

近年、フリマアプリ「メルカリ」で手作りのハンドメイド作品を販売する人が増えています。しかし、
「どんなものが人気で、どうすれば売れるの?」
といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、メルカリでのハンドメイド販売の基本から、売れる人気ジャンル、販売のコツ、注意点まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
近年、フリマアプリ「メルカリ」で手作りのハンドメイド作品を販売する人が増えています。しかし、
といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、メルカリでのハンドメイド販売の基本から、売れる人気ジャンル、販売のコツ、注意点まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
まず最初に、メルカリでハンドメイド作品を販売することの基本的な情報、そしてメリットとデメリットについて見ていきましょう。
結論からお伝えすると、メルカリでオリジナルのハンドメイド作品を出品・販売することは、ルールを守れば基本的にOKです!
メルカリの規約ではハンドメイド品そのものを禁止しておらず、実際にアクセサリーや雑貨、ファッション小物など、数多くの素敵なハンドメイド作品が日々取引されています。
安心して、あなたの作品を多くの人に見てもらう場として活用できます。
ただし、最低限守るべきルールがあります。
これらの重要な注意点の詳細は、後の章で詳しく解説します。
まずは「オリジナル作品なら、メルカリで販売できる!」という点を押さえておきましょう。
ハンドメイド作品を販売できる場所は他にもありますが、メルカリには特有のメリットがたくさんあります。
初心者の方でも始めやすい、5つの大きなメリットをご紹介します。
メルカリは月間2,300万人以上(2025年現在)が利用する日本最大級のフリマアプリです。
利用者が多いということは、それだけあなたの作品を見てくれる人が多く、購入に繋がるチャンスが大きいということです。まずは多くの人に見てもらいたい、という場合に最適なプラットフォームだといえそうです。
メルカリの最大の魅力の一つは、出品の手軽さです。スマートフォンのアプリから、写真撮影、商品説明の入力、価格設定まで、直感的な操作で完結します。
パソコンがなくても始められ、複雑な手続きも少ないため、ハンドメイド初心者の方でも安心して出品作業ができますね。
メルカリユーザーの中には、お店では買えない一点物や、作家さんの個性が光るハンドメイド作品を積極的に探している人が多くいます。
「自分だけの特別なものが欲しい」というニーズに応えられる可能性が高い市場です。特に、アクセサリーやベビー・キッズ用品、ファッション小物などは人気が高い傾向にあります。
利用者が多く反応も得やすいため、比較的早い段階で「いいね!」が付いたり、実際に購入されたりする「売れる」経験を得やすいプラットフォームです。
自分の作ったものが誰かに認められ、購入される喜びは、ハンドメイド制作を続ける大きなモチベーションになるでしょう。
メルカリ便を利用すれば、出品者も購入者もお互いの氏名や住所を知られることなく取引ができます。
個人情報の取り扱いに不安を感じる方でも、安心してハンドメイド作品の販売・購入ができるのは大きなメリットです。
多くのメリットがある一方で、メルカリでのハンドメイド販売には注意すべき点やデメリットも存在します。
具体的にどういったものがあるのか、こちらも5つのデメリットを紹介します。
様々な商品が出品されるフリマアプリなので、ハンドメイド作品も他の安価な商品と比較されやすく、価格競争が起こりがちです。
また、「値下げ交渉」が文化として根付いているため、交渉への対応や、希望価格での販売が難しい場面もあります。「売れない」ことを避けるために安易に値下げしすぎると、利益が出にくくなる可能性もありますね。
メルカリでは、商品が売れた際に販売価格の10%が手数料として差し引かれます。
この手数料を考慮せずに価格設定をすると、思ったような利益が得られない可能性があります。材料費や送料と合わせて、しっかり計算に入れることが必要です。
ユーザーが多いからといって、出品すれば必ず売れるわけではありません。
多くの商品の中に埋もれてしまい、なかなか売れない状況も十分にあり得ます。特に販売実績の少ない初期段階では、根気強く続ける覚悟も必要かもしれません。
丁寧な対応を心がけていても、購入者との間で認識のずれが生じたり、予期せぬクレームや理不尽な低評価を受けたりする可能性はゼロではありません。
コミュニケーションが活発なプラットフォームであることは、マイナスにも働きます。
一部の心無いユーザーからの「このハンドメイド作品はひどい」「下手なくせに価格が高い」といった否定的な意見がくることも、覚悟しておく必要があるでしょう。
メルカリは手軽さが魅力ですが、ファンを作り、人気のハンドメイド作家としてブランドイメージを確立していくには、少し工夫が必要です。
作品そのものよりも「安さ」や「掘り出し物」を求めるユーザーも多いため、minneやCreemaのような専門サイトと比較すると、作家としての世界観を伝えにくい側面があるかもしれません。
ハンドメイド作品の販売先として、メルカリ以外にもminne(ミンネ)やCreema(クリーマ)といったハンドメイド専門のマーケットプレイスがあります。
それぞれの特徴とメルカリとの違いを見てみましょう。
特徴 | メルカリ | minne / Creema |
---|---|---|
利用者層 | 幅広い層(フリマアプリユーザー) | ハンドメイド好き・こだわりのある層 |
出品のしやすさ | ◎(非常に簡単) | 〇(比較的簡単) |
集客力 | ◎(利用者数が多い) | △~〇(専門性が高い) |
価格帯 | △(価格競争になりやすい) | 〇(適正価格で売れやすい傾向) |
専門性 | △(様々な商品が出品) | ◎(ハンドメイドに特化) |
ブランド構築 | △(ファン化しにくい面も) | 〇(作家として認知されやすい) |
販売手数料 | 10% | 約10%~11%前後(プラン等による) |
どちらが良いかは、ご自身の作品のジャンル、ターゲット層、販売戦略によって異なります。併用するという選択肢も有効だといえそうです。
まずはメルカリで試してみて、手応えを感じたら専門サイトも検討するというのも一つの手かもしれません。
メルカリ内でより本格的にハンドメイド販売を行いたい場合、「メルカリShops」も有力な選択肢です。特に、
は、ハンドメイド作家にとって大きなメリットと言えるでしょう。
通常のメルカリ出品とメルカリShopsの比較
項目 | 通常のメルカリ出品 | メルカリShops |
---|---|---|
運営主体 | 個人間 | ショップ(事業者) |
始めやすさ | 誰でもOK・すぐ | 要審査(個人事業主可) |
在庫管理 | 1点ごと | 種類・複数在庫OK |
値下げ交渉 | あり | 基本的になし |
ファン機能 | 限定的 | フォロー通知・クーポン等 |
見せ方 | 商品リスト | ショップページ・カテゴリ |
SNS連携 | 不可 | 可能 |
手数料 | 販売手数料10% | 販売手数料10% |
費用 | 無料 | 初期・月額無料 |
本格的な運営や効率化、ファン作りを重視するならメルカリShopsの利用を検討してみてください。
在庫管理の手間が省けたり、リピーターに繋がりやすかったりと、ハンドメイド販売の規模を大きくしたい場合に役立つはずです。
メルカリでハンドメイド販売を始める上で、「どんな作品が売れるの?」というのは最も気になる点の一つでしょう。
せっかく心を込めて作っても、なかなか購入に繋がらないのは避けたいですよね。 この章では
を、紹介しています。ぜひ、あなたの作品作りの参考にしてください。
メルカリでは実に様々なハンドメイド作品が取引されていますが、中でも特に売れやすく人気のあるジャンルと、その具体的なアイテム例を見ていきましょう。
メルカリユーザーの多くが、市販品にはないオリジナリティや温かみを求めていることが背景にあるようです。
出典:メルカリ:「ハンドメイド アクセサリー」検索結果
アクセサリーは比較的小型で価格も手頃なものが多く、購入のハードルが低いのが特徴です。
レジン、ビーズ、天然石、刺繍、プラバンなど多様な素材で個性を表現でき、市販品にはないデザインを求めるユーザーに人気があります。
出典:メルカリ:「ハンドメイド 小物」検索結果
日常的に使う実用的なアイテムは安定した需要があります。
デザインや素材で個性を出しやすく、特にスマホケースは市販品が少ない機種向けなども狙い目となります。
出典:メルカリ:「ハンドメイド ベビー」検索結果
子育て中のメルカリユーザーが多いことから、非常に人気の高いジャンルです。
「手作り感」のある温かいデザインや、安全な素材を使ったものが好まれます。入園・入学シーズンには関連グッズの需要が特に高まります。
出典:メルカリ:「ハンドメイド インテリア雑貨」検索結果
お部屋をおしゃれに彩るアイテムは常に人気があります。
ドライフラワーを使ったものや、季節感を取り入れたり、トレンドのデザイン(韓国風など)を意識したりするのもポイントです。
出典:メルカリ:「ハンドメイド ペット」検索結果
大切なペットのために、オリジナルで可愛いものを探している飼い主さんからの需要があります。
デザイン性に加え、安全性への配慮も非常に重要です。
出典:メルカリ:「ハンドメイド 編み物」検索結果(上3点)
出典:メルカリ:「ハンドメイド 推し活」検索結果(下3点)
編み物作品や、特定の趣味に関連するアイテムも根強い人気があります。特に推し活グッズは、熱心なファンからの需要が見込めます。
これらのジャンルの中で、ご自身の得意なことや個性を活かし、魅力的な作品を作ることが「売れる」ための第一歩です。
「ハンドメイド販売を始めたいけど、何から作ればいい?」という初心者の方へ。
比較的作りやすく、材料も手に入りやすく、かつメルカリでの需要も見込める「初心者おすすめのハンドメイド」をご紹介します。
出典:メルカリ:「ハンドメイド くるみボタン ヘアゴム」検索結果
お好きな布のハギレと、100円ショップなどで手に入るキットがあれば簡単に作成可能。
少ない材料費で始められ、たくさん作ってセット販売するのも良いでしょう。お子様向けから大人向けまでデザインも自由自在です。
出典:メルカリ:「ハンドメイド プラバン」検索結果
プラバン(板)に絵を描いたりスタンプを押したりして、オーブントースターで加熱するだけで基本の形が完成。
レジンでコーティングすると、より売り物らしいクオリティになります。キーホルダー、ピアス、ブローチなど、アイデア次第で様々なアイテムが作れます。
出典:メルカリ:「ハンドメイド プラバン」検索結果
直線縫いがメインなので、裁縫初心者やミシンに慣れていない方でも比較的簡単に作れます。様々な柄の生地を使えば、バリエーションも豊富に。お弁当袋やコップ袋、小物入れなど、実用的なので需要も安定しています。
出典:メルカリ:「ハンドメイド ビーズ」検索結果
テグス(糸)にビーズを通すだけの簡単なブレスレットやマスクストラップなどから始めるのがおすすめです。
ビーズやパーツは100円ショップや手芸店で多様な種類が手に入ります。慣れてきたら、ピアスやイヤリングなど、より凝ったデザインにも挑戦できます。
ハンドメイド作品の売上を伸ばすためには、季節感やイベントに合わせた商品展開も非常に効果的です。
その時期ならではの需要を捉えることで、購入に繋がりやすくなります。需要が高まる少し前(1~2ヶ月程度前)から準備・出品を始めるのがポイントです。
このように、年間を通して様々なイベントや季節に合わせた作品作りのチャンスがあります。
カレンダーを意識して、計画的に制作・出品することで、安定した売上を目指しましょう。
「メルカリでハンドメイド作品を出品してみたけど、なかなか売れない…」そんな悩みから脱却するために、出品前の「準備」を見直してみませんか?
ここでは、売上UPに繋がる重要な4つの準備、
について、人気作家も意識している基本的なコツを分かりやすく解説します。
メルカリでは、まず写真で興味を引くことが勝負。実物を見られない分、写真が商品の「顔」となります。
売れない原因が写真にあることも少なくありません。クリックしたくなるような魅力的な写真を撮影するための基本的なポイントは以下の通りです。
特に明るさは重要で、自然光の下で撮るのがおすすめです。背景をシンプルにすることで作品が引き立ちますし、様々な角度からの写真は購入者の不安を取り除きます。
素材の質感やこだわりのディテールが伝わるアップ写真、実際に使った時のイメージが湧く写真も効果的でしょう。
これらの点を意識して、商品の「顔」となる写真を用意しましょう。写真は商品の第一印象を決める最も重要な要素の一つですので、手を抜かないことが大切です。
魅力的な写真が撮れたら、次はタイトルと説明文です。
ここで商品の情報を的確に伝え、検索で見つけてもらいやすくすることが「売れる」ための鍵となります。
まず、タイトル作成のポイントです。
一覧で最初に目に入る部分なので、具体的に、そして魅力的に作成し、興味を引きつけましょう。
例: 【新作】北欧風 花柄がま口ポーチ / コスメ・小物入れに
次に、説明文に盛り込むべき要素です。
購入者が安心して購入ボタンを押せるように、必要な情報を網羅することが大切です。
作品のストーリーを語ったり、使い方を提案したりするのも良いでしょう。
ハンドメイド品特有の注意点(個体差など)を正直に記載することで、後のトラブルを防ぐことにも繋がります。購入者の気持ちになって、丁寧で分かりやすい文章を心がけましょう。
どんなに素敵な作品も、検索で見つけてもらえなければ売れません。
「キーワード」を意識することは、売れない状況を改善するために不可欠です。
メルカリの検索窓や検索結果ページには、ユーザーがよく使うキーワードのヒントがたくさんあります。また、自分の作品と似たジャンルで既に売れている商品は、キーワード選定の宝庫です。
適切なキーワードは、あなたの作品を本当に必要としている人に届けるための道しるべとなります。キーワードを制する者は検索を制するといっても過言ではないかもしれませんね。
値段設定はハンドメイド販売の大きな悩みどころ。
安すぎると利益が出ず、高すぎると売れない…。基本的な考え方を知っておきましょう。
月収を計算し、活動計画を立てる時にも重要なポイントです。
これらのコストを合計し、販売手数料(10%)を考慮して販売価格の最低ラインを決めます。具体的には「(コスト合計 ÷ 0.9) + 利益」が販売価格の目安となります。
単にコストだけで決めるのではなく、類似作品の相場を調べ、自分の作品ならではの価値も価格に反映させることが重要です。
メルカリの最低価格300円では、手数料30円と送料(例: 120円~)を引くと手元に残るのは150円以下です。
材料費などを考えると、利益を出すのは非常に困難で、赤字になる可能性が高いでしょう。
コスト意識と相場感を持ちつつ、自分の作品価値に見合った価格を自信を持って設定することが大切です。「売れない」からと安易に値下げする前に、写真や説明文など、他の準備を見直してみましょう。
適正価格で、継続できる販売を目指しましょう。
出品準備を整えたら、次は実際の運営段階で、もっと売れるためのテクニックを実践していきましょう。
ここでは、出品のタイミング、販売方法の工夫、ファン作り、そして避けられないかもしれない値下げ交渉への対応について、応用的な運営テクニックをご紹介します。
「メルカリでハンドメイドが売れやすい時間帯は?」という疑問を持つ方も多いようです。
出品するタイミングを意識するだけで、閲覧数や購入率が変わってくる可能性があります。
一般的に狙い目とされる時間帯は以下の通りです。
これらは多くのユーザーがアプリをチェックする時間帯です。
しかし、ターゲット層によってもアクティブな時間は異なります。例えば、主婦向けなら平日の昼間、学生向けなら夕方なども考えられますね。
メルカリは新着商品がタイムラインの上位に表示されやすいため、出品する時間帯=見てもらいたい時間帯と考えるのが基本です。また、時間が経って埋もれてしまった商品は、再出品するのも有効な手段です(頻繁すぎない範囲で)。
絶対に「この時間なら売れる」という保証はありませんが、ターゲット層の生活リズムを想像し、アクティブになりそうな時間帯を狙って出品や再出品を試してみる価値は十分にありそうです。
在庫リスクを減らす方法としてオーダーメイド(受注生産)を考える方もいますが、メルカリでの扱いは注意が必要です。
メルカリの規約では「手元にない商品の出品」は禁止されています。オーダーメイド販売は、注文を受けてから制作するため、この規約に抵触する可能性があるのです。
コメントで要望を聞き、専用ページを作成して販売する手法も見られますが、これは規約違反とみなされるリスクを伴います。
これらのリスクを十分に理解する必要があります。トラブルも少なくないため、基本的には完成した作品を出品する方が安全です。
在庫リスクを避けたい場合は、需要をよくリサーチして計画的に制作するか、後述するメルカリShopsの機能を活用することを検討しましょう。
メルカリでハンドメイド販売を長く続け、安定した売上を目指すためには、一度購入してくれたお客様にリピーターになってもらうこと、つまりファンを作ることが非常に重要です。
ファン作りのためのポイントをご紹介します。
一度きりの取引で終わらせず、お客様との良好な関係を築き、「またこの人から買いたい」と思ってもらうことが、ハンドメイド販売を成功させる鍵となります。
丁寧なコミュニケーションが信頼向上、そして売上アップに繋がるはずです。
メルカリの文化ともいえる値下げ交渉。ハンドメイド作品に対して交渉されることに抵抗を感じる作家さんもいるでしょう。上手な対応方法を知っておくことが大切です。
まず、基本スタンスを決めておくことが重要です(交渉に応じるか、応じないか、応じる場合の限度額など)。
その上で、プロフィールや商品説明文で事前に意思表示をしておきましょう。「値下げ交渉はご遠慮ください」などと記載しておくと、交渉を抑制しやすくなります。
もし交渉された場合の断り方のポイントです。
値下げ交渉はメルカリではよくあることと捉え、自分のスタンスを明確にし、丁寧に対応することが大切です。
ここでは、安心して販売を続けるために、必ず押さえておきたい注意点と禁止事項について解説します。
ハンドメイド販売で最も注意すべき点の一つが、著作権と商標権の侵害です。これらを侵害する作品の出品は、メルカリの規約違反であるだけでなく、法的な問題に発展する可能性もあります。「売ってはいけないハンドメイド」の代表例です。
特に注意すべき点は以下の通りです。
アニメ等のキャラクターやブランドロゴを使った作品の販売は禁止です。「〇〇風」といった模倣も認められません。
商用利用が許可されていない生地を使った作品の販売も、基本的にはNGです。
書籍やキットのレシピ通りに作った作品の販売も、著作権侵害にあたる可能性があります。権利侵害は重大なトラブルに繋がるため、出品前によく確認しましょう。
著作権・商標権以外にも、メルカリでは安全面や法律上の観点から、出品が禁止されているハンドメイド作品があります。
主な禁止物の例
手作りの食品や化粧品・石鹸の販売は、法律で許可が必要な場合が多く、無許可販売は違法となります。
安全でない可能性のあるおもちゃや電気製品も出品できません。出品前には必ず最新のメルカリガイドを確認し、違反しないように注意が必要です。
意図せず低評価(「残念だった」)やクレームを受けると、精神的にダメージが大きいものです。
「下手なうえに高くてひどい作品だった・・・」「商品説明が過剰でうざい!」といった評価をうける前に、以下の対策を心がけましょう。
実物とのギャップをなくし、誤解を招かないように、サイズや素材感などを正確に伝えましょう。
ハンドメイド特有の個体差などについて理解を求める記載も有効です。丁寧なやり取りと確実な検品で、未然にトラブルを防ぎましょう。万が一クレームが発生したら、まずは相手の話を聞き、誠意をもって対応することが大切です。
作品が無事に届き、良い評価を得るためには、梱包と発送も非常に重要です。
雑な梱包は破損トラブルの元であり、購入者の満足度を下げてしまいます。
梱包・発送のポイント
作品が壊れないように緩衝材を適切に使い、水濡れ対策も行いましょう。清潔感のある梱包や、サンキューカードなどを添えるといった一手間が好印象に繋がります。
発送方法や日数を守り、連絡をしっかり行うことも、信頼を得るために不可欠です。丁寧な梱包・発送は評価に繋がり、リピートのきっかけにもなります。
メルカリでハンドメイド作品を販売して収入を得るようになると、気になるのが税金の問題です。
特に確定申告が必要になるのかどうかは、多くの方が疑問に思う点でしょう。ここでは、ハンドメイド販売における確定申告や税金の基本的な知識について解説します。
メルカリでのハンドメイド販売で得た収入は、基本的に「所得」として扱われます。そして、一定額以上の所得がある場合には、確定申告を行い、所得税を納める必要があります。
重要なのは、「売上」ではなく「所得」で判断するという点です。 所得 = 売上(販売価格の合計) - 必要経費 ※必要経費については後述します。
確定申告が必要になる所得の基準額は、あなたの状況(副業か専業かなど)によって異なります。
確定申告が必要になる所得の基準は、主に以下のようになります。
「月いくら儲かったら」というより、「年間の所得がいくらになったか」で判断することがポイントです。
所得税の確定申告が不要な場合(例:副業で所得20万円以下)でも、住民税の申告は別途必要になる場合があります。
確定申告をすれば、その情報が市区町村に連携されるため、通常は別途住民税の申告をする必要はありません。
しかし、確定申告をしない場合は、お住まいの市区町村の窓口で住民税の申告が必要かどうかを確認し、必要であれば手続きを行いましょう。
ハンドメイド販売の所得を計算する上で重要なのが「必要経費」です。売上からこの経費を差し引くことができるため、何をどこまで経費として計上できるかを知っておくことは節税にも繋がります。
ハンドメイド販売で経費として認められる可能性のあるものの例です。
これらはあくまで一例です。ポイントは「ハンドメイド販売の収入を得るために直接必要であった費用」であるかどうかです。
家事按分(事業と私用の両方で使う費用を、事業で使用した割合に応じて分けること)が必要な場合もあります。
経費として計上するためには、領収書やレシートの保管が必須です。日頃からきちんと管理しておく習慣をつけましょう。
最後に、メルカリでのハンドメイド販売に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
A: 基本的にはOKです。
ただし、著作権・商標権を侵害するものや、メルカリガイドで禁止されている物品(食品、化粧品など一部)は出品できません。オリジナルのハンドメイド作品であれば、ルールを守れば販売可能です。
A: 権利侵害品や禁止物品です。
キャラクターやブランドロゴの無断使用品、許可のない食品・化粧品、安全基準を満たさないものなどが該当します。
出品前に必ずメルカリガイドを確認しましょう。
A: 一概には言えませんが人気ジャンルはあります。
アクセサリー、ベビー・キッズ用品、ファッション小物、インテリア雑貨などは特に人気が高い傾向にあります。
A: 目的によりますが有力な選択肢です。
手軽さや利用者数の多さではメルカリが非常に有利です。専門性やブランディング重視ならminne等も。自身の作品や戦略に合わせて選びましょう。
A: ほとんど利益は出ません。
手数料(30円)と送料(最低でも120円~)を引くと手元に残るのは150円以下。材料費などを考えると赤字になる可能性が高いです。
メルカリでのハンドメイド販売は、規約を守れば誰でも挑戦できる魅力的な活動です。
この記事では、販売の基本から、売れるものリストとして人気ジャンルやアイテム、売上UPのための具体的なコツ、そしてトラブルを避けるための注意点や確定申告まで解説しました。
写真の撮り方やキーワード選定など、一つ一つの準備を丁寧に行うことが成功への近道です。
ぜひこの記事を参考に、あなたの素敵なハンドメイド作品をメルカリで販売してみてください!
初心者おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
即金性 | ★★☆☆☆ |
ビジネス継続性 | ★★★★★ |
仕入れに必要な資金目安 | 50万円~ |
目指せる利益額 | 100万円以上 |
せどり・転売で物販に慣れてきて、物販を副業レベルでなく事業化させたい方におすすめです!
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