者それぞれが知っておきたい注意点も詳しく解説していきます。
メルカリで複数の商品を一度に購入できる「まとめ買い」。
購入者には便利ですが、「出品者に迷惑なのでは?」と不安に思う声も聞かれます。
実際、出品者はまとめ買いをどう思っているのでしょうか?
この記事では、メルカリのまとめ買いは本当に迷惑なのか、出品者の本音やメリット・デメリットに迫ります。
あわせて、購入者・出品者それぞれが知っておきたい注意点も詳しく解説していきます。
メルカリの「まとめ買い」とは、同じ出品者の商品を複数まとめて購入することです。
「迷惑かな?」と心配になることもありますが、まずは基本的なやり方を知っておきましょう。
主な依頼方法としては、以下の2つがあります。
の2つがあります。
それぞれの依頼方法の手順や、依頼を承諾する手順を、まずは解説します。
従来からあるコメントでの依頼は、以下のような流れで進みます。
比較的新しい公式機能での依頼は、アプリ上で完結します。
公式機能も便利ですが、現在もコメントでの直接依頼が多く利用されています。
主な理由は以下の通りです。
直接依頼は、公式機能に比べ価格交渉などがしやすく、細かな要望も伝えやすいメリットがあります。また、出品者と直接やり取りできる安心感も理由の一つです。
この記事では両方の方法に触れますが、特に直接依頼を中心に解説します。
メルカリでのまとめ買い依頼は、出品者に迷惑がられると思っていませんか?
実は、多くの出品者は迷惑どころかまとめ買いを大歓迎しています。なぜなら出品者には多くのメリットがあるからです。
ここでは、出品者がまとめ買いを嬉しいと感じる主な理由TOP5を紹介します。
出品者にとって、メルカリで利益を上げていくためには、商品をいかに早く販売していくか、つまり「販売の回転率」が非常に重要になります。
まとめ買いは、複数の商品を一度に販売できる絶好の機会であり、この回転率を大きく向上させる助けとなります。
たとえ値下げ交渉に応じて1点あたりの利益が少し減ったとしても、複数の商品が一度に売れることで、結果的にまとまった売上を早期に確保できます。眠っていた在庫が現金化されれば、それを元手に新たな仕入れや出品活動につなげることも可能です。
出品者にとって、まず商品が売れること、そしてそれが早く売れることは、ビジネスを継続する上で何より重要だといえそうです。そのため、まとめ買いの申し出は、販売を加速させる嬉しいきっかけとなるのです。
出品者にとって直接的なメリットとして、コスト削減効果も挙げられます。
商品を発送する際には、封筒やダンボール箱、緩衝材などの梱包資材が必要になりますが、まとめ買いなら1つの梱包で済むため、資材の使用量を抑えられます。梱包資材も、積み重なると無視できないコストになりがちだからです。
さらに送料も、まとめ買いによって発送が1回で済めば、本来複数回かかるはずだった送料を1回分に圧縮できる可能性があります。送料は販売利益に直接影響するため、このコスト削減効果は出品者にとって非常に魅力的です。
時間と労力の削減も大きなメリットです。出品者にとって、意外と手間がかかるのが、商品の梱包、発送手続き、そして購入者とのコメントのやり取り。
もし複数の商品が別々の購入者に売れた場合、これらの作業を個数分繰り返しなければなりません。確かに、複数の取引を同時に進めるのは大変だと感じます。
しかし、まとめ買いであれば、複数の商品を一度に梱包し、発送手続きも1回で完了します。取引メッセージのやり取りも基本的に1人の購入者とだけで済むため、出品にかかる全体的な手間を大幅に削減できるのです。
この時間的・労力的な負担軽減は、多くの出品者にとって非常にありがたいポイントでしょう。
特に多くの商品を出品している出品者にとって、まとめ買いは在庫を一気に整理できる絶好の機会となります。なかなか売れずに保管スペースを圧迫していた商品や、関連性の高い商品群が一度に売れると、非常に助かると感じるでしょう。
在庫管理の手間が省けるだけでなく、自宅や保管場所のスペース確保にもつながります。不用品を効率的に手放したい、早く現金化したいと考えている出品者にとっては、まとめ買いは渡りに船の申し出なのです。。
まとめ買いをきっかけに、気持ちの良い取引を行うことができれば、購入者の満足度は高まります。その結果、その購入者があなたの他の出品物にも興味を持ち、再び購入してくれる「リピーター」になる可能性があります。
一度に複数の商品を購入してくれるということは、あなたの出品物に魅力を感じてくれている証拠でもあります。
良い取引体験を提供できれば、長期的なファン獲得につながるかもしれません。
まとめ買いを通して良好な関係性を築くのも、メルカリで利益を上げるための有効な手段の1つといえるでしょう。
メルカリのまとめ買いは基本的には出品者にも歓迎されることが多いものです。
しかし、残念ながら全てのケースでそうとは言えず、状況や依頼の仕方によっては「迷惑だ」と感じさせてしまうことも。
出品者が迷惑と感じてしまう、代表的な理由TOP5を知っておきましょう。
これは、出品者がまとめ買いを迷惑だと感じる理由として、圧倒的に多く聞かれるものです。
時間を使ってまとめ買い依頼に対応し、専用ページを作成したり、公式機能で依頼を承諾したりしたにも関わらず、
というケースです。
メルカリのまとめ買いにの取引では
という手順で行われています。
最後の3つ目の手順が、「任意」であるところがポイントで、購入者にはまとめ買いページを購入する義務はありません。
といったような、購入者都合の後出しの値下げ要求や購入無視は、現実として少なからず発生しており、そのような事態に遭遇すると「まとめ買いは迷惑」、と思ってしまうようです。
さらにいえば、出品者はまとめ買い依頼を受けた時点で、その商品を他の人に売る機会を一時的に失っている状態です。特に依頼を受けて元の商品ページを公開停止にしている場合、放置されるとその間の販売機会損失は深刻です。
約束が守られないことは、出品者にとって精神的な負担も大きいといえそうですし、明確な迷惑行為だと感じるでしょう。
まとめ買いのメリットとして送料削減を挙げましたが、組み合わせる商品の大きさや形状によっては、これが裏目に出ることがあります。
例えば、ゆうパケットポストなどで個別に送れば安く済む商品を複数まとめた結果、ゆうパックなどのより高額な配送方法しか使えなくなるケースです。
特に、厚みのある衣類や、壊れやすい雑貨などを組み合わせる場合に起こりがちだといえそうです。個別発送時の合計送料よりも、まとめて発送する送料の方が高くなってしまっては、出品者にとっては完全にコスト増です。
利益が減る、あるいは赤字になる可能性もあるため、これは迷惑だと感じられてしまう大きな理由の一つです。
まとめ買いの依頼は、依頼した時点で、コメントでのやり取りや値下げ交渉を伴います。
など、購入者とのコミュニケーションが必要になりますが、このやり取り自体が手間だと感じる出品者もいるようです。
特に、希望する商品リストが不明確だったり、相場を無視した大幅すぎる値下げを要求されたり、交渉が何度も長引いたりすると、対応はかなり煩雑になります。
丁寧な言葉遣いでの常識的な交渉であれば問題ないことが多いですが、一方的な要求や、出品者の手間を考えない依頼は、迷惑だと受け取られかねません。
メルカリには、取引後に互いを評価するシステムがあります。出品者の中には、例えば「直近100件の良い評価」を集めてプロフィールに表示される「高評価バッジ」を獲得したい、あるいは過去の「残念だった」評価を早く押し出したい、といった理由で、取引の件数自体を増やしたいと考えている方もいます。
しかし、まとめ買いでは、複数の商品が1回の取引としてカウントされるため、得られる評価も1つだけです。
良い評価をたくさん集めたい出品者にとっては、複数の商品を個別に販売する方が目的を達成しやすいため、取引件数が減ってしまうまとめ買いは、都合が悪く迷惑だと感じてしまう可能性があるのです。
購入者がまとめ買いを希望する場合、当然ながら出品されている商品の中から、より魅力的だと感じるもの、人気のあるものを選ぶ傾向があります。
これは自然なことですが、出品者側からすると、人気商品ばかりがまとめ買いで売れてしまい、結果的にあまり人気のない商品だけが手元に残ってしまう、という状況になる可能性があります。
全ての在庫をバランス良く販売したいと考えている出品者にとっては、人気商品だけがどんどんなくなっていく状況は、長期的な販売戦略を考えると少し困るかもしれません。
このような理由から、まとめ買い依頼の内容によっては、少し迷惑だと感じてしまうケースもあるようです。
ここまで見てきたように、メルカリのまとめ買いは出品者にとってメリットも多い反面、状況によっては迷惑だと感じさせてしまう可能性も秘めています。
ここでは、出品者に「迷惑だ」と思われずにスムーズに取引を進めるための依頼マナーや交渉のコツ、例文などを紹介します。
また、まとめ買い依頼を断られてしまった場合の対処法も解説していきます。
コメントで出品者にまとめ買いを依頼する際は、相手への配慮が不可欠です。
以下のマナーを守ることで、出品者に良い印象を与え、スムーズなコミュニケーションにつながります。
まず基本として、「コメント失礼します」「はじめまして」といった挨拶から始め、依頼全体を通して丁寧な言葉遣いを意識しましょう。
顔が見えないメルカリの取引では、文章のトーンがそのままあなたの印象になります。「です・ます調」を基本とし、親しき仲にも礼儀ありの精神で接することが大切だといえそうです。
「どの商品をまとめ買いしたいのか」を出品者が一目で正確に理解できるように、商品名を具体的に記載することが重要です。
もし似たような商品が出品されている場合は、
などの工夫をすると親切でしょう。
複数の商品を依頼する場合は、リスト形式で分かりやすく示すのがおすすめです。
まとめ買いをお願いするだけでなく、「値引きを希望するのかどうか」も最初に明確に伝えると、その後のやり取りがスムーズになります。
値引きを希望する場合は、どの程度の値引きを望むのか、具体的な希望額や「送料分程度」といった目安を丁寧に伝えましょう。
ここでは、いくつかの状況に応じたコメントの例文をご紹介します。
丁寧さと具体性を意識して、ご自身の状況に合わせて調整してみてください。
コメント失礼します。はじめまして。
こちらの「〇〇(商品名A)」と、別途出品されている「△△(商品名B)」の
2点をまとめて購入させていただくことは可能でしょうか?
お手数ですが、ご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
コメント失礼します。
こちらの「〇〇(商品名A)」と、「△△(商品名B)」の
まとめ買いを検討しております。
もし可能でしたら、送料分程度のお値引きをご検討いただくことは
できますでしょうか?(可能であれば希望額:2点でXXXX円を希望します)
不躾なお願いで恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。
コメント失礼します。はじめまして。
以下の3商品のまとめ買いは可能でしょうか?
・「〇〇(商品名A)」
・「△△(商品名B)」
・「□□(商品名C)」
ご確認よろしくお願いいたします。
(値引き希望の場合は、この後に希望を追記)
まとめ買いの魅力の一つが値引きの可能性ですが、交渉の仕方には注意が必要です。
以下の点を押さえて、出品者に不快感を与えないスマートな交渉を目指しましょう。
まず大前提として、まとめ買いだからといって必ず値引きされるわけではありません。
出品者の価格設定や考え方、商品の組み合わせによっては、値引きが難しい場合もあります。値引きはあくまで「お願い」「相談」するものである、という認識を持つことが大切です。
出品者が値引きに応じやすいのは、まとめ買いによって節約できる「送料分」程度が一般的です。
出品者にとってもコスト削減分を還元する形になるため、受け入れやすい提案といえるでしょう。ただし、商品の組み合わせによっては送料が高くなるケースもあるため、あくまで目安として考えましょう。
希望額を伝える際は、「〇〇円にしてください」といった一方的な要求ではなく、「XXXX円でお譲りいただくことは可能でしょうか?」のように、必ず疑問形や相談する形で伝えましょう。
希望額の根拠として「送料分程度かと存じますが」と一言添えるのも、丁寧な印象を与えるかもしれません。
以下のような交渉は、出品者に迷惑がられ、取引自体を断られる原因になりかねません。絶対に避けましょう。
丁寧に依頼や交渉をしても、出品者の都合でまとめ買いや値引きを断られてしまうことはあります。
そんな時でも、感情的にならずスマートに対応することが、気持ちの良い取引の締めくくりにつながります。
「なぜ断られたんだろう?」と不満に思うかもしれませんが、まずは冷静になりましょう。
出品者には
など、様々な理由が考えられます。相手の状況を推察する姿勢が大切です。
また、自分に非があると感じる場合は
などを振り返って確認し、今後の取引に活かしましょう。
まとめ買いや値引きは叶わなくても、その商品自体がどうしても欲しい場合は、気持ちを切り替えて、それぞれの商品ページから通常通り個別に購入手続きを進めましょう。
もし値引き交渉が原因で断られたと感じるなら、「値引きなしで結構ですので、まとめ買いだけお願いできませんか?」と再度お願いしてみるのは一つの手です。
あるいは、希望額を譲歩して再度相談することも考えられます。ただし、しつこい印象を与えないよう、再交渉は1回程度に留め、相手の反応を見て引き際を見極めることが肝心です。
出品者との条件が合わないのであれば、今回は縁がなかったと割り切り、他の出品者から探すという選択も賢明です。
メルカリには多くの商品が出品されています。
どの選択をするにしても、依頼を断られた際には「今回は残念ですが、承知いたしました」「お忙しい中、ご返信ありがとうございました」といった感謝の言葉を返信するのがマナーです。
丁寧な対応は、出品者に良い印象を残し、将来的に別の取引で良い関係を築ける可能性も残します。
購入者からコメントで「まとめ買いをお願いします!」と依頼が来ること、ありますよね。嬉しい反面、どう対応すればいいか迷うこともあります。
ここでは、コメントでの依頼にスムーズに対応するための手順と、断る際の注意点について解説します。
購入者からのまとめ買い依頼を受け入れる場合、いくつか手順を踏む必要があります。
トラブルなくスムーズに取引を進めるための基本的な流れを確認しましょう。
まずは、購入者からのコメントをよく読み、どの商品をまとめたいのか、値引き交渉が含まれているかなどを正確に把握します。
値引き依頼がある場合は、送料や利益を考慮して、その条件で受け入れられるかを慎重に判断しましょう。必要であれば、送料を再計算することも大切です。不明な点があれば、購入者にコメントで確認します。
まとめ買いの交渉中や専用ページ作成中に、他のユーザーが対象商品を購入してしまうのを防ぐため、依頼された商品の出品を一時的に「公開停止」にします。
マイページの「出品した商品」から該当商品を選び、公開停止の操作を行ってください。
次に、依頼された商品を1つにまとめた新しい商品ページを作成します。
「〇〇様 専用」「まとめ買い商品」のように専用であることが分かるタイトルをつけ、対象商品の画像、商品名リスト、合意した合計金額などを商品説明に記載し、価格を設定して出品します。購入期限を設けるのも有効です。
専用ページを作成したら、必ず元の依頼があったコメント欄などで、「専用ページを作成しましたので、内容をご確認の上、ご購入手続きをお願いいたします」のように依頼者に連絡を入れましょう。
専用ページから購入されたら、あとは通常の取引と同様です。
商品をまとめて丁寧に梱包し、発送後、互いに評価を入力して取引完了となります。 ※専用ページは横取りされるリスクもある点にご留意ください(詳細は5章)。
出品者としても嬉しいことの多いメルカリの「まとめ買い」ですが、様々な問題でことわざるを得ない時があります。
そのような時も、言葉遣いに注意を払い、丁寧な対応を心がけることが大切です。
大前提として、依頼コメントを無視するのは絶対にやめましょう。
たとえ断る場合でも、依頼への感謝と謝罪の言葉を伝え、丁寧に対応することが基本です。
なぜ断るのか、具体的な理由を正直かつ簡潔に伝えましょう。
「送料が高くなるため」「在庫がないため」「バラ売りでお願いしているため」など、理由を添えることで購入者も納得しやすくなります。
もし可能であれば、「個別のページからそれぞれご購入いただくことは可能でしょうか?」のように、代替案を示すとより丁寧です。
ただ、押し売りのようにしつこいコメントは、迷惑だと感じられるので注意が必要です。
コメントありがとうございます。
まとめ買いのご依頼、大変嬉しいのですが、こちらの商品をまとめるとサイズが大きくなり、
送料が個別で発送するよりも高くなってしまうため、今回はご希望に沿えず申し訳ございません。
もしよろしければ、現在の価格で個別のページからご購入いただけますと幸いです。
ご連絡ありがとうございます。
お問い合わせいただいた「△△」ですが、
あいにく先ほど他で売れてしまい在庫がございません。
(あるいは、大変申し訳ありませんが、こちらはセットでの販売は考えておらず、
バラ売りにてお願いしております。)
ご期待に沿えず申し訳ございませんが、ご了承いただけますと幸いです。
コメントありがとうございます。まとめ買いのご検討、感謝いたします。
大変申し訳ないのですが、こちらの商品は既にお値下げ済み
(あるいは、送料・手数料を考慮しますと厳しい)のため、
提示価格でのご検討をお願いしております。
ご希望に沿えず恐縮ですが、ご理解いただけますと幸いです。
まとめ買い依頼をお断りすることになった場合、「何かペナルティがあるのでは?」「相手から嫌がらせされたりしないか?」と不安に思う出品者の方もいるかもしれません。
ここでは、依頼を断ることに関するルール上の扱いと、注意すべき点について解説します。
まず大前提として、メルカリの規約やガイドラインにおいて、出品者は購入者からのまとめ買い依頼(コメントによるもの、機能によるもの両方)を承諾する義務はありません。
依頼を受けるか断るかは、出品者の自由な判断に委ねられています。したがって、まとめ買い依頼を断ること自体は、全くルール違反ではありません。
ルール違反ではないため、まとめ買い依頼を断ったことだけを理由として、メルカリ事務局から警告を受けたり、アカウントの利用制限といったペナルティが科されることは基本的にありません。
「断ったら運営に目をつけられるのでは…」といった心配は不要です。安心して、ご自身の状況や販売方針に基づいて判断してください。
ルール上は問題なくても、残念ながら、依頼を断られたことに不満を持ち、腹いせに不当な「残念だった」評価をつけたり、他の出品ページに嫌がらせのようなコメントを残したりする購入者がいる可能性はゼロではありません。
これは非常に残念なことですが、メルカリに限らず個人間取引においては起こり得るリスクとして認識しておく必要はあるでしょう。
このような不本意なトラブルのリスクを最小限に抑えるために最も重要なのは、「丁寧な断り方」を徹底することです。
依頼への感謝、断ることへの謝罪、そして簡潔な理由を誠実に伝えれば、ほとんどの購入者は状況を理解してくれます。
万が一、悪質な嫌がらせや不当な評価を受けた場合は、感情的にならず、コメント削除やユーザーブロック、そして状況に応じてメルカリ事務局へ報告・相談するといった対応を検討しましょう。
メルカリのまとめ買いは便利ですが、注意しないとトラブルになることも。
「横取り」や「NG行為」といった、まとめ買い特有の注意点と対策をこの章でしっかり確認しましょう。
まとめ買いのために用意した専用ページやまとめ買い機能の出品。これが依頼者以外に買われてしまう「横取り」は、多くの出品者・購入者が気にするところです。
まず理解すべきは、メルカリのルール上は「早い者勝ち」が原則であり、専用出品やまとめ買い機能の出品であっても、システム上は他のユーザーが購入できてしまう点です。
規約違反にはなりませんが、一般的にはマナー違反と捉えられています。
残念ながら横取りを完全に防ぐ方法はありませんが、リスクを減らすための工夫は可能です。
出品者側
購入者側
これらの工夫でリスクを低減できますが、ゼロにはならないことを念頭に置きましょう。
特に高額商品の場合は慎重な判断が必要です。
商品を購入した後に、「やっぱり他の商品も一緒に欲しいので、まとめて送ってくれませんか?」と依頼するのは、メルカリでは明確なNG行為です。絶対にやめましょう。
その主な理由は、メルカリの規約違反にあたる可能性があるためです。メルカリでは購入手続き後の価格や配送方法の変更交渉を禁止しています。
また、システムが「1取引=1発送」を前提としているため、後から同梱しても送料が安くなるわけではなく、取引管理も複雑になります。さらに、万が一の配送トラブル時にメルカリの補償を受けられないリスクも高まります。
どうしても購入後にまとめたい場合は、双方合意の上で一度取引をキャンセルし、出品者がまとめページを再出品して購入し直すしかありませんが、非常に手間がかかり推奨もされません。まとめ買いは必ず購入手続き前に依頼するようにしましょう。
横取りや購入後の依頼以外にも、まとめ買いの際にトラブルの原因となりやすい注意点やマナー違反があります。以下に挙げる点にも気をつけ、お互いに気持ちの良い取引を心がけましょう。
注意すべき点として、
などが挙げられます。
特に依頼後の放置は出品者の販売機会を奪う行為であり、迷惑と感じられる大きな要因です。また、過度な要求は取引自体を破談させる可能性があります。
まとめ買いであっても、一つ一つの商品をしっかり確認し、基本的なマナーを守ることが、トラブルを未然に防ぐ上で非常に重要だといえそうです。
プライバシーへの配慮も忘れないようにしましょう。
コメントでの依頼だけでなく、メルカリ公式の「まとめ買い依頼機能」を使ってみるのも手です。
システム化されて便利な反面、注意点もあります。ここでは、この公式機能のメリットとデメリットを整理して紹介します。
まずは、公式機能ならではのメリットを見ていきましょう。コメントでの依頼と比べると、特に以下のような点が便利だと考えられます。
公式機能の主なメリット
購入者にとっては、コメント作成の手間なくアプリ操作だけで依頼が完了する手軽さが魅力です。
出品者にとっては、依頼内容の確認が容易で、承諾すれば専用ページが自動生成されるため対応を効率化できます。
また、システムを介することで取引条件がある程度明確になり、双方にとって安心感につながる場合もあります。
一方で、公式機能にはデメリットや注意すべきリスクも存在します。利用する前にしっかり把握しておきましょう。
公式機能の主なデメリット・リスク
コメント依頼に比べると、価格交渉などの柔軟性は低い場合があります。また、出品者にとっては、承諾しても購入されずに放置されるリスクや、その間の機会損失は大きな問題です。
作成されたページが横取りされるリスクもあります。一部利用できない商品カテゴリや、Web版では使えない点もデメリットといえるでしょう。
これまで見てきたように、公式機能には手軽さや効率化というメリットがある一方、交渉の柔軟性や放置・横取りリスクが大きくなるといったデメリットも存在します。
これはコメントでの直接依頼と比較した場合も同様です(コメント依頼は柔軟性が高い反面、手間がかかるなど)。
どちらの方法が絶対的に良いというわけではありません。 例えば、
といったように、それぞれの特性を理解し、ご自身のスタイルや取引したい商品、状況などに応じて使い分けるのが賢明だといえそうです。
完璧な方法はなく、時と場合によって最適な手段を選ぶ視点が大切になります。
ここでは、メルカリのまとめ買いに関して、特に多く寄せられる疑問や気になる点について、Q&A形式で分かりやすくお答えしていきます。
A: 放置・横取りリスク、交渉制限等です。
出品者にとっては承諾後に購入されず放置されるリスクや機会損失が最大の懸念点です。また、購入者にとってはコメント依頼に比べて交渉の柔軟性が低い場合があります。横取りリスクや一部利用できないケースがある点もデメリットといえます。
A: はい、現在は提供されていません。
「まとめ売り」という名称の機能は過去にありましたが、現在は仕様が変更され、購入者が依頼する「まとめ買い依頼機能」が主な公式機能となっています。出品者が自らセット商品として出品することは可能です。
A: 購入者は個別購入などを検討します。
出品者が断ってもルール違反ではなくペナルティもありません。断られた購入者は、個別購入するか、諦めるのが一般的です。丁寧な断り方をすれば、基本的に大きなトラブルにはなりませんが、残念ながら不当な評価を受けるリスクはゼロではありません。
A: 購入後の依頼や依頼後の放置です。
特に避けるべきなのは、商品購入後に他の商品とのまとめ買いを依頼すること(規約違反の可能性)と、まとめ買いを依頼・承諾された後に購入せず放置すること(出品者への迷惑行為)です。これらは絶対にやめましょう。
A: はい、横取りされる可能性はあります。
メルカリは基本的に「早い者勝ち」ルールです。そのため、専用ページやまとめ買い機能で出品された商品であっても、システム上は依頼者以外の第三者が先に購入してしまう(横取りする)ことは可能です。
メルカリのまとめ買いは、出品者に迷惑がかかるのでは?と心配する声もありますが、基本的には歓迎されることが多い取引です。
しかし、依頼方法や交渉の仕方、公式機能の特性などを理解せずに行うと、思わぬトラブルの原因にもなりかねません。
この記事で解説したメリット・デメリット、そして横取りや放置といった注意点を参考に、相手への配慮とマナーを守って、メルカリのまとめ買いを賢く、そして気持ちよく活用していきましょう。
初心者おすすめ度 | ★★★★★ |
即金性 | ★★★★☆ |
ビジネス継続性 | ★★★☆☆ |
仕入れに必要な資金目安 | 3万円~ |
目指せる利益額 | 10万円以上 |
また、小資金から始められるので、初心者でも参入しやすいうえに、手順がシンプルで再現性が高いのがアパレルせどりの魅力です。
ブランド品や人気のアパレル商品を扱うことで、安定した副収入を作るだけでなく、将来的には外注化や拡大を通じて仕組み化も可能です。
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