輸入物販

中国発EMSが追跡できない/遅い原因は?対処法を解説

助手
助手
博士、中国から送られてくるEMSの荷物、追跡情報がなかなか更新されなくて…。ちゃんと届くか、少し不安です。
うむ、それは気になるのう。中国とのEMSでは追跡に時間がかかることもある。だが、慌てる必要はないぞ。原因と対処法を理解しておくことが肝心じゃ。
博士
博士


中国から(または中国へ)EMSで発送した荷物の追跡でお困りではありませんか?

この記事では、中国EMSの追跡について、基本から応用まであらゆる疑問にお答えします。

具体的な追跡方法、ステータスの見方、そして多くの方が悩む

  • 「追跡できない」
  • 「更新されない」
  • 「遅い」

といったトラブルの原因と解決策を徹底解説。

この記事で知識を深め、安心して荷物の状況を確認し、スムーズな国際取引を進められるようにしましょう。

そもそもEMSとは?

海外へ荷物を送る際、「EMS」という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。

特に中国との取引では、よく利用される配送方法の一つです。この章では、まずEMSがどのようなサービスなのか、その基本的な特徴や利用する上でのポイントを分かりやすく解説します。

EMSは世界共通の「国際スピード郵便」サービス

出典:日本郵便公式

EMSとは「Express Mail Service」の略称で、日本語では「国際スピード郵便」と呼ばれています。

これは、特定の会社が提供する独自のサービス名というわけではありません。世界中の郵便事業体が加盟する万国郵便連合(UPU)の取り決めに従って提供されている、国際郵便の中で最も優先度の高いサービスブランドです。

そのため、世界各国の郵便局(日本では日本郵便株式会社、中国では中国郵政集団公司など)が、共通の基準に基づいてEMSサービスを提供しています。

海外へ書類や商品を迅速かつ確実に届けたい場合に利用される、信頼性の高い国際配送ネットワークと言えるでしょう。

EMSの主な3つの特徴

EMSが多くの人に選ばれる理由として、主に以下の3つの特徴が挙げられます。

特徴①:配達の速さ

EMSは、国際郵便サービスの中では最速レベルの配達スピードを誇ります。

他の国際郵便(航空便扱いの小形包装物や国際eパケット、時間がかかる船便など)と比較して、大幅に早く届け先に配達されることが期待できます。緊急性の高い荷物の発送に適しています。

特徴②:荷物追跡サービス

EMSで発送される荷物には、基本的に追跡番号が付与されます。

この番号を利用して、オンラインで荷物が今どこにあるのか、どのような状況なのか(輸送中、通関中など)を確認できます。発送する側も受け取る側も、荷物の状況を把握できるため安心感があります。

特徴③:損害賠償制度

万が一、配送中に荷物が破損したり紛失したりした場合に備えて、損害賠償制度が設けられています。

補償される金額には上限がありますが、大切な荷物や高価な商品を安心して送るための重要なポイントです。

これらの特徴から、EMSはスピードと安心感を両立した国際配送サービスとして位置づけられています。

注意点:料金体系、重さ・サイズの制限

便利なEMSですが、利用する際には以下の点に注意が必要です。

料金体系

スピードやサービスが充実している分、他の国際郵便サービスと比較すると料金は高めに設定されています。

料金は、荷物の「重さ」と「送る先の国・地域」によって細かく定められています。当然、重い荷物ほど、また遠い国へ送るほど料金は高くなります。

重さ・サイズの制限

EMSで送ることができる荷物には、重さと大きさ(サイズ)に上限が設けられています。

送れる最大の重さは国によって異なり、一般的には30kgまでが多いですが、宛先国によってはそれより軽い制限(例: 20kg)の場合もあります。同様に、荷物の長さや胴回りなどのサイズにも制限があるため、発送前に確認が必要です。

利用する際は、送りたい荷物がこれらの条件を満たしているか、また料金が予算に見合っているかを事前に確認することが大切です。

どんな時に使う?EMSが選ばれる理由と利用シーン

EMSは、その特徴から以下のようなシーンでよく利用されます。

  • 海外の取引先へ急ぎで書類を送りたい場合
  • 海外の家族や友人へプレゼントを早く届けたい場合
  • オンラインショップで購入した商品を海外から取り寄せる場合
  • 個人や企業が海外へ商品を販売し、発送する場合

特に、物販やせどりビジネスにおいては、中国など海外から商品を仕入れる際に、配送方法の選択肢の一つとしてEMSがよく挙がります。

送料コストを抑えたい場合は国際eパケットや船便などが選ばれることもありますが、

  • 「商品を早く顧客に届けたい」
  • 「高価な商品なので追跡や補償がしっかりした方法で送りたい」

といった場合には、EMSの利用が検討されることが多いでしょう。

EMSの荷物追跡について:基本と中国ビジネスでの重要ポイント

助手
助手
博士、EMSの荷物追跡って、具体的に何が便利なんでしょうか?
うむ、荷物がどこにあるか分かるのはもちろん、特に中国とのビジネスでは欠かせない理由があるんじゃ。
博士
博士


EMSには、荷物が今どこにあるのかを確認できる追跡サービスが基本的に付いています。

この追跡サービスは、特に中国との間で荷物をやり取りする際に非常に重要な役割を果たします。

この章では、EMSの荷物追跡サービスで何ができるのか、そしてなぜ中国ビジネスにおいてその重要性が高いのかについて解説します。

EMSに標準装備!荷物追跡サービスでできること

EMSを利用して海外へ荷物を送ったり、海外から荷物を受け取ったりする際、最も気になるのは「荷物が無事に届くか」、「今どこにあるのか」ということでしょう。

EMSに標準で付いている荷物追跡サービスは、そうした不安を解消するための重要な機能です。

このサービスを利用することで、荷物に割り当てられた固有の「お問い合わせ番号(追跡番号)」を使って、以下のような情報をオンラインでリアルタイムに近い形で確認できます。

  • 荷物の現在地: 荷物が今、どの国や地域の、どの郵便局や施設にあるのか。
  • 通過地点と日時: 荷物がいつ、どの国際交換局や中継地点を通過したのか。
  • 配送ステータス: 荷物が「引受」「発送」「通関手続中」「配達中」「お届け済み」など、どのような状態にあるのか。

これにより、発送した荷物が順調に相手に向かっているか、あるいは受け取る予定の荷物がいつ頃届きそうか、大まかな状況を把握することが可能です。

万が一、配送に遅れが生じている場合や、通関で手続きに時間がかかっている場合なども、追跡情報を見ることで早期に察知できる可能性があります。この「見える化」が、国際郵便を利用する上での大きな安心感につながると言えるでしょう。

なぜ重要?中国との物販・せどりでEMS追跡が必須な理由

助手
助手
なるほど、追跡で荷物の状況が分かるんですね!でも、それが特に中国との物販で重要というのはどうしてですか?
中国からの仕入れは物販の要じゃが、それだけに確実な荷物の管理が成功の鍵を握るんじゃよ。
博士
博士


では、なぜ特に中国との間で物販やせどりを行うビジネスにおいて、EMSの追跡がこれほど重要視されるのでしょうか。それにはいくつかの理由があります。

まず、中国は日本の物販・せどりにおける主要な仕入れ先の一つです。多くの事業者が中国から商品を仕入れて日本で販売しており、その際の国際輸送手段としてEMSが頻繁に利用されます。

仕入れた商品が予定通りに日本へ到着するかどうかは、販売計画や在庫管理、そして最終的にはビジネスの収益に直結します。

海外からの仕入れを頻繁に行う物販せどり事業者にとって、EMSの追跡サービスを使いこなすことは、必須事項ともいえるでしょう。

具体的なメリットを4つ解説します。

メリット① 仕入れ商品の状況把握

大切な商品が、発送後どこにあり、いつ頃日本に到着しそうかを確認できます。

これにより、販売開始時期の予測や、顧客への納期に関する問い合わせにも、より正確に対応できるようになります。

メリット② トラブルの早期発見

国際輸送では、予期せぬ遅延や通関での保留が発生することもあります。

追跡情報をこまめに確認することで、通常と異なる動きがあった場合にいち早く気づき、必要な対応(発送元への確認や、場合によっては日本郵便への問い合わせなど)を検討するきっかけになります。

メリット③ 顧客への安心感提供

購入者に対して追跡番号を伝え、配送状況を自身で確認できるようにすることで、取引の透明性が高まり、安心感を与えることができます。

メリット④ キャッシュフロー管理

商品が早く届けば、それだけ早く販売でき、売上金を回収できる可能性が高まります。

追跡によって到着時期がある程度予測できれば、資金繰りの計画も立てやすくなるでしょう。

このように、単なる荷物確認以上の意味を持つのがEMS追跡じゃ。EMSを使いこなせるかどうかが、ビジネスの安定に繋がるからの。
博士
博士

中国EMS追跡:「お問い合わせ番号」はどこ?4つの確認ポイント

中国から送られてくるEMSの荷物を追跡したい、と思っても、専用の「お問い合わせ番号(追跡番号)」が分からなければ始まりません。

「追跡番号って、どこを見ればわかるの?」そんな疑問をお持ちの方へ、ここでは主な確認ポイントを4つご紹介します。

確認ポイント1:発送時の書類(控え・ラベル)を確認する

最も基本的で確実な確認方法は、EMSの発送手続きの際に発生する書類をチェックすることです。

  • EMSご依頼主控(控え): 荷物を発送した人(荷送人)が、郵便局の窓口などで手続きをした際に受け取る控えです。ここには通常、料金や届け先と並んで、「お問い合わせ番号」が明記されています。
  • 荷物のラベル(送り状): 実際に荷物に貼り付けられている配送ラベルにも、バーコードと共に追跡番号が印刷されています。「Item Number」などと英語で表記されている場合もあります。

出典:日本郵便公式「国際郵便 EMS の配達状況・追跡情報を確認する方法を徹底的に解説!」

これらの書類で確認する際は、アルファベット2文字 + 数字9桁 + アルファベット2文字(例: EE 123 456 789 CN)の合計13桁の番号を探してみてください。

これがEMSの追跡番号です。 もしご自身が荷物を受け取る側なら、発送元の方にこれらの書類のコピーや写真を提供してもらうのが確実でしょう。重要な情報なので、荷物が届くまで大切に保管しておくと安心ですね。

確認ポイント2:発送通知メールを確認する

中国のオンラインストア(アリババ、AliExpress、タオバオなど)で商品を購入した場合、多くのお店では商品発送時にメールで連絡をくれます。

この「発送通知メール」には、発送日やお届け予定日などと共に、配送状況を確認するための追跡番号が記載されていることが非常に多いです。まずは、ショップから届いたメールをくまなくチェックしてみましょう。

「メールが見当たらない」という場合は、迷惑メールフォルダに自動で振り分けられてしまっている可能性も考えられます。一度確認してみることをおすすめします。

確認ポイント3:オンラインストアの注文履歴を確認する

発送通知メールが見つからない、あるいはメールには追跡番号が記載されていなかった、という場合でも諦めるのはまだ早いです。

商品を購入したオンラインストアのウェブサイトにログインし、「マイページ」「注文履歴」「購入履歴」「My Orders」といったメニューを探してみてください。

そこから該当する注文の詳細ページに進むと、配送状況や追跡番号が記載されていることがあります。 サイトのデザインや仕様は様々ですが、多くの大手サイトでは注文詳細ページで配送情報を確認できる機能が備わっています。

確認ポイント4:最終手段としての発送元への直接確認

上記3つのポイントを確認しても、どうしても追跡番号が見つからない、分からないという場合は、荷物を発送した本人(発送元の会社や個人、オンラインストアの担当者など)に直接問い合わせるしかありません。

問い合わせる際には、スムーズに確認してもらえるよう、「注文番号」「購入した商品名」「注文日」などを正確に伝えましょう。「EMSで発送した荷物の追跡番号を教えてください」と具体的に尋ねるのが良いでしょう。

追跡番号がなければ、残念ながら荷物が今どこにあるのかを知ることはできません。まずはこの4つのポイントを確認し、正確な追跡番号を入手してください。

中国発着EMSの具体的な追跡手順:日本郵便と中国郵政サイト活用法

中国から発送された(または中国へ発送した)EMSの荷物が今どこにあるのか、具体的に追跡する手順を見ていきましょう。

主に利用するのは「日本郵便」「中国郵政」の追跡サイトです。両方のサイトで確認することで、より詳しく状況を把握できる場合があります。

日本郵便サイトでの追跡手順(PC/スマホ)

出典:日本郵便公式

日本国内での配送状況や、日本に到着後の通関状況などを詳しく確認したい場合に便利な、日本郵便サイトでの追跡手順は以下の通りです。

PCでもスマートフォンでも、基本的な手順は同じです。

1. 追跡サービスへアクセスする

日本郵便の追跡サービス(国際郵便)のページを開きます。

日本郵便公式サイトから、サイト下部の「郵便・荷物の追跡」をクリックしましょう。

その後、下画像の赤いボタン「個別番号検索」をクリックします。

2. お問い合わせ番号の入力欄に13桁の追跡番号を入力

サイト上の「お問い合わせ番号」の欄に、追跡番号を入力します。

確認したい荷物が複数ある場合は、まとめて検索することもできます。

3. 追跡を実行する

入力が終わったら、「追跡スタート」ボタンをクリックします。

4. 追跡結果を確認する

そうすると、下画像のように、荷物の最新状況から過去の履歴まで、時系列で表示されます。

中国郵政(China Post)サイトでの追跡手順

出典:中国郵政公式

荷物がまだ中国国内にある場合や、中国側での処理状況を詳しく知りたい場合に有効なことがある、中国郵政サイトでの追跡手順です。

1. 中国郵政の追跡サイトへアクセスする

出典:中国郵政公式 郵便物追跡ページ

中国郵政(China Post EMS)の追跡サイトを探して開きます。検索エンジンで「China Post EMS tracking」などと検索するのが確実です。

2. 欄に追跡番号を入力

開いたら画像下部のオレンジ枠「Tracking and information」に、13桁の追跡番号を入力しましょう。

3. 認証コードを入力する (必要な場合)

多くの場合、画面に表示される認証コード(Verification Code)の入力が求められます。

表示された文字や数字を正確に入力してください。

4. 追跡結果を確認する

荷物の追跡結果が表示されます。英語または選択した言語で確認しましょう。

どちらのサイトを使うべき?見るべきポイントの違い

助手
助手
博士、追跡サイトって日本郵便と中国郵政、どっちを使えば確実なんでしょうか?
うむ、それは状況によって得意な情報が違うんじゃよ。両方チェックするのが一番確実じゃが、まずはその違いを見てみよう。
博士
博士


日本郵便と中国郵政、どちらのサイトで追跡すれば良いか迷うかもしれませんね。

それぞれのサイトで見やすい情報が少し異なる場合があります。以下の表にポイントをまとめました。

サイト名 得意な情報(タイミング・内容) 見るべきポイント
日本郵便 日本到着後の通関状況、日本国内での配送状況 日本の税関通過後、配達状況を詳しく知りたい場合
中国郵政 発送直後~中国国内の輸送状況、中国側の処理ステータス 荷物がまだ中国にあると思われる段階の状況を知りたい場合

上記のように、得意な情報が異なる場合があるため、両サイトの情報は相互に補完しあう関係にあります。

データの反映にはタイムラグが生じることも考慮すると、特に荷物の動きが気になる場合や、情報がなかなか更新されないと感じる場合は、日本郵便と中国郵政の両方の追跡サイトを定期的にチェックすることをお勧めします。

これにより、より正確に荷物の現在地や状況を把握できるでしょう。

中国EMS追跡ステータスの見方:表示の意味を正確に理解する

助手
助手
EMSの追跡サイトを見ていると、「国際交換局から発送」とか「通関手続中」とか、ちょっと難しい言葉が出てきますね。これって、どういう意味なんでしょうか?
追跡ステータスは荷物の状況を知る重要な手がかりじゃが、その意味を正しく理解していないと、かえって不安になってしまうこともある。ここで詳しく見ていこう。
博士
博士


EMS追跡サイトのステータス表示は、荷物の状況を知る鍵です。

専門用語もありますが、意味を理解すれば、中国からの荷物の状況をより正確に把握できます。

ここでは主要なステータスとその意味を解説します。

荷物の動きを示す主なステータス

荷物が発送されてから日本に到着するまでの、国際間の主な動きを示すステータスです。

ステータス名 説明
引受 (Acceptance / Posting) 発送元の郵便局が荷物を受け付けた状態。追跡の開始点です。
国際交換局に到着 (Arrival at outward office of exchange) 発送国の国際交換局(輸出拠点)に荷物が到着。ここから海外発送の準備が進みます。
国際交換局から発送 (Dispatch from outward office of exchange) 発送国の国際交換局から日本へ向けて荷物が出発。この後、日本の国際交換局到着まで時間がかかることがあります。
国際交換局に到着 (Arrival at inward office of exchange) 日本の国際交換局(輸入拠点、主に川崎東郵便局)に荷物が到着。荷物が日本国内に入ったことを示します。

税関での手続き状況:「通関手続中」とは?

日本の国際交換局に荷物が到着すると、次に税関による輸入検査(通関)を受けます。

  • 通関手続中 (Held by import customs / Awaiting customs clearance presentation) このステータスは、荷物が現在、税関で輸入許可のための手続き中であることを示しています。税関職員が荷物の内容品や価格、関連法規などを確認しています。

通常、問題がなければ比較的短時間で完了しますが、税関の混雑、インボイス等の書類不備、内容物の詳細確認、関税評価といった様々な理由で手続きに時間がかかることがあります。

「通関手続中」が数日続く場合は、税関から受取人へ通知書(ハガキなど)が送付される可能性も考えられます(詳細は8章参照)。関税・消費税が課される場合は、配達時の支払いか別途通知による納付となります。

配達段階のステータス

通関が終わると、荷物は日本国内の配達プロセスに入ります。

ステータス名 説明
通関手続完了 (Customs clearance completed) 税関での手続きが完了し、国内配送へ移れる状態です。
国際交換局から発送 (Dispatch from inward office of exchange) 日本の国際交換局から地域の配達郵便局へ荷物が発送され、国内輸送が開始されます。
到着 (Arrival at delivery office) 最寄りの配達郵便局に荷物が到着。配達まであと一歩です。
持ち出し中 (Processing at delivery Post Office / Out for delivery) 配達員が荷物を持って配達に出発した状態。通常、当日中に配達されることが多いです。
お届け先にお届け済み (Final delivery / Delivered) 配達が完了したことを示す最終ステータスです。(未着時の確認は8章参照)

英語表示のステータスについて

中国郵政のサイトや海外の追跡ツールでは、ステータスが英語で表示されることがあります。

主な英語表示と日本語表示の対応例は以下の通りです。

主な英語表示 (例) 対応する日本語表示 (例)
Acceptance / Posting 引受
Arrival at outward office of exchange 国際交換局に到着(発送国)
Dispatch from outward office of exchange 国際交換局から発送(発送国)
Arrival at inward office of exchange 国際交換局に到着(到着国)
Held by import customs / Awaiting customs clearance presentation 通関手続中
Customs clearance completed 通関手続完了
Arrival at delivery office 到着(配達郵便局)
Out for delivery 持ち出し中
Delivered お届け済み

もし英語のステータスで意味が不明な場合は、ウェブの翻訳機能を使ったり、同じ追跡番号で日本郵便の追跡サイトを確認したりすると良いでしょう。

【原因別】中国EMS追跡ができない時のチェックポイント

助手
助手
博士、中国からのEMSを追跡しようとしても『見つかりません』って出たり、情報が全然更新されなかったりして困ることがあるんです…。
それは困ったのう。だが慌てなくても大丈夫。いくつか確認すべき点があるんじゃ。それを確認して、原因を探ってみよう。
博士
博士


中国からのEMS追跡で「見つからない」「更新されない」と表示されても慌てないでください。

追跡できない場合の原因はいくつか考えられます。この章では、原因ごとのチェックポイントを解説します。

チェック1:追跡番号は正しい?入力ミスはない?

まず最初に確認すべきは、入力している「お問い合わせ番号(追跡番号)」そのものです。

意外と単純な入力ミスが原因であることも少なくありません。

番号の再確認

荷送人(発送元のショップなど)から通知された番号と、追跡サイトに入力した番号が完全に一致しているか、もう一度よく確認しましょう。

特に、数字の「0(ゼロ)」とアルファベットの「O(オー)」、数字の「1(イチ)」とアルファベットの「I(アイ)」などは間違いやすいポイントです。

桁数の確認

EMSのお問い合わせ番号は、通常、「アルファベット2文字 + 数字9桁 + アルファベット2文字」(例: EE123456789CN)の計13桁です。

桁数が合っているか確認してください。

番号の種類

まれに、EMSの追跡番号ではなく、別の配送方法の番号や注文番号などを誤って入力しているケースも考えられます。

発送元に、送られてきた番号がEMSのものであるか、改めて確認することも有効でしょう。

チェック2:発送直後ではない?システム反映までの時間差

荷物が発送されてから追跡情報がシステムに反映されるまでには、どうしてもタイムラグが発生します。

特に発送直後は、追跡サイトで検索しても「お問い合わせ番号が見つかりません」と表示されることがよくあります。

システムへの情報反映時間

中国の郵便局(中国郵政)で荷物が引き受けられ、その情報が追跡システムに登録されるまでには、通常、数時間から1日程度の時間がかかります。

場合によっては、2日程度かかるケースも考えられます。

国内集荷から国際交換局までの時間

特に、発送元が中国の地方都市などの場合、国内の集荷拠点から国際交換局(荷物が国際輸送便に載せられる拠点)へ輸送され、そこでデータが登録されるまでに時間がかかることもあります。

少し待ってみる必要性

発送通知を受け取ってからまだ時間が経っていない場合は、焦らずに半日~1日程度待ってから、再度追跡を試してみるのが良いでしょう。

発送直後に追跡できないのは、ある程度仕方がないことと言えるでしょう。

チェック3:土日祝日や連休が影響?処理・更新のタイミング

追跡情報の処理や更新作業は、郵便局や税関の営業日時に依存します。

そのため、日本や中国の土日祝日、または大型連休期間中は、追跡情報の更新が停止したり、遅れたりすることがあります。

日本の祝日・週末の影響

日本国内に荷物が入ってきてからのステータス更新は、日本のカレンダーに影響されます。週末や祝日は更新が止まることが多いです。

中国の祝日・大型連休の影響

中国国内での処理(引受、国際交換局への輸送・発送など)は、中国のカレンダーの影響を受けます。

特に注意が必要なのは、春節(旧正月)や国慶節といった大型連休です。これらの期間とその前後は、物流全体が混雑し、処理や追跡情報の更新に大幅な遅れが生じることが珍しくありません。

確認のポイント

追跡情報が更新されない期間が、日本や中国の祝祭日や連休と重なっていないか確認してみましょう。

特に大型連休前後は、余裕を持ったスケジュールで考えるのが賢明といえそうです。

チェック4:中国国内での輸送・処理に時間がかかっている可能性

追跡情報が「引受」や「国際交換局(地域名)から発送」といったステータスのまま長期間更新されない場合、中国国内での輸送や処理に時間がかかっている可能性も考えられます。

広大な国土と物流網の影響

中国は国土が非常に広大であり、地域によっては物流インフラの整備状況も異なります。

そのため、内陸部の地域から沿岸部の国際交換局までの国内輸送に時間がかかることがあります。

物量の増加(セール時期など)の影響

近年のECの発展により国際郵便の物量は増加傾向にあります。

特に、セール時期(例えば11月の「独身の日」など)や特定のイベント期間中は、処理能力を超える物量となり、国際交換局での作業や航空便への搭載待ちなどで時間がかかることがあります。

通関前検査などの可能性

国際交換局で、輸出前のセキュリティチェックや簡易的な検査に時間がかかる場合も考えられます。

広大な中国ならではの事情も、遅延の一因となっているのかもしれません。

チェック5:システム障害などの一時的な問題?

可能性としては高くありませんが、日本郵便や中国郵政の追跡システム自体に、一時的な障害が発生している、あるいはメンテナンスが行われているというケースも考えられます。

公式サイトのお知らせ確認

もし追跡サイトにアクセスしにくい、表示がおかしいなどの状況があれば、日本郵便や中国郵政の公式サイトで、システム障害やメンテナンスに関するお知らせが出ていないか確認してみましょう。

時間を置いて再試行

一時的なサーバー負荷などで繋がりにくくなっているだけの可能性もあります。

少し時間を置いてから、再度アクセスを試みるのも有効です。システム障害は稀ですが、可能性の一つとして頭に入れておくとよいでしょう。

対処法まとめ:状況に応じた確認ステップと待機期間の目安

EMSの追跡情報が確認できない、または更新されない場合、まずは慌てずに以下のステップで状況を確認してみましょう。

  1. 追跡番号の再確認: 入力ミスや番号違いがないか、もう一度確認します。
  2. 発送からの経過時間: 発送通知からまだ時間が経っていない場合は、1~2日程度待ってから再確認します。
  3. 祝祭日・連休の確認: 日本や中国の大型連休などと重なっていないか確認します。連休明けまで待ってみる必要があるかもしれません。
  4. 他の原因の可能性: 上記に当てはまらない場合は、中国国内での処理遅延や、一時的なシステムの問題なども考えられます。

待機期間の目安: 一概には言えませんが、発送から数日~1週間程度経っても全く追跡情報が表示されない、あるいは「国際交換局から発送」などのステータスのまま1週間以上更新がない、といった場合は、次のステップ(発送元への確認や、日本郵便への問い合わせなど)を検討し始めるタイミングかもしれません。

焦らず、まずは状況を整理して確認していくことが重要ですね。原因を特定できれば、無用な心配を減らすことができるでしょう。

追跡情報が更新されんのには、実に様々な理由があるもんじゃな。まずは落ち着いて、原因を探ることが肝心じゃぞ。
博士
博士

【状況別】 中国からのEMSが届かない時の 確認事項と対処法

中国から発送されたEMSの荷物がなかなか届かない、あるいは追跡情報上の配達日数目安を過ぎても到着しない場合、不安になりますよね。

ここでは、荷物が遅延している、または届かない場合に考えられる原因と、具体的な確認事項、対処法について解説します。

まず確認:中国からのEMS配達日数の目安は?

「遅い」と感じても、まずは通常の配達日数の範囲内かどうかを確認することが大切です。

中国から日本へのEMSの場合、発送元やお届け先の地域、通関手続きの状況などによって変動しますが、一般的に主要都市間であれば発送から2日~4日程度が目安とされています。

ただし、これはあくまで目安であり、以下の要因で通常より時間がかかることも少なくありません。

  • 発送元・お届け先の地域(地方や遠隔地など)
  • 通関手続きの混雑状況や検査の有無
  • 航空便の運航状況(減便、遅延など)
  • 天候不良
  • 中国や日本の祝祭日、大型連休、セール時期(双11など)による物量の増加
  • 荷物の内容物や書類不備

追跡情報で「国際交換局から発送」となってから数日経っても日本側の「国際交換局に到着」にならない、あるいは「通関手続中」のまま進まない場合なども、上記の目安を参考に、少し様子を見る必要があるかもしれません。

遅延してるかも?考えられる主な原因とは

目安の日数を大幅に過ぎても荷物が届かない、または追跡情報が長期間更新されない場合、以下のような原因で遅延が発生している可能性があります。

  • 通関手続きの長期化
  • 航空便の遅延や搭載待ち
  • 物量の増加による処理遅延
  • 悪天候や自然災害の影響
  • 宛先情報の不備
  • 日本国内での配送遅延

これらの原因は追跡情報だけでは特定が難しいこともあります。

特に通関手続きは、書類不備や検査対象となると大幅に時間がかかるケースも少なくありません。また、セール時期などの物量増加も遅延の一般的な要因として考えられます。

「お届け済み」なのに未着!確認すべきことと対応

追跡ステータスが「お届け済み」になっているにも関わらず、手元に荷物が届いていない場合は、慌てずに以下の点を確認してみましょう。

  • 家族や同僚など、代理で受け取った人はいないか
  • 宅配ボックスや指定の置き配場所は確認したか
  • ポストに不在連絡票は投函されていないか
  • 近隣への誤配達の可能性はないか

上記を確認しても見当たらない場合は、配達を担当した最寄りの郵便局(配達支店)に直接問い合わせるのが最も確実です。

追跡番号を伝え、配達状況の詳細(配達担当者、配達時間、受領サインの有無など)を確認してもらいましょう。

場合によっては、配達担当者が場所を勘違いしていたり、システム上の入力ミスだったりする可能性も考えられます。

日本郵便への問い合わせ・調査請求の方法

荷物の遅延が続く場合や、追跡情報で状況が不明な場合、日本郵便に問い合わせを行うことができます。主な窓口と関連情報は以下の表の通りです。

問い合わせ方法 関連情報 / URL
電話での問い合わせ お客様サービス相談センター (国際郵便担当)
Webサイトからの問い合わせ 専用問い合わせページ
調査請求制度の利用 調査請求について (概要・注意点)

上記の問い合わせで解決しない場合や、荷物が紛失した可能性がある場合は、「調査請求」を検討しましょう。これは荷物の詳細な追跡を日本郵便に正式に依頼する制度です。

ただし、調査請求は結果が出るまでに時間がかかること(通常1~2ヶ月程度、場合によってはそれ以上)、発送元の協力(情報提供や依頼)が必要になる場合がある点にご注意ください。

調査請求の具体的な手続きや必要書類については、必ず上記の日本郵便公式サイトで最新情報をご確認の上、進めるようにしてください。

発送元(中国側)への連絡について

日本郵便への問い合わせと合わせて、荷物を発送した相手(中国の販売者や取引先など)に連絡を取ることも、問題解決に繋がる場合があります。

連絡が有効な主な理由は以下の通りです。

  • 発送元しか持っていない詳細情報が必要な場合があるため
  • 調査請求手続きに発送元の協力が必要な場合があるため
  • 発送元が配送業者に直接確認することで新たな情報が得られる場合があるため

特に日本郵便の調査請求を進める際には、発送元(荷送人)からの正式な依頼が必要になるケースも考えられます。

アリババやAliExpressなど、購入したプラットフォームのメッセージ機能などを活用し、状況を伝えて協力を依頼すると良いでしょう。

中国EMSに関するよくある質問

Q: 中国からのEMS、どうやって追跡するの?

A: 日本郵便か中国郵政のサイトで確認できます。

荷物に記載された13桁のお問い合わせ番号(追跡番号)を用意し、日本郵便または中国郵政(China Post)の公式ウェブサイトにある追跡サービスページで入力してください。どちらのサイトでも基本的な状況は確認可能ですが、より詳細な情報は発送国・到着国のサイトに早く反映される傾向があります。

Q: EMSの追跡情報が更新されません。なぜ?

A: 反映遅延や輸送・通関に時間がかかっています。

発送直後や土日祝日、連休などを挟む場合、システムへの情報反映や実際の処理・更新に時間がかかることがあります。また、中国国内での輸送状況や、国境での税関手続き(通関)に予想以上に日数を要している可能性も考えられます。数日間待っても状況が変わらない場合は、原因を確認してみましょう。

Q: 追跡で「通関手続中」のまま動きません。

A: 税関検査や書類確認に時間がかかっています。

荷物の内容物や申告書類について、税関で詳細な確認や検査が行われている可能性があります。場合によっては関税等の支払いが必要なこともあります。数日以上この状態が続くようであれば、関税に関する通知が届いていないか確認したり、日本郵便の「通関手続に関するお問い合わせ」窓口に状況を確認したりすることを検討しましょう。

Q: 中国からのEMS、届くまでの日数は?

A: 通常2日~4日程度ですが、変動します。

これはあくまで主要都市間の目安であり、最短に近い日数です。実際には、発送元やお届け先の具体的な地域、通関手続きにかかる時間、利用する航空便のスケジュールや混雑状況、繁忙期などの要因によって、かかる日数は大きく変動します。

Q: 荷物が届かない場合、どこに問い合わせる?

A: まず日本郵便の窓口に相談しましょう。

配達日数目安を大幅に過ぎても届かない場合や、追跡情報に不審な点がある場合は、まず日本郵便のお客様サービス相談センターへ問い合わせるか、国際郵便の「調査請求」制度の利用を検討してください。荷物の状況によっては、発送元(中国側)への確認が必要になることもあります。

まとめ:中国EMS追跡を活用し、国際取引を円滑に進めるために

助手
助手
中国からのEMS追跡、思ったより奥が深いですね。でも、ちゃんと手順や対処法を知っておけば、安心できそうです!
うむ。国際輸送には不確定要素も多いが、このEMS追跡という仕組みを理解し、適切に活用することが、中国との円滑な取引の鍵となるじゃろう。
博士
博士


中国とのEMSを利用する上で、追跡情報の確認は欠かせません。

この記事で解説した追跡方法やステータスの見方、そして万が一のトラブル対処法を参考に、荷物の状況を正確に把握し、安心して取引を進めてください。

今回紹介した記事が、あなたの国際ビジネスをより円滑にする一助となれば幸いです。

【2025年最新】稼げる物販手法はコレ!

助手
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さっそく物販にトライしたいんですが、どんなやり方でやればいいのかわからなくて…
そう言うと思っておすすめの手法と無料講座を用意しておいたじょ。
博士
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助手
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博士、サイコーです!

メーカー仕入れ

博士
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メーカーから直接商品を仕入れて、ECサイトで販売する手法じゃ。
初心者おすすめ度 ★★☆☆☆
即金性 ★★☆☆☆
ビジネス継続性 ★★★★★
仕入れに必要な資金目安 50万円~
目指せる利益額 100万円以上
助手
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利益商品を半永久に仕入れ続けられるメーカー仕入れ。
物流の最上流から仕入れることができるので、一般顧客が買えない金額や数量で商品の仕入れが可能になります!

せどり・転売で物販に慣れてきて、物販を副業レベルでなく事業化させたい方におすすめです!

メーカー仕入れの全体像や利益を出すまでの流れが体系的に学べます

博士
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メーカー仕入れは物販の最上流じゃ。メーカーと独占的に契約ができれば他のセラーに邪魔されることなく利益商品を販売していくことができるんじゃ。ただある程度仕入れ資金も必要じゃぞ。

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