海外のショッピングサイトやサービス登録で、必ずと言っていいほど現れる「Street Address」という入力項目。
見慣れない言葉のため、何を書けばいいのか、どこまで入力すればいいのか分からず、困った経験はありませんか。
この記事では、Street Addressの基本的な意味から、日本の住所を使った正しい書き方のルール、具体的な記入例までを分かりやすく解説します。
海外のショッピングサイトやサービス登録で、必ずと言っていいほど現れる「Street Address」という入力項目。
見慣れない言葉のため、何を書けばいいのか、どこまで入力すればいいのか分からず、困った経験はありませんか。
この記事では、Street Addressの基本的な意味から、日本の住所を使った正しい書き方のルール、具体的な記入例までを分かりやすく解説します。

Street Addressの入力をスムーズに行うには、まずその言葉の意味を正しく理解することが大切です。
ここでは、日本の住所表記との決定的な違いと、混同しやすい関連用語について解説します。

Street Addressとは、英語で「住所」を意味する言葉です。
より具体的には、国や都道府県、市区町村といった大きな括りを除いた、番地や建物名などを指すのが一般的といえます。
海外のWebサイトや書類で住所を求められた際は、この欄に番地やアパート名などを入力することになります。日本の住所とは情報の並べ方が異なるため、多くの人が入力に戸惑うポイントかもしれませんね。
まずは「Street Address = 住所(特に番地や建物名)」と覚えておきましょう。

英語での住所表記は、日本の住所と情報を書く順番が「逆」になります。
日本では「大きな範囲から小さな範囲へ」と住所を書くのがルールですが、英語圏では「小さな範囲から大きな範囲へ」と記述するのが基本です。
例えば、東京スカイツリーの住所で比べてみましょう。
この「逆順のルール」が、Street Addressを理解する上で最も重要なポイントといえるでしょう。

Physical AddressもStreet Addressとほぼ同じ「住所」を指す言葉です。
ECサイトなどでこの言葉を見かけても、難しく考える必要はありません。基本的には「実際に建物があり、荷物を受け取れる場所の住所」という意味で、Street Addressと全く同じものと捉えて大丈夫です。
では、なぜわざわざPhysical Addressという言葉が存在するのでしょうか。 これは、ごくまれに「郵便物を受け取るだけの私書箱(P.O. Box)」のようなMailing Address(郵便宛先)と、実際に住んでいる場所を区別する必要があるためです。
ほとんどの通販サイトでは、仮にPhysical Addressの入力欄があっても、そこにStreet Addressと同じ自宅の住所を記入すれば全く問題ありません。

海外サイトの住所入力フォームは項目が分かれているため、多くの人が戸惑います。
この章では、以下の5つの基本項目に日本の住所のどの部分を記入すべきか、分かりやすく解説します。
Address Line 1には、市区町村よりも小さい単位の住所情報を記入します。
具体的には、「丸の内1-1-1」といった地名(Marunouchi)や番地(1-1-1)がこれにあたります。日本の住所を英語で書く際は、この番地や地名から書き始めるのが基本です。
Street Addressの入力欄が1つしかない場合は、後述する建物名などもここにまとめて入力します。
Address Line 2は、主にアパートやマンションの建物名と部屋番号を入力するための欄です。
この欄はoptional(任意入力)とされていることが多く、一戸建てに住んでいる場合は空欄のままで問題ありません。Address Line 1にすべての住所情報が書ききれない場合にも、このAddress Line 2が使われます。
部屋番号は、一般的に「#101」のように数字の前に「#」を付けると分かりやすいでしょう。
Cityの欄には、日本の住所における「市・区・町・村」をローマ字で記入します。
例えば、「横浜市」であればYokohama-shi、「渋谷区」であればShibuya-ku、「箱根町」であればHakone-machiのように入力します。
慣例として-shiや-kuを省略してYokohamaのように表記することもありますが、より正確に情報を伝えるためには付けておくのが丁寧です。
特に「大阪市(Osaka-shi)」と「大阪府(Osaka-fu)」のように区別が必要な地名では、その役割が重要になります。
State/Provinceの欄には、「都道府県」を入力します。
Stateはアメリカなどの「州」を指すため、日本の住所を入力する際はProvinceやPrefectureといった表記の欄を探しましょう。例えば、「東京都」はTokyo、「北海道」はHokkaidoと記入します。
Cityの項目と同様に、Tokyo-toやKanagawa-kenのように-toや-kenを付けることもありますが、一般的には省略して表記することが多いです。
Zip CodeまたはPostal Codeには、日本の7桁の郵便番号をハイフンなしで入力します。
日本の郵便番号は「123-4567」のように間にハイフンが入りますが、入力フォームには「1234567」と数字のみを続けて入力するのが基本です。
この郵便番号と国名が正しく入力されていれば、たとえ他の項目の順番が多少違っていても、商品は正しく日本の配送センターまで届くことがほとんどです。
▼postal codeについてはこちらの記事もチェック▼

ここでは、実際の日本の住所を英語表記に変換する具体例を紹介します。
戸建てと集合住宅の2パターンと、入力時によくある問題の対処法を見ていきましょう。
戸建ての住所の場合、番地や町名といった情報がStreet Addressに該当します。
今回は、有名な東京スカイツリーの住所を例に見ていきましょう。特定の建物名や部屋番号がない住所の参考にしてください。
スカイツリーの住所(例) 〒131-0045 東京都墨田区押上1-1-2この住所を各項目に当てはめると、以下のようになります。
| 入力項目 | 記入例 |
| Address Line 1 | 1-1-2, Oshiage |
| City | Sumida-ku |
| State/Province | Tokyo |
| Zip Code | 131-0045 |
| Country | Japan |
ポイントは、番地である「1-1-2」と、それに続く地名「押上(Oshiage)」をAddress Line 1にまとめる点です。
この際、日本語での順序のまま「番地、地名」の順で記述すれば問題ありません。
アパートやマンションなどの集合住宅では、建物名と部屋番号をAddress Line 2に記入するのが基本です。
先ほどのスカイツリーの住所に、架空のビル名と部屋番号を加えて具体例を見てみましょう。
スカイツリーの架空のビル(例) 〒131-0045 東京都墨田区押上1-1-2 ECタワー505号室各項目への割り当ては、以下の通りです。
| 入力項目 | 記入例 |
| Address Line 1 | 1-1-2, Oshiage |
| Address Line 2 | #505, EC Tower |
| City | Sumida-ku |
| State/Province | Tokyo |
| Zip Code | 131-0045 |
| Country | Japan |
集合住宅の場合は、いくつかの書き方のポイントがあります。
部屋番号は、その数字の前に「#」(ナンバーサイン)を付けるのが国際的に最も一般的です。
#505Room 505Apt. 505 (アパートの場合)建物名はローマ字で表記します。「ビル」はBldg. (Buildingの略) 、「マンション」や「アパート」はそのままMansion、Apartment、もしくはApt.と書くと分かりやすいでしょう。
サイトによっては、Address Line 2の入力欄がないケースも考えられます。
その場合は、Address Line 1の中に、建物名と部屋番号の情報もまとめてしまいましょう。
#505, EC Tower, 1-1-2, Oshiageこのように、より小さい単位である「部屋番号」から順に書いていけば問題ありません。
海外サイトで郵便番号の入力桁数が日本の7桁と合わない場合、無理に全ての数字を入力しようとする必要はありません。
これは、郵便番号の形式が国によって異なり、サイトのシステムがその国の形式(アメリカなら5桁など)に固定されているために起こります。
このような場合は、以下の方法で対処できます。
もし入力欄が5桁しかない場合は、日本の郵便番号の先頭5桁(例:131-00)を入力します。
入力が必須で、日本の郵便番号を受け付けない場合は、「00000」のように0で埋めてエラーを回避する方法もあります。
最も重要なのは、郵便番号が多少不正確でも、Street Address以下の住所が正しく書かれていれば、荷物は配達員の方の判断で問題なく届くことがほとんどです。
郵便番号の形式に悩むよりも、住所本体を正確に記述することを優先しましょう。

Street Addressの書き方を学んだところで、ここでは作業を効率化するツールを紹介します。
AmazonやeBayといった主要サイトでの具体的な入力例もあわせて確認しましょう。

出典:judress公式
日本の住所を簡単かつ正確な英語表記に変換できる、便利なWebツールが存在します。 代表的なツールとして「JuDress」が挙げられ、多くの人に利用されています。
このツールは、郵便番号と番地以降の情報を入力するだけで、自動的に英語のStreet Address形式に変換してくれるため非常に手軽です。
使い方の手順は以下の通りです。
2. 郵便番号を入力し、「住所検索」ボタンをクリックします。

3. 自動入力された住所以降の、番地や建物名、部屋番号を追加入力します。

4. 「実用的に変換」ボタンをクリックすると、英語表記の住所が生成されます。

手作業によるスペルミスや順序の間違いは、配送トラブルの元になりかねません。
特に英語の住所入力に慣れていないうちは、こうしたツールで生成したものをベースにすると安心でしょう。
世界最大のECサイトであるAmazon(アメリカ版など)では、アカウントサービスから配送先住所を登録します。
ここでは、具体的な入力項目と、日本の住所をどう割り振るかを見ていきましょう。
例として、以下の「東京スカイツリー」の住所を登録します。
スカイツリーの住所(例) 〒131-0045 東京都墨田区押上一丁目1-2Japan を選択します。
姓名をローマ字で入力します。
Taro YamadaここがStreet Addressの入力欄です。番地、丁、町名などを入力します。
1-2, Oshiage 1-chome市区町村を入力します。
Sumida-ku都道府県を入力します。
Tokyo郵便番号をハイフンなしで入力します。
1310045Amazonのフォームは更新されることもありますが、各項目が日本の住所のどの部分に対応するかを覚えておけば、迷わず対応できるはずです。
海外オークションサイトのeBayでも、アカウント登録時などにStreet Addressの入力が必要です。
基本的な考え方はAmazonと共通しているため、一度理解すれば他のサイトにも応用できます。先ほどと同じ住所を例に、各項目を確認しましょう。
スカイツリーの住所(例) 〒131-0045 東京都墨田区押上一丁目1-2| 入力項目 | 入力する内容 | 入力例 |
| Address | Street Address Line 1に相当 | 1-2, Oshiage 1-chome |
| Additional Information | 住所が長い場合などに使用 | (空欄) |
| City | 市区町村 | Sumida-ku |
| State/Province/Region | 都道府県 | Tokyo |
| Postal Code | 郵便番号 | 1310045 |
サイトによって「Street address」や「Address」など表記に多少の違いは見られます。
しかし、市(City)や都道府県(State)以外の、より詳細な住所情報を入力する欄だと理解しておけば問題ありません。

Street Addressの書き方に関して、特に多く寄せられる質問をまとめました。
入力時に迷いがちな細かいポイントを、Q&A形式で分かりやすく解説します。
A: 複数行に分けるか、短縮形で書きます。
多くの入力フォームにはAddress Line 1と2の2行があります。番地や地名をLine 1に、長い建物名をLine 2に分けるのが一般的です。それでも収まらない場合は、「Building」を「Bldg.」のように、意味が通じる範囲で単語を短縮する方法もあります。
A: はい、一般的に使用して問題ありません。
海外では住所の省略形がよく使われ、「Apartment」は「Apt.」、「Room」は「Rm.」と表記できます。ただし、Webサイトによっては省略形を認識しない可能性もゼロではありません。日本の配達員が最終的に読むことを考えれば、無理に省略しなくても大丈夫でしょう。
A: 主に番地や郵便番号の区切りで使います。
日本の住所「1丁目2番3号」を英語で書く場合、「1-2-3」とハイフンでつなぐのが一般的です。これにより数字の羅列が分かりやすくなります。また、日本の郵便番号も「123-4567」のように、ハイフンを入れて表記するのが基本です。

Street Addressの書き方は、一見難しそうに見えますが、「日本とは逆順で書く」という基本さえ理解すれば決して複雑ではありません。
各入力欄の意味を正しく把握し、この記事で紹介した記入例やツールを活用すれば、誰でも簡単かつ正確に英語の住所を入力できます。
海外のサービスを利用する際の第一歩として、ぜひ今回の内容を役立ててください。



| 初心者おすすめ度 | ★★★★★ |
| 即金性 | ★★★☆☆ |
| ビジネス継続性 | ★★★★☆ |
| 仕入れに必要な資金目安 | 3万円~ |
| 目指せる利益額 | 10万円以上 |
メルカリ卸物販は、初心者がつまずきやすい「仕入れリサーチ」をプロに任せられるのが最大の特徴。商品はすでに利益が出るよう選定されており、自宅に届いたらそのままメルカリで販売可能です。
また、扱う商材はブランド品やアパレル系が中心で、1商品あたりの利益幅が大きいため、少ない出品でもしっかり利益を出すことができます。
コメント