セカスト(セカンドストリート)を利用したせどりは、手軽に始められる副業として注目されています。
しかし、「違法ではないか?」「本当に儲かるのか?」「店舗の迷惑にならないか?」といった不安を感じる人も多いでしょう。
この記事では、そうした疑問に明確に答えつつ、成功するための具体的なコツとおすすめの商品、注意点を解説します。
セカスト(セカンドストリート)を利用したせどりは、手軽に始められる副業として注目されています。
しかし、「違法ではないか?」「本当に儲かるのか?」「店舗の迷惑にならないか?」といった不安を感じる人も多いでしょう。
この記事では、そうした疑問に明確に答えつつ、成功するための具体的なコツとおすすめの商品、注意点を解説します。

全国に展開するセカンドストリート(セカスト)は、せどりの仕入れ先として人気です。
しかし、始める前に法律、利益、マナーに関する疑問を解消しておく必要があります。

出典:セカンドストリート公式:店舗検索ページ
セカストせどりとは、セカンドストリートの店舗やオンラインストアで商品を仕入れ、メルカリやAmazonなどで再販売して利益を得るビジネスモデルです。
セカストはアパレル(古着)だけでなく、家電、楽器、ホビー用品など幅広いジャンルを扱っているため、多様な商品を仕入れられるのが特徴です。
比較的安価に商品が手に入るため、初心者でも始めやすいとされています。
セカストせどり自体は、違法ではありません。
ただし、利益を得る目的で中古品を継続的に仕入れて転売する場合は「古物商許可証」が必要です。これは「古物営業法」で定められており、無許可での営業は法律違反(3年以下の懲役または100万円以下の罰金)となる可能性があります。
「せどり」という行為そのものが違法なのではなく、必要な許可を得ているかどうかがポイントです。ビジネスとして行うなら、まず最寄りの警察署で古物商許可証の取得を検討しましょう。
▼古物商に関しては、こちらの記事もチェック▼

リサーチなしで仕入れれば「儲からない」のは本当です。
セカストせどりが儲からないと言われる主な理由は、ライバルの多さや、セカスト自体の販売価格が中古相場を反映しており利益が出にくい商品も多いためです。適当に安い商品を選んでも、それが売れる価格でなければ利益にはなりません。
しかし、これはセカストせどりに限った話ではありません。正しいリサーチ方法を学び、利益が出やすい商品のジャンルやタイミングを見極める「コツ」を実践すれば、十分に利益を出すことは可能です。
他の買い物客や店舗の迷惑になる行動が原因です。
せどりに集中するあまり、以下のような行動をとってしまうと「うざい」と思われても仕方ありません。
これらは店舗が「禁止」する迷惑行為にもつながります。
周囲への配慮を忘れず、一般の買い物客として節度あるマナーを守ることが、長く安全にせどりを続ける秘訣です。

セカストには多様な商品がありますが、利益を出すには狙うべきジャンルを絞ることが重要です。
ここでは、特におすすめの4つの商品カテゴリーを、なぜ狙い目なのかという理由や特徴と共に解説します。

セカストせどりの中心は、やはりアパレルや古着です。
このジャンルが利益を生み出しやすい最大の理由は、価格設定の「属人性」と「物量」にあります。
家電などと違い、服の価値は「状態」だけでなく「トレンド」「年代」「希少性」など、非常に主観的な要素で決まります。
そのため、店員が一般的な価格で値付けした商品が、特定の層には「お宝」として高値で取引される「価値のギャップ」が最も発生しやすいのです。
セカストの主力商品であるため、在庫回転が非常に速いです。
これにより、相場より安い「当たり」商品が紛れ込む確率が他のジャンルより圧倒的に高くなります。
特に、製造国(例:「USA製」)や特定の年代(例:「90年代」)を示すタグ、特定のファスナー(例:「TALONジップ」)など、知識がある人だけが価値を判断できるヴィンテージアイテムは狙い目です。

家電やホビー商品は、初心者にもおすすめできる穴場ジャンルです。
理由は、アパレルとは逆に、価値基準が「明確」であるためです。
家電は「動くか、動かないか」、ホビーは「未開封か、開封済みか、欠品はないか」が価値の大半を占めます。
アパレルのような曖昧なトレンド知識が不要で、動作確認や付属品の有無という「事実」だけで利益計算が可能です。
多くのせどらーがアパレルに集中するため、家電・ホビーコーナーは競争率が低い傾向にあります。
特に、リモコンやケーブルなどの「付属品」が欠品しているだけで安くなっている本体や、逆に「付属品だけ」で安く売られている商品は、別途揃えて売ることで大きな利益になることがあります。

楽器やアウトドア用品は、専門知識が求められる上級者向けのジャンルです。
このジャンルの特徴は、参入障壁の高さがそのまま利益の高さに直結する点にあります。
店員も専門知識がない場合、1万円の初心者用ギターと、5万円の価値がある中級者用モデルを同じような価格で値付けしてしまうことがあります。
この「知識の差」が利益の源泉です。
元々の定価が高いため、一つの取引で得られる利益額も大きくなる傾向があります。
「セカンドストリート楽器館」や「セカンドストリートアウトドア」といった専門店は、在庫が集中しているためリサーチ効率が良いでしょう。
特に、エフェクター(ギターの音を変える機材)のような小型機材は、リサーチしやすく利益も出しやすいおすすめの分野です。

セカストでは、新品や未使用品が中古品として販売されていることがあります。
これらは、最もリスクが低く、最も早く売れる可能性を秘めた商品です。
これらは「ギフトでもらったが使わなかった」「景品で当たった」「まとめ買いしたが余った」といった理由で店に持ち込まれます。
中古品扱いですが、実際は新品です。
未使用品は、一般的な中古品相場(例:定価の40〜60%)よりも遥かに高い、新品定価の80〜90%に近い価格で販売できる可能性があります。
値札に「Sランク(未使用品)」や「Aランク(Sランクに近い美品)」と記載されている商品や、箱やビニールが未開封の商品は、最優先でリサーチしましょう。
特に食器ギフトセットや小型家電、ブランド小物などでよく見られます。

セカストせどりにおいて、ブランド品は利益を出すための重要な柱です。
ここでは、利益につながるブランドの特徴と、仕入れ時の注意点を解説します。
セカストでは、ハイブランドよりもミドルブランドや定番ブランドの方が安定した利益を出しやすい傾向にあります。
ルイ・ヴィトンやグッチといったハイブランドは、偽物のリスクや仕入れ値の高騰があり、初心者には難易度が高い側面があります。
狙い目となるのは、以下のようなブランド群です。

THE NORTH FACE(ノースフェイス)やPatagonia(パタゴニア)は、中古市場でも非常に人気が高く、価格が安定しています。
機能性やデザイン性が高いため、流行に関係なく「定番品」として強い需要があります。
特に狙い目なのは、ダウンジャケット、マウンテンパーカー、フリースなど。NIKE(ナイキ)やadidas(アディダス)のスニーカーやジャージも根強い人気です。

BEAMS(ビームス)やUNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)といったセレクトショップのオリジナルや別注品は、元値が高いため中古でお得に買いたい層に人気です。
品質やトレンド感が高く評価されており、特にメンズのジャケットや、レディースのワンピース、コートなどが狙い目。状態の良いものが安価で見つかれば、大きな利益も期待できます。

COMME des GARCONS(コムデギャルソン)やA BATHING APE(アベイシングエイプ)のように、熱心なファン層に支えられるブランドも狙い目です。
独自のデザイン性が評価され、流行とは関係なく安定した価格で取引されます。Tシャツやパーカー、特徴的なデザインのアイテムは特にチェックする価値があります。

Ralph Lauren(ラルフローレン)のシャツやスウェット、Levi's(リーバイス)のデニムなども見逃せません。
圧倒的な知名度があり、流行り廃りがないため、常に一定の需要が見込めます。特に状態の良いものや、希少なモデル(USA製など)は高値が期待できます。
ブランド品は、商品の状態と市場の相場を正確に把握することが最も重要です。
少しの手間を惜しむと、利益が出ないどころか赤字になる可能性もあります。 リサーチ時には、特に以下の2点に注意しましょう。
ブランド品であっても、汚れ、シミ、ほつれ、傷は価格に大きく影響します。
特に襟元や袖口、バッグの角などは入念なチェックが必要です。
フリマアプリなどで、同じ商品(または類似モデル)が「いくらで売れているか」を確認します。
仕入れ値と、販売時の想定手数料・送料を差し引いて、確実に利益が残るか計算しましょう。 相場より極端に安い場合は、偽物や状態が悪い可能性も疑う必要があります。

ここでは、利益を最大化するためのリサーチ方法や、 仕入れに最適なタイミングについて解説します。
セカストせどりのリサーチには、フリマアプリとAmazonの活用が欠かせません。
メルカリやAmazonの検索機能を、「リサーチアプリの代わり」として活用するのがおすすめです。
以下の手順でリサーチを行いましょう。
セカンドストリートの値札には、仕入れ判断に役立つ重要な情報が隠されています。
注目すべきは、値札のバーコード下部にある「日付」です。これは、その商品が店頭に並んだ(値付けされた)日を示しています。
店頭に出たばかりの商品は、まだライバルに見つかっていない可能性が高いです。利益商品が残っているチャンスと言えるでしょう。
長期間売れ残っていることを意味します。価格が相場より高いか、何らかの理由で人気がない可能性が考えられます。
また、値札シールが二重に貼られている場合は、値下げされたサインです。仕入れのチャンスかもしれませんね。
仕入れコストを下げるため、セールの活用とクーポンの確認は必ず行いましょう。
セール時期は、通常では利益が出ない商品も仕入れ対象になるため、絶好のチャンスです。また、公式アプリではクーポンが配布されることがあります。
【アプリで確認できること】
仕入れ前にアプリをチェックする習慣をつけることが、利益率の向上に直結します。
▼ダウンロードはこちらから▼
| Andoroid版 | https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.geonetworks.reuse.app&hl=ja |
| iOS版 | https://x.gd/5Mua2 |

セカストのオンラインストアを併用することで、リサーチの効率は格段に上がります。
「セカンドストリートオンラインストア」では、全国の店舗の在庫を検索・購入できます。実店舗に行く前に、オンラインストアで目当てのジャンルやブランドの相場観を掴むことができます。
店舗でリサーチする時間がない場合でも、オンラインストアなら24時間仕入れが可能です。ただし、送料がかかるため、そのコストを含めても利益が出るかを計算する必要があります。
季節商品は、需要が本格化する「少し前」に仕入れるのが基本です。
アパレルせどりにおいて、季節感は非常に重要です。例えば、冬物のコートは夏に安く仕入れられますが、売れるのは数ヶ月先になり、在庫期間が長くなります。
資金効率を考えるなら、以下のようなタイミングがおすすめです。
需要のピーク時に合わせて販売できるよう、少し早めに仕入れを完了させておきましょう。

セカストせどりを実践する上では、店舗や他の利用客への配慮が欠かせません。
安全に仕入れを行い、トラブルを未然に防ぐための注意点とリスクを解説します。
他の利用客や店舗の迷惑になる行為は、厳に慎む必要があります。
セカストせどりが「うざい」と言われる原因の多くは、マナー違反によるものです。店舗や他の方への配慮を欠いた行動は、せどり自体が禁止される原因にもなりかねません。
以下の行為は特に注意しましょう。
店舗は公共の場であることを意識し、節度ある行動を心がけることが重要です。
中古品を仕入れる際は、商品の状態と付属品の有無を徹底的に確認します。
検品不足は、販売後のクレームや返品に直結し、利益を失う原因となります。仕入れ判断の前には、以下のポイントを必ずチェックしてください。
【商品チェックリスト】
付属品が揃っているだけで、販売価格が大きく変わる商品も多いです。
ブランド品を扱う以上、偽物を仕入れてしまうリスクは常に存在します。
セカストは専門のバイヤーによる査定を行っていますが、100%ではありません。仕入れ時には最低限、以下の点に違和感がないか確認する癖をつけましょう。
万が一、偽物を販売してしまうと、商標法違反やアカウント停止といった重大なペナルティにつながります。
少しでも違和感を覚えた商品は、仕入れを見送る勇気が不可欠です。

仕入れた商品をどの市場(プラットフォーム)で販売するかは、利益率に直結する重要なポイントです。
それぞれの特徴を理解し、最適な販売先を選びましょう。

出典:メルカリ
セカストせどりの販売先として、まず基本となるのがメルカリです。
メルカリは国内最大のフリマアプリであり、特に古着やファッションアイテムを探している利用者が圧倒的に多いためです。
セカストの主力商品であるアパレルとの相性が抜群で、初心者でも最も早く結果を出しやすい販売先と言えるでしょう。

出典:Yahoo!オークション
ブランド品やヴィンテージ品、楽器など、高額が期待できる商品はヤフオク(Yahoo!オークション)も有力な選択肢です。
ヤフオクはオークション形式で価格が競り上がるため、メルカリで売るよりも高値になる可能性があります。特にコレクター要素の強い商品や、マニアックなホビー用品は、価値のわかる買い手が集まりやすい市場です。

出典:Amazon
家電や一部のホビー用品は、Amazonでの販売も考えられます。
ただし、Amazonはセカストせどりの主力となる「中古の服&ファッション小物」「シューズ&バッグ」の出品が原則できません。
仕入れた商品がAmazonの規約で出品可能かどうかを事前に確認する必要があり、初心者にはややハードルが高い販売先です。

出典:ebay
国内での販売に慣れたら、海外のオークションサイト「eBay(イーベイ)」も視野に入ります。
日本のヴィンテージ古着や特定のアニメホビー、ブランド品は、海外で国内相場を大きく超える価格で取引されることがあります。
語学力や海外発送の知識が必要になるため、あくまでステップアップ後の選択肢として考えておきましょう。
▼ebayで売れるものについては、こちらの記事で解説しています▼

セカストせどりも事業の一環であり、利益が出た場合は確定申告が必要になることがあります。
条件を正しく理解し、必要な手続きを行いましょう。
副業の場合、年間の所得が20万円を超えると確定申告が必要です。
本業の給与とは別に、せどりによる売上から経費(仕入れ値、送料、手数料など)を引いた金額が「所得」となります。
この所得が年間で20万円を超える場合は、税務署への申告義務が発生します。本業として行う場合は、所得額に関わらず申告が必要です。
せどりに関連する費用は、経費として計上できます。
代表的な経費には、商品の仕入れ代金、販売先の手数料、梱包資材費、送料などがあります。また、店舗への交通費やリサーチに使用した通信費なども、事業に関連する部分であれば経費として認められる可能性があります。
領収書やレシートは必ず保管しておきましょう。

セカストせどりに関する、よくある質問にお答えします。
細かな疑問点をここで解消しておきましょう。
A: 郊外の大型店が狙い目です。
都心店はライバルが多く、価格設定も高めな傾向があります。一方、郊外の大型店(フルスペックリユースなど)は商品の絶対数が多く、価格も比較的安定しているためです。ただし、店舗ごとの特色もあるため、まずは近隣の店舗をいくつか回ってみるのがおすすめです。
A: 新着商品とセールを狙います。
オンラインストアは全国のライバルと競合します。毎日更新される新着商品をこまめにチェックし、利益が出るものを素早く見つけるのが基本です。また、オンライン限定セールは割引率が高く、利益を出しやすいため必ずチェックしましょう。店舗と併用するのが賢い使い方です。
A: 利益目的の中古品売買は、許可証が必須です。
「せどり」は利益を目的とした中古品の転売にあたるため、古物営業法に基づき古物商許可証の取得が法律で義務付けられています。無許可での営業は罰則の対象となるため、本格的に始める前に必ず管轄の警察署で申請してください。
A: リサーチ自体は禁止ではありませんが、マナーが問われます。
スマホでのリサーチを明確に禁止している店舗は稀です。しかし、長時間通路を塞いだり、商品を散らかしたままにしたりする行為は、他のお客様の迷惑(うざい)とみなされます。周囲に配慮し、短時間で静かに行うのが鉄則です。

セカストせどりは、違法行為や禁止行為を避け、マナーを守れば安全に取り組める副業です。
「儲からない」を避けるには、アパレルや家電などの狙い目商品を理解し、リサーチのコツを掴むことが重要です。
まずはアプリを準備して、近所の店舗で商品を見ることから始めてみましょう。




| 初心者おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
| 即金性 | ★★☆☆☆ |
| ビジネス継続性 | ★★★★★ |
| 仕入れに必要な資金目安 | 50万円~ |
| 目指せる利益額 | 100万円以上 |

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