

中国から(または中国へ)EMSで発送した荷物の追跡でお困りではありませんか?
この記事では、中国EMSの追跡について、基本から応用まであらゆる疑問にお答えします。
具体的な追跡方法、ステータスの見方、そして多くの方が悩む
- 「追跡できない」
- 「更新されない」
- 「遅い」
といったトラブルの原因と解決策を徹底解説。
この記事で知識を深め、安心して荷物の状況を確認し、スムーズな国際取引を進められるようにしましょう。
中国から(または中国へ)EMSで発送した荷物の追跡でお困りではありませんか?
この記事では、中国EMSの追跡について、基本から応用まであらゆる疑問にお答えします。
具体的な追跡方法、ステータスの見方、そして多くの方が悩む
といったトラブルの原因と解決策を徹底解説。
この記事で知識を深め、安心して荷物の状況を確認し、スムーズな国際取引を進められるようにしましょう。
海外へ荷物を送る際、「EMS」という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。
特に中国との取引では、よく利用される配送方法の一つです。この章では、まずEMSがどのようなサービスなのか、その基本的な特徴や利用する上でのポイントを分かりやすく解説します。
出典:日本郵便公式
EMSとは「Express Mail Service」の略称で、日本語では「国際スピード郵便」と呼ばれています。
これは、特定の会社が提供する独自のサービス名というわけではありません。世界中の郵便事業体が加盟する万国郵便連合(UPU)の取り決めに従って提供されている、国際郵便の中で最も優先度の高いサービスブランドです。
そのため、世界各国の郵便局(日本では日本郵便株式会社、中国では中国郵政集団公司など)が、共通の基準に基づいてEMSサービスを提供しています。
海外へ書類や商品を迅速かつ確実に届けたい場合に利用される、信頼性の高い国際配送ネットワークと言えるでしょう。
EMSが多くの人に選ばれる理由として、主に以下の3つの特徴が挙げられます。
EMSは、国際郵便サービスの中では最速レベルの配達スピードを誇ります。
他の国際郵便(航空便扱いの小形包装物や国際eパケット、時間がかかる船便など)と比較して、大幅に早く届け先に配達されることが期待できます。緊急性の高い荷物の発送に適しています。
EMSで発送される荷物には、基本的に追跡番号が付与されます。
この番号を利用して、オンラインで荷物が今どこにあるのか、どのような状況なのか(輸送中、通関中など)を確認できます。発送する側も受け取る側も、荷物の状況を把握できるため安心感があります。
万が一、配送中に荷物が破損したり紛失したりした場合に備えて、損害賠償制度が設けられています。
補償される金額には上限がありますが、大切な荷物や高価な商品を安心して送るための重要なポイントです。
これらの特徴から、EMSはスピードと安心感を両立した国際配送サービスとして位置づけられています。
便利なEMSですが、利用する際には以下の点に注意が必要です。
スピードやサービスが充実している分、他の国際郵便サービスと比較すると料金は高めに設定されています。
料金は、荷物の「重さ」と「送る先の国・地域」によって細かく定められています。当然、重い荷物ほど、また遠い国へ送るほど料金は高くなります。
EMSで送ることができる荷物には、重さと大きさ(サイズ)に上限が設けられています。
送れる最大の重さは国によって異なり、一般的には30kgまでが多いですが、宛先国によってはそれより軽い制限(例: 20kg)の場合もあります。同様に、荷物の長さや胴回りなどのサイズにも制限があるため、発送前に確認が必要です。
利用する際は、送りたい荷物がこれらの条件を満たしているか、また料金が予算に見合っているかを事前に確認することが大切です。
EMSは、その特徴から以下のようなシーンでよく利用されます。
特に、物販やせどりビジネスにおいては、中国など海外から商品を仕入れる際に、配送方法の選択肢の一つとしてEMSがよく挙がります。
送料コストを抑えたい場合は国際eパケットや船便などが選ばれることもありますが、
といった場合には、EMSの利用が検討されることが多いでしょう。
EMSには、荷物が今どこにあるのかを確認できる追跡サービスが基本的に付いています。
この追跡サービスは、特に中国との間で荷物をやり取りする際に非常に重要な役割を果たします。
この章では、EMSの荷物追跡サービスで何ができるのか、そしてなぜ中国ビジネスにおいてその重要性が高いのかについて解説します。
EMSを利用して海外へ荷物を送ったり、海外から荷物を受け取ったりする際、最も気になるのは「荷物が無事に届くか」、「今どこにあるのか」ということでしょう。
EMSに標準で付いている荷物追跡サービスは、そうした不安を解消するための重要な機能です。
このサービスを利用することで、荷物に割り当てられた固有の「お問い合わせ番号(追跡番号)」を使って、以下のような情報をオンラインでリアルタイムに近い形で確認できます。
これにより、発送した荷物が順調に相手に向かっているか、あるいは受け取る予定の荷物がいつ頃届きそうか、大まかな状況を把握することが可能です。
万が一、配送に遅れが生じている場合や、通関で手続きに時間がかかっている場合なども、追跡情報を見ることで早期に察知できる可能性があります。この「見える化」が、国際郵便を利用する上での大きな安心感につながると言えるでしょう。
では、なぜ特に中国との間で物販やせどりを行うビジネスにおいて、EMSの追跡がこれほど重要視されるのでしょうか。それにはいくつかの理由があります。
まず、中国は日本の物販・せどりにおける主要な仕入れ先の一つです。多くの事業者が中国から商品を仕入れて日本で販売しており、その際の国際輸送手段としてEMSが頻繁に利用されます。
仕入れた商品が予定通りに日本へ到着するかどうかは、販売計画や在庫管理、そして最終的にはビジネスの収益に直結します。
海外からの仕入れを頻繁に行う物販せどり事業者にとって、EMSの追跡サービスを使いこなすことは、必須事項ともいえるでしょう。
具体的なメリットを4つ解説します。
大切な商品が、発送後どこにあり、いつ頃日本に到着しそうかを確認できます。
これにより、販売開始時期の予測や、顧客への納期に関する問い合わせにも、より正確に対応できるようになります。
国際輸送では、予期せぬ遅延や通関での保留が発生することもあります。
追跡情報をこまめに確認することで、通常と異なる動きがあった場合にいち早く気づき、必要な対応(発送元への確認や、場合によっては日本郵便への問い合わせなど)を検討するきっかけになります。
購入者に対して追跡番号を伝え、配送状況を自身で確認できるようにすることで、取引の透明性が高まり、安心感を与えることができます。
商品が早く届けば、それだけ早く販売でき、売上金を回収できる可能性が高まります。
追跡によって到着時期がある程度予測できれば、資金繰りの計画も立てやすくなるでしょう。
中国から送られてくるEMSの荷物を追跡したい、と思っても、専用の「お問い合わせ番号(追跡番号)」が分からなければ始まりません。
「追跡番号って、どこを見ればわかるの?」そんな疑問をお持ちの方へ、ここでは主な確認ポイントを4つご紹介します。
最も基本的で確実な確認方法は、EMSの発送手続きの際に発生する書類をチェックすることです。
出典:日本郵便公式「国際郵便 EMS の配達状況・追跡情報を確認する方法を徹底的に解説!」
これらの書類で確認する際は、アルファベット2文字 + 数字9桁 + アルファベット2文字(例: EE 123 456 789 CN)の合計13桁の番号を探してみてください。
これがEMSの追跡番号です。 もしご自身が荷物を受け取る側なら、発送元の方にこれらの書類のコピーや写真を提供してもらうのが確実でしょう。重要な情報なので、荷物が届くまで大切に保管しておくと安心ですね。
中国のオンラインストア(アリババ、AliExpress、タオバオなど)で商品を購入した場合、多くのお店では商品発送時にメールで連絡をくれます。
この「発送通知メール」には、発送日やお届け予定日などと共に、配送状況を確認するための追跡番号が記載されていることが非常に多いです。まずは、ショップから届いたメールをくまなくチェックしてみましょう。
「メールが見当たらない」という場合は、迷惑メールフォルダに自動で振り分けられてしまっている可能性も考えられます。一度確認してみることをおすすめします。
発送通知メールが見つからない、あるいはメールには追跡番号が記載されていなかった、という場合でも諦めるのはまだ早いです。
商品を購入したオンラインストアのウェブサイトにログインし、「マイページ」「注文履歴」「購入履歴」「My Orders」といったメニューを探してみてください。
そこから該当する注文の詳細ページに進むと、配送状況や追跡番号が記載されていることがあります。 サイトのデザインや仕様は様々ですが、多くの大手サイトでは注文詳細ページで配送情報を確認できる機能が備わっています。
上記3つのポイントを確認しても、どうしても追跡番号が見つからない、分からないという場合は、荷物を発送した本人(発送元の会社や個人、オンラインストアの担当者など)に直接問い合わせるしかありません。
問い合わせる際には、スムーズに確認してもらえるよう、「注文番号」「購入した商品名」「注文日」などを正確に伝えましょう。「EMSで発送した荷物の追跡番号を教えてください」と具体的に尋ねるのが良いでしょう。
追跡番号がなければ、残念ながら荷物が今どこにあるのかを知ることはできません。まずはこの4つのポイントを確認し、正確な追跡番号を入手してください。
中国から発送された(または中国へ発送した)EMSの荷物が今どこにあるのか、具体的に追跡する手順を見ていきましょう。
主に利用するのは「日本郵便」と「中国郵政」の追跡サイトです。両方のサイトで確認することで、より詳しく状況を把握できる場合があります。
出典:日本郵便公式
日本国内での配送状況や、日本に到着後の通関状況などを詳しく確認したい場合に便利な、日本郵便サイトでの追跡手順は以下の通りです。
PCでもスマートフォンでも、基本的な手順は同じです。
日本郵便の追跡サービス(国際郵便)のページを開きます。
日本郵便公式サイトから、サイト下部の「郵便・荷物の追跡」をクリックしましょう。
その後、下画像の赤いボタン「個別番号検索」をクリックします。
サイト上の「お問い合わせ番号」の欄に、追跡番号を入力します。
確認したい荷物が複数ある場合は、まとめて検索することもできます。
入力が終わったら、「追跡スタート」ボタンをクリックします。
そうすると、下画像のように、荷物の最新状況から過去の履歴まで、時系列で表示されます。
出典:中国郵政公式
荷物がまだ中国国内にある場合や、中国側での処理状況を詳しく知りたい場合に有効なことがある、中国郵政サイトでの追跡手順です。
中国郵政(China Post EMS)の追跡サイトを探して開きます。検索エンジンで「China Post EMS tracking」などと検索するのが確実です。
開いたら画像下部のオレンジ枠「Tracking and information」に、13桁の追跡番号を入力しましょう。
多くの場合、画面に表示される認証コード(Verification Code)の入力が求められます。
表示された文字や数字を正確に入力してください。
荷物の追跡結果が表示されます。英語または選択した言語で確認しましょう。
日本郵便と中国郵政、どちらのサイトで追跡すれば良いか迷うかもしれませんね。
それぞれのサイトで見やすい情報が少し異なる場合があります。以下の表にポイントをまとめました。
サイト名 | 得意な情報(タイミング・内容) | 見るべきポイント |
---|---|---|
日本郵便 | 日本到着後の通関状況、日本国内での配送状況 | 日本の税関通過後、配達状況を詳しく知りたい場合 |
中国郵政 | 発送直後~中国国内の輸送状況、中国側の処理ステータス | 荷物がまだ中国にあると思われる段階の状況を知りたい場合 |
上記のように、得意な情報が異なる場合があるため、両サイトの情報は相互に補完しあう関係にあります。
データの反映にはタイムラグが生じることも考慮すると、特に荷物の動きが気になる場合や、情報がなかなか更新されないと感じる場合は、日本郵便と中国郵政の両方の追跡サイトを定期的にチェックすることをお勧めします。
これにより、より正確に荷物の現在地や状況を把握できるでしょう。
EMS追跡サイトのステータス表示は、荷物の状況を知る鍵です。
専門用語もありますが、意味を理解すれば、中国からの荷物の状況をより正確に把握できます。
ここでは主要なステータスとその意味を解説します。
荷物が発送されてから日本に到着するまでの、国際間の主な動きを示すステータスです。
ステータス名 | 説明 |
---|---|
引受 (Acceptance / Posting) | 発送元の郵便局が荷物を受け付けた状態。追跡の開始点です。 |
国際交換局に到着 (Arrival at outward office of exchange) | 発送国の国際交換局(輸出拠点)に荷物が到着。ここから海外発送の準備が進みます。 |
国際交換局から発送 (Dispatch from outward office of exchange) | 発送国の国際交換局から日本へ向けて荷物が出発。この後、日本の国際交換局到着まで時間がかかることがあります。 |
国際交換局に到着 (Arrival at inward office of exchange) | 日本の国際交換局(輸入拠点、主に川崎東郵便局)に荷物が到着。荷物が日本国内に入ったことを示します。 |
日本の国際交換局に荷物が到着すると、次に税関による輸入検査(通関)を受けます。
通常、問題がなければ比較的短時間で完了しますが、税関の混雑、インボイス等の書類不備、内容物の詳細確認、関税評価といった様々な理由で手続きに時間がかかることがあります。
「通関手続中」が数日続く場合は、税関から受取人へ通知書(ハガキなど)が送付される可能性も考えられます(詳細は8章参照)。関税・消費税が課される場合は、配達時の支払いか別途通知による納付となります。
通関が終わると、荷物は日本国内の配達プロセスに入ります。
ステータス名 | 説明 |
---|---|
通関手続完了 (Customs clearance completed) | 税関での手続きが完了し、国内配送へ移れる状態です。 |
国際交換局から発送 (Dispatch from inward office of exchange) | 日本の国際交換局から地域の配達郵便局へ荷物が発送され、国内輸送が開始されます。 |
到着 (Arrival at delivery office) | 最寄りの配達郵便局に荷物が到着。配達まであと一歩です。 |
持ち出し中 (Processing at delivery Post Office / Out for delivery) | 配達員が荷物を持って配達に出発した状態。通常、当日中に配達されることが多いです。 |
お届け先にお届け済み (Final delivery / Delivered) | 配達が完了したことを示す最終ステータスです。(未着時の確認は8章参照) |
中国郵政のサイトや海外の追跡ツールでは、ステータスが英語で表示されることがあります。
主な英語表示と日本語表示の対応例は以下の通りです。
主な英語表示 (例) | 対応する日本語表示 (例) |
---|---|
Acceptance / Posting | 引受 |
Arrival at outward office of exchange | 国際交換局に到着(発送国) |
Dispatch from outward office of exchange | 国際交換局から発送(発送国) |
Arrival at inward office of exchange | 国際交換局に到着(到着国) |
Held by import customs / Awaiting customs clearance presentation | 通関手続中 |
Customs clearance completed | 通関手続完了 |
Arrival at delivery office | 到着(配達郵便局) |
Out for delivery | 持ち出し中 |
Delivered | お届け済み |
もし英語のステータスで意味が不明な場合は、ウェブの翻訳機能を使ったり、同じ追跡番号で日本郵便の追跡サイトを確認したりすると良いでしょう。
中国からのEMS追跡で「見つからない」「更新されない」と表示されても慌てないでください。
追跡できない場合の原因はいくつか考えられます。この章では、原因ごとのチェックポイントを解説します。
まず最初に確認すべきは、入力している「お問い合わせ番号(追跡番号)」そのものです。
意外と単純な入力ミスが原因であることも少なくありません。
荷送人(発送元のショップなど)から通知された番号と、追跡サイトに入力した番号が完全に一致しているか、もう一度よく確認しましょう。
特に、数字の「0(ゼロ)」とアルファベットの「O(オー)」、数字の「1(イチ)」とアルファベットの「I(アイ)」などは間違いやすいポイントです。
EMSのお問い合わせ番号は、通常、「アルファベット2文字 + 数字9桁 + アルファベット2文字」(例: EE123456789CN)の計13桁です。
桁数が合っているか確認してください。
まれに、EMSの追跡番号ではなく、別の配送方法の番号や注文番号などを誤って入力しているケースも考えられます。
発送元に、送られてきた番号がEMSのものであるか、改めて確認することも有効でしょう。
荷物が発送されてから追跡情報がシステムに反映されるまでには、どうしてもタイムラグが発生します。
特に発送直後は、追跡サイトで検索しても「お問い合わせ番号が見つかりません」と表示されることがよくあります。
中国の郵便局(中国郵政)で荷物が引き受けられ、その情報が追跡システムに登録されるまでには、通常、数時間から1日程度の時間がかかります。
場合によっては、2日程度かかるケースも考えられます。
特に、発送元が中国の地方都市などの場合、国内の集荷拠点から国際交換局(荷物が国際輸送便に載せられる拠点)へ輸送され、そこでデータが登録されるまでに時間がかかることもあります。
発送通知を受け取ってからまだ時間が経っていない場合は、焦らずに半日~1日程度待ってから、再度追跡を試してみるのが良いでしょう。
発送直後に追跡できないのは、ある程度仕方がないことと言えるでしょう。
追跡情報の処理や更新作業は、郵便局や税関の営業日時に依存します。
そのため、日本や中国の土日祝日、または大型連休期間中は、追跡情報の更新が停止したり、遅れたりすることがあります。
日本国内に荷物が入ってきてからのステータス更新は、日本のカレンダーに影響されます。週末や祝日は更新が止まることが多いです。
中国国内での処理(引受、国際交換局への輸送・発送など)は、中国のカレンダーの影響を受けます。
特に注意が必要なのは、春節(旧正月)や国慶節といった大型連休です。これらの期間とその前後は、物流全体が混雑し、処理や追跡情報の更新に大幅な遅れが生じることが珍しくありません。
追跡情報が更新されない期間が、日本や中国の祝祭日や連休と重なっていないか確認してみましょう。
特に大型連休前後は、余裕を持ったスケジュールで考えるのが賢明といえそうです。
追跡情報が「引受」や「国際交換局(地域名)から発送」といったステータスのまま長期間更新されない場合、中国国内での輸送や処理に時間がかかっている可能性も考えられます。
中国は国土が非常に広大であり、地域によっては物流インフラの整備状況も異なります。
そのため、内陸部の地域から沿岸部の国際交換局までの国内輸送に時間がかかることがあります。
近年のECの発展により国際郵便の物量は増加傾向にあります。
特に、セール時期(例えば11月の「独身の日」など)や特定のイベント期間中は、処理能力を超える物量となり、国際交換局での作業や航空便への搭載待ちなどで時間がかかることがあります。
国際交換局で、輸出前のセキュリティチェックや簡易的な検査に時間がかかる場合も考えられます。
広大な中国ならではの事情も、遅延の一因となっているのかもしれません。
可能性としては高くありませんが、日本郵便や中国郵政の追跡システム自体に、一時的な障害が発生している、あるいはメンテナンスが行われているというケースも考えられます。
もし追跡サイトにアクセスしにくい、表示がおかしいなどの状況があれば、日本郵便や中国郵政の公式サイトで、システム障害やメンテナンスに関するお知らせが出ていないか確認してみましょう。
一時的なサーバー負荷などで繋がりにくくなっているだけの可能性もあります。
少し時間を置いてから、再度アクセスを試みるのも有効です。システム障害は稀ですが、可能性の一つとして頭に入れておくとよいでしょう。
EMSの追跡情報が確認できない、または更新されない場合、まずは慌てずに以下のステップで状況を確認してみましょう。
待機期間の目安: 一概には言えませんが、発送から数日~1週間程度経っても全く追跡情報が表示されない、あるいは「国際交換局から発送」などのステータスのまま1週間以上更新がない、といった場合は、次のステップ(発送元への確認や、日本郵便への問い合わせなど)を検討し始めるタイミングかもしれません。
焦らず、まずは状況を整理して確認していくことが重要ですね。原因を特定できれば、無用な心配を減らすことができるでしょう。
中国から発送されたEMSの荷物がなかなか届かない、あるいは追跡情報上の配達日数目安を過ぎても到着しない場合、不安になりますよね。
ここでは、荷物が遅延している、または届かない場合に考えられる原因と、具体的な確認事項、対処法について解説します。
「遅い」と感じても、まずは通常の配達日数の範囲内かどうかを確認することが大切です。
中国から日本へのEMSの場合、発送元やお届け先の地域、通関手続きの状況などによって変動しますが、一般的に主要都市間であれば発送から2日~4日程度が目安とされています。
ただし、これはあくまで目安であり、以下の要因で通常より時間がかかることも少なくありません。
追跡情報で「国際交換局から発送」となってから数日経っても日本側の「国際交換局に到着」にならない、あるいは「通関手続中」のまま進まない場合なども、上記の目安を参考に、少し様子を見る必要があるかもしれません。
目安の日数を大幅に過ぎても荷物が届かない、または追跡情報が長期間更新されない場合、以下のような原因で遅延が発生している可能性があります。
これらの原因は追跡情報だけでは特定が難しいこともあります。
特に通関手続きは、書類不備や検査対象となると大幅に時間がかかるケースも少なくありません。また、セール時期などの物量増加も遅延の一般的な要因として考えられます。
追跡ステータスが「お届け済み」になっているにも関わらず、手元に荷物が届いていない場合は、慌てずに以下の点を確認してみましょう。
上記を確認しても見当たらない場合は、配達を担当した最寄りの郵便局(配達支店)に直接問い合わせるのが最も確実です。
追跡番号を伝え、配達状況の詳細(配達担当者、配達時間、受領サインの有無など)を確認してもらいましょう。
場合によっては、配達担当者が場所を勘違いしていたり、システム上の入力ミスだったりする可能性も考えられます。
荷物の遅延が続く場合や、追跡情報で状況が不明な場合、日本郵便に問い合わせを行うことができます。主な窓口と関連情報は以下の表の通りです。
問い合わせ方法 | 関連情報 / URL |
---|---|
電話での問い合わせ | お客様サービス相談センター (国際郵便担当) |
Webサイトからの問い合わせ | 専用問い合わせページ |
調査請求制度の利用 | 調査請求について (概要・注意点) |
上記の問い合わせで解決しない場合や、荷物が紛失した可能性がある場合は、「調査請求」を検討しましょう。これは荷物の詳細な追跡を日本郵便に正式に依頼する制度です。
ただし、調査請求は結果が出るまでに時間がかかること(通常1~2ヶ月程度、場合によってはそれ以上)、発送元の協力(情報提供や依頼)が必要になる場合がある点にご注意ください。
調査請求の具体的な手続きや必要書類については、必ず上記の日本郵便公式サイトで最新情報をご確認の上、進めるようにしてください。
日本郵便への問い合わせと合わせて、荷物を発送した相手(中国の販売者や取引先など)に連絡を取ることも、問題解決に繋がる場合があります。
連絡が有効な主な理由は以下の通りです。
特に日本郵便の調査請求を進める際には、発送元(荷送人)からの正式な依頼が必要になるケースも考えられます。
アリババやAliExpressなど、購入したプラットフォームのメッセージ機能などを活用し、状況を伝えて協力を依頼すると良いでしょう。
A: 日本郵便か中国郵政のサイトで確認できます。
荷物に記載された13桁のお問い合わせ番号(追跡番号)を用意し、日本郵便または中国郵政(China Post)の公式ウェブサイトにある追跡サービスページで入力してください。どちらのサイトでも基本的な状況は確認可能ですが、より詳細な情報は発送国・到着国のサイトに早く反映される傾向があります。
A: 反映遅延や輸送・通関に時間がかかっています。
発送直後や土日祝日、連休などを挟む場合、システムへの情報反映や実際の処理・更新に時間がかかることがあります。また、中国国内での輸送状況や、国境での税関手続き(通関)に予想以上に日数を要している可能性も考えられます。数日間待っても状況が変わらない場合は、原因を確認してみましょう。
A: 税関検査や書類確認に時間がかかっています。
荷物の内容物や申告書類について、税関で詳細な確認や検査が行われている可能性があります。場合によっては関税等の支払いが必要なこともあります。数日以上この状態が続くようであれば、関税に関する通知が届いていないか確認したり、日本郵便の「通関手続に関するお問い合わせ」窓口に状況を確認したりすることを検討しましょう。
A: 通常2日~4日程度ですが、変動します。
これはあくまで主要都市間の目安であり、最短に近い日数です。実際には、発送元やお届け先の具体的な地域、通関手続きにかかる時間、利用する航空便のスケジュールや混雑状況、繁忙期などの要因によって、かかる日数は大きく変動します。
A: まず日本郵便の窓口に相談しましょう。
配達日数目安を大幅に過ぎても届かない場合や、追跡情報に不審な点がある場合は、まず日本郵便のお客様サービス相談センターへ問い合わせるか、国際郵便の「調査請求」制度の利用を検討してください。荷物の状況によっては、発送元(中国側)への確認が必要になることもあります。
中国とのEMSを利用する上で、追跡情報の確認は欠かせません。
この記事で解説した追跡方法やステータスの見方、そして万が一のトラブル対処法を参考に、荷物の状況を正確に把握し、安心して取引を進めてください。
今回紹介した記事が、あなたの国際ビジネスをより円滑にする一助となれば幸いです。
初心者おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
即金性 | ★★☆☆☆ |
ビジネス継続性 | ★★★★★ |
仕入れに必要な資金目安 | 50万円~ |
目指せる利益額 | 100万円以上 |
せどり・転売で物販に慣れてきて、物販を副業レベルでなく事業化させたい方におすすめです!
メーカー仕入れの全体像や利益を出すまでの流れが体系的に学べます。
コメント