

メルカリでの取引には、時としてトラブルの悩みがつきものです。
- 説明と違う商品が届き、理不尽な返品要求にもう疲れた…。
- 取引相手からの連絡が途絶え、これって詐欺?と考えると怖い…。
- そもそもトラブルが起きた時、どこに相談すればいいんだろう?
この記事ではこうした不安や疑問を解消するため、メルカリで多いトラブル事例10選を、購入者と出品者に分けて5つずつ紹介していきます。
正しい知識を身につけ、安心してメルカリを利用しましょう。
メルカリでの取引には、時としてトラブルの悩みがつきものです。
この記事ではこうした不安や疑問を解消するため、メルカリで多いトラブル事例10選を、購入者と出品者に分けて5つずつ紹介していきます。
正しい知識を身につけ、安心してメルカリを利用しましょう。
購入者が直面するトラブルは、金銭が関わるだけに深刻になりがちです。
ここでは、特に発生頻度の高い5つの事例をピックアップし、万が一の際に取るべき行動を解説します。
「新品同様」のはずが傷だらけだったり、付属品が欠品しているなど、届いた商品が説明文の内容と明らかに違うケースです。
出品者の説明を信じて購入したにもかかわらず、価値の低いものが届いてしまうため、金銭的にも精神的にもダメージが大きいトラブルと言えるでしょう。
この場合、絶対に「受け取り評価」はせず、まずは取引メッセージで出品者に連絡しましょう。
商品のどの部分が説明と異なるのか、破損しているのかを具体的に伝え、証拠として写真を添付するのが有効です。出品者と合意の上で、返品・返金手続きを進めてください。
購入前に出品者の評価やプロフィールをよく確認し、「悪い」評価の内容に目を通しておきましょう。
また、商品の状態で少しでも気になる点があれば、購入前にコメントで質問し、疑問を解消しておくことが重要です。
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代金を支払って発送期限を過ぎても、商品が発送されないケースです。
出品者から「忙しい」などと理由を付けて先延ばしにされたり、最悪の場合は何の連絡もないまま放置されたりします。
支払いだけ済ませて商品が手に入らないため、詐欺ではないかと不安になる、非常にストレスの大きいトラブルです。
まずは取引メッセージで、発送予定日を尋ねてみましょう。
それでも返信がない、または発送されない場合は、取引画面に表示されるキャンセル申請フォームから手続きを行えば、支払った代金は全額返金されます。
出品者のプロフィールや評価を確認し、過去に発送の遅延に関するトラブルがなかったかを確認しましょう。
「発送までの日数」が4〜7日と長く設定されている出品者との取引は、特に注意が必要です。
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購入手続き完了後、出品者側の都合で、一方的に取引のキャンセル申請をされるケースです。
「商品を紛失した」といった理由もありますが、中には「もっと高く買ってくれる人が現れた」など、身勝手な理由でキャンセルされることもあります。
やっと見つけた欲しい商品を一方的に白紙に戻されてしまう、理不尽なトラブルです。
出品者から提示されたキャンセル理由に納得できる場合は、同意して取引を中止します。
しかし、納得できない場合は、安易に同意せずメルカリ事務局に相談しましょう。悪質な行為と判断されれば、出品者にペナルティが課されることがあります。
これを購入者側で完全に防ぐのは困難です。
しかし、評価が著しく低い出品者や、本人確認が済んでいない出品者との高額な取引は避ける、といった自衛策が考えられます。
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値下げ交渉後などに「専用出品」にしてもらった商品を、交渉相手ではない第三者に購入されてしまうケースです。
メルカリの規約上は先に購入ボタンを押した人が優先されるため、交渉にかけた時間や手間が無駄になるだけでなく、楽しみにしていた商品を目の前で奪われる形となり、非常に悔しい思いをするトラブルです。
メルカリの公式ルールでは、最初に購入ボタンを押した人が購入者となります。
「専用」は効力がないため、残念ながら有効な対応策はなく、諦めるしかないのが現状です。
横取りを防ぐ唯一の方法は、出品者が価格変更や専用出品への切り替えを行った直後に、間髪入れずに購入手続きを完了させることです。
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購入後の挨拶や発送に関する質問など、取引メッセージを送っても出品者から一切返信がないケースです。
購入直後から何の連絡もないと「本当に商品は発送されるのか?」と不安になりますし、高額な商品であればあるほど、相手からの反応がないことへのストレスは大きくなります。
発送通知前であれば、事例②と同様に、発送期限が過ぎればキャンセルが可能です。
発送通知後に連絡が取れず商品も届かない場合は、メルカリ事務局に相談して調査を依頼しましょう。
出品者のプロフィールページにある「最終ログイン」時間を確認しましょう。
ここが数日前になっている場合は、アクティブなユーザーではない可能性があるため、取引を避けるのが無難です。
出品者は商品の管理から発送まで責任を持つため、トラブルの種も多岐にわたります。
ここでは、特に精神的な負担が大きい5つの事例と、その具体的な対処法を見ていきましょう。
購入者から、自己都合や商品説明に記載済みの事柄を理由に、理不尽な返品を要求されることがあります。
このような要求に応じる必要はありません。まずは取引メッセージで返品を希望する理由を冷静に確認しましょう。
もし購入者が感情的になったり、話し合いで解決しない場合は、問題を大きくせず「事務局に相談します」と伝えた上で、速やかにメルカリ事務局へ連絡してください。
まず取引メッセージで「商品説明に記載の通りですので、今回はご要望にお応えできません」と丁重にお断りの意思を伝えます。
相手が納得しない場合は、それ以上個人で交渉せず、メルカリ事務局の判断を仰ぎましょう。
商品の傷や汚れ、注意点は全て正直に説明文へ記載することが最大の予防策です。
加えて、様々な角度から撮影した加工のない写真を複数枚掲載し、情報の客観性を高めておきましょう。
商品が購入されたにもかかわらず、購入者が代金を支払わないまま放置するトラブルです。
メルカリでは支払い期限が設けられており、期限を過ぎると出品者の取引画面に「取引をキャンセルする」というボタンが表示されます。
これを押して理由を選択すれば、ペナルティなく取引を中止することが可能です。
支払い期限が過ぎたら、取引画面下部に表示される申請フォームからキャンセル手続きを行います。
もし相手の意思を確認したい場合は、一度だけ「お支払いのご予定はいかがでしょうか」とメッセージを送ってみるのも良いでしょう。
あらかじめプロフィールに「お支払いがない場合はキャンセルします」といった旨を記載しておくと、無言キャンセルの抑止力になり得ます。
商品が購入者の元に到着しているにもかかわらず、受け取り評価がされず取引が完了しないケースです。
発送通知をした9日後の13時以降になると、メルカリが自動で取引を完了させてくれる仕組みになっています。
そのため、焦って購入者に評価を催促する必要は全くありません。
基本的には何もしなくても売上金は入金されるため、待ちの姿勢で問題ありません。
もし一度連絡を入れるなら、「商品は無事にお手元に届きましたでしょうか」といった状況確認に留め、催促と受け取られないよう配慮しましょう。
発送を通知する際に「商品をご確認いただけましたら、お手数ですが評価にてお知らせください」のように、取引の流れとして評価のお願いを自然に一言添えておくと効果的です。
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丁寧な梱包をしても、配送中のアクシデントで商品が破損してしまうことがあります。
「メルカリ便」を利用していれば、配送中の破損はメルカリの補償対象となります。
購入者から破損の連絡があったら、破損状況が分かる写真(商品本体と梱包材)を送ってもらい、双方からメルカリ事務局へ問い合わせましょう。
購入者には、まず破損状況の写真を撮ってもらうよう依頼します。
その上で「事務局の調査と指示に従いましょう」と伝え、個人間での返金や返品の約束はせず、メルカリの公式な対応を待ってください。
緩衝材(プチプチなど)を適切に使い、商品が箱の中で動かないよう丁寧に梱包することが基本です。
特に高価な商品や壊れやすいものは、必ず「メルカリ便」で発送しましょう。
コメント欄で、度を超えた値下げ要求をされたり、誹謗中傷などの嫌がらせを受けたりするトラブルです。
全てのコメントに返信する義務はありません。特に、出品価格からかけ離れた額の値下げ要求や、暴言などに対しては、一切応じず冷静に対処しましょう。
不快なコメントには返信せず、コメント自体を削除し、そのユーザーを「ブロック」して今後の接触を断ちましょう。
特に悪質な場合は、コメント横の旗マークから事務局へ「報告」することも可能です。
プロフィールに「大幅な値下げ交渉はご遠慮ください」「コメントのやり取り中でも購入者を優先します」といったルールを明記しておくことで、一部のトラブルを未然に防げます。
メルカリで発生するトラブルの中でも、返品は最も複雑で件数が多い問題です。
送料の負担から悪質な詐欺まで、実際に起こりがちなトラブル例を5つ挙げ、その対処法を解説します。
返品の送料をどちらが負担するかで揉めるのは、非常によくあるトラブルです。
この問題の原則は「返品理由の原因を作った側が負担する」という点にあります。
出品者側に原因がある場合(商品の破損、説明と違うなど)は出品者が負担(着払い)、購入者都合(イメージと違うなど)の場合は購入者が負担(元払い)となります。
もし送料の負担で意見が食い違った場合は、この原則に沿って冷静に話し合いましょう。
出品者として返品に合意したにもかかわらず、購入者から商品が返送されないケースです。
この状態で出品者から取引をキャンセルしてしまうと、商品も売上金も失う最悪の事態になりかねません。まずは取引メッセージで返送を催促し、それでも応答がなければ、絶対に自分からキャンセルはせず、経緯を添えてメルカリ事務局に相談・報告しましょう。
商品に明らかな不備があるのに、出品者が「ノークレーム・ノーリターン」を盾に返品を拒否するトラブルです。
メルカリの規約上、出品者が独自に設定したルールよりも公式ルールが優先されます。商品説明と著しく異なる商品が届いた場合は返品の対象となるため、諦める必要はありません。
もし出品者から返品を強く拒否された場合は、感情的にならずに、受け取り評価をせずに事務局の判断を仰ぎましょう。
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返品詐欺の中でも特に悪質で、返品された商品が、発送したものとは別の偽物や故障品にすり替えられているケースです。
高価なブランド品や電子機器で起こりやすいこのトラブルを防ぐには、発送前にシリアルナンバーや商品の細かな特徴、タグなどを複数枚写真に撮っておくことが有効です。
もし「すり替えられたかも」と感じた場合は、それらの証拠を揃え、泣き寝入りせずに事務局へ通報してください。
匿名配送以外の取引で返品が発生し、相手に自分の住所を伝えることに不安を感じるという悩みです。
ほとんどのユーザーは問題ありませんが、個人情報が悪用されるリスクはゼロではありません。
もし相手に住所を伝えることに少しでも不安を感じた場合は、まずメルカリ事務局に相談し、匿名で返送できる方法がないかなどを確認してみましょう。
個人情報の開示は慎重に行うべきです。
当事者間での解決が難しいと感じたら、一人で抱え込まずに外部の窓口へ相談することが重要です。
ここでは、トラブルの内容に応じた3つの主要な相談先を紹介します。
メルカリ内で発生したトラブルは、まずメルカリ事務局へ問い合わせるのが基本です。
取引上の問題やガイドライン違反が疑われる行為があった場合、アプリ内の「お問い合わせ」から連絡しましょう。
その際、商品IDやトラブルの経緯を具体的に伝えることで、スムーズな調査が期待できます。事務局はあくまで中立な立場で、双方の話し合いを促したり、状況に応じて取引のキャンセルや警告などの対応を行います。
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詐欺や脅迫など、事件性のある悪質なトラブルは警察の相談窓口を利用しましょう。
例えば、明らかに詐欺目的で商品が送られてこない、偽ブランド品だと知りながら販売している、メッセージで脅迫的な言動をされたといったケースが該当します。
まずは最寄りの警察署に連絡するか、警察相談専用電話「#9110」に電話して、具体的な状況を伝えて指示を仰ぐのが良いでしょう。
ただし、個人の感覚によるクレームなど、民事上のトラブルには介入できない点に注意が必要です。
事業者との取引でトラブルになった場合、消費者ホットライン「188」から消費者センターに相談できます。
メルカリの取引は基本的に個人間(CtoC)ですが、相手がストアアカウントであったり、繰り返し転売を行うなど事業者と見なせる場合は相談対象となります。消費者センターは、専門の相談員が解決に向けたアドバイスをくれたり、場合によっては相手方との交渉を手伝ってくれたりします。
法的な強制力はありませんが、中立な第三者として力になってくれるでしょう。
メルカリでは、事務局が定めた特定のトラブルに対し、商品代金などを補償する制度を設けています。
ここでは、その補償が受けられる条件と、具体的な申請手順を解説します。
補償制度は主に「メルカリ便」を利用した取引での配送トラブルが対象です。
全てのトラブルが補償されるわけではなく、利用にはいくつかの条件があります。
基本的には、当事者間での話し合いが解決に至らなかった場合の最終手段と考えるとよいでしょう。補償の対象となる代表的なケースは以下の通りです。
上記に該当し、メルカリ便を利用した取引で、事務局が悪質と判断した場合に補償が適用される可能性があります。
補償の申請は、取引画面や問い合わせフォームから事務局へ連絡することから始まります。
自分だけで判断せず、必ず事務局の指示に従って手続きを進めることが重要です。
まず【受け取り評価は絶対にしない】という大原則を守りましょう。取引を完了させてしまうと、原則として事務局のサポートや補償は受けられなくなります。
その上で、以下の手順に沿って申請を進めてください。
メルカリのトラブルがエスカレートして相手が家に来る、というケースは非常に稀ですが、個人情報が流出するリスクは常に存在します。
なぜ住所が知られてしまうのか、そしてどうすれば防げるのかを解説します。
取引相手に住所が知られる最大の原因は、匿名ではない配送方法を選択していることにあります。
メルカリでは「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」といった匿名配送サービスが用意されています。
しかし、それ以外の一般的な配送方法(定形外郵便やレターパックなど)を利用する場合、荷物の伝票に自分の住所と氏名を記載する必要があるため、相手に個人情報が伝わってしまうのです。
返品の際に自宅の住所を教えるなど、意図せず情報を開示してしまうケースも考えられるでしょう。
個人情報を相手に知らせずに取引を完了させるには、「匿名配送」を利用することが最も確実な対策です。
匿名配送とは、出品者と購入者がお互いの氏名や住所を知ることなく商品をやり取りできる、メルカリが提供する安全な配送サービスを指します。
これらを利用するには、商品を出品する際に「配送料の負担」項目で「送料込み」を選び、配送方法の中からいずれかのメルカリ便を選択する必要があります。
購入された後から匿名配送に変更することはできないため、出品時の設定が重要です。
匿名配送を選んでおけば、万が一トラブルに発展しても、住所を知られている心配がありません。
以前、丁寧すぎるかな?と思うほど寸法を細かく測ってワンピースを出品したことがありました。
それでも購入した方から「着てみたらサイズが合わなかったので返品させてほしい」とメッセージが。心苦しいながらも「申し訳ありませんが、お客様のご都合による返品はご遠慮いただいています」と丁寧にお伝えしました。
少し残念そうでしたが、幸い大きなトラブルにはならず、理解してもらえました。
この一件で、商品説明はもちろん、プロフィールに「自己都合での返品はご遠慮を」と書き添えることの重要性を学びました。
この「予防線」があるだけで、お互いに気持ちの良い取引ができる可能性がぐっと高まると感じています。
読者の皆様にはこうしたトラブルが起こる前に、この記事でしっかりと予防策と対応策を身に着け、安心してメルカリを利用していただきたいと願っています。
ここでは、本文で触れられなかったメルカリのトラブルに関する細かな疑問にお答えします。
いざという時に備え、知識をさらに深めておきましょう。
A: 相手のプロフィール画面から設定できます。
ブロックすると、相手からの購入やコメント、いいね、フォローがすべてできなくなり、今後のトラブルを未然に防げます。相手に通知がいくこともないため、少しでも不安を感じたら活用を検討しましょう。
A: 事務局のサポートは困難になります。
受け取り評価後のトラブルは、原則として当事者間での解決が求められます。しかし、偽物の発覚など悪質なケースでは、事務局が対応することもあります。まずは状況を伝え、相談してみましょう。
A: 独自ルールに従う法的な義務はありません。
メルカリでは公式ルールがすべてに優先されます。しかし、円滑な取引のために慣習として存在するルールも多いため、無用なトラブルを避けるために内容を確認しておくのが無難と言えるでしょう。
A: 自己都合によるキャンセルは注意が必要です。
双方合意の上でのキャンセルであれば、基本的にペナルティはありません。しかし、出品者の自己都合によるキャンセルが続くと、事務局から警告や利用制限を受ける可能性があるので注意しましょう。
A: その場で支払わず、受け取りを拒否しましょう。
まずは出品者に取引メッセージで連絡し、状況を確認してください。万が一、出品者と連絡が取れない場合は、そのまま受け取り評価をせず、メルカリ事務局に問い合わせて指示を仰ぎましょう。
メルカリでのトラブルは誰にでも起こり得ますが、その多くは代表的なパターンに当てはまります。
本記事で紹介した事例と対応策を頭に入れておけば、万が一の際も冷静に行動できるはずです。
正しい知識を武器に、安全で快適な取引を楽しみましょう。
初心者おすすめ度 | ★★★★★ |
即金性 | ★★★☆☆ |
ビジネス継続性 | ★★★★☆ |
仕入れに必要な資金目安 | 3万円~ |
目指せる利益額 | 10万円以上 |
メルカリ卸物販は、初心者がつまずきやすい「仕入れリサーチ」をプロに任せられるのが最大の特徴。商品はすでに利益が出るよう選定されており、自宅に届いたらそのままメルカリで販売可能です。
また、扱う商材はブランド品やアパレル系が中心で、1商品あたりの利益幅が大きいため、少ない出品でもしっかり利益を出すことができます。
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