
いざメーカーに連絡するとなると、どう伝えればいいのか緊張します。
ふぉっふぉっふぉ。相手も血の通った人間じゃ。丸写しではない生の言葉で熱意を伝えることが成功の鍵じゃぞ!
仕入れ先となるメーカーを見つけても、取引を承諾してもらえなければ意味がありません。
ここでは、メーカー担当者の心を動かし、成約率を劇的に引き上げる具体的な交渉手法をステップ別で解説します。
交渉を有利に進めるための前提条件

最初の連絡では、取引条件の交渉よりも「誠実さと熱意」を伝えることに全力を注ぎましょう。
メーカーは毎日多くの問い合わせを受けています。最初から「安く仕入れたい」という要望を出すと、単なる利益目的とみなされて強く警戒されます。まずは自社の概要や、なぜそのメーカーの商品を取り扱いたいのかという想いを丁寧に説明してください。
価格や条件面は取引が始まり、お互いの信頼関係が構築されてから話し合うのが鉄則です。
仕入れ先のメーカーに送るメール作成のコツ

目星の商品を見つけたら、仕入れ先メーカーのアドレスを調べ、まずはメールを送ってみましょう。
メールの作成方法は、基本の構成要素をベースにしつつ、ウソ偽りのないオリジナリティを加えることが重要です。
ネット上の定型文をそのまま使い回すのはNGですが、最初は「何を書けばいいか分からない」という方も多いでしょう。
まずは以下の【基本の構成要素】を目安に文章を組み立ててみてください。これらはあくまで目安であり、順番を入れ替えたり、新たな項目を追加しても全く問題ありません。
経験を重ねながら、アプローチするカテゴリーや商品、時期などに合わせて柔軟にアレンジを加え、ウソ偽りのない「あなただけのオリジナリティ」を持たせることが大切です。
【基本の構成要素】
- 挨拶と自己紹介(身元を明かす)
- 連絡した理由(なぜその商品を扱いたいのか、熱意)
- 販売手法や販路(Amazonなど、どこでどう売るか)
- 自社の強みやメーカー側のメリット
- 希望する取引条件(現金前払い、小ロットからの相談など)
メール例文①:初めて取引をお願いする基本の形
件名:新規お取引についてのご相談
株式会社〇〇 ご担当者様
初めまして、〇〇ショップ(屋号)の〇〇と申します。
御社の商品「〇〇」を拝見し、その品質の高さに感銘を受け、
ぜひ当店でも取り扱わせていただきたくご連絡いたしました。
当店はAmazonを中心に販売を行っており、
御社のブランドイメージを大切に守りながら
お客様にお届けしたいと考えております。
まずは現金前払いで構いませんので、
最小発注数量などの取引条件をお伺いできないでしょうか。
会社概要を添付いたしますので、
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
この例文はどのようなカテゴリーでも使える汎用性の高い構成になっています。
まずはこの形をベースに、自分のショップならではの「想い」を一言付け加えてみてください。
メール例文②:少ない数から相談したい場合
件名:新規お取引についてのご相談(〇〇ショップ)
株式会社〇〇 ご担当者様
初めまして、〇〇ショップの〇〇と申します。
現在個人事業として物販を行っており、
御社の「〇〇」の大ファンで、
ぜひ当店のお客様にも紹介したいと考えております。
現在は小規模な運営のため、
まずは〇〇個といった小ロットでのテスト販売から
お取引を開始させていただけないでしょうか。
販売実績を作り、ゆくゆくは発注数を増やして
御社の売上に貢献したいと存じます。
前払いで対応いたしますので、
ご相談に乗っていただけますと幸いです。
小ロットからの相談は、メーカー側に「在庫リスクが少ない」と印象づけることができます。
誠実な態度で少しずつ実績を積んでいく姿勢を見せることが、長期的な信頼に繋がります。
メール例文③:自分の強みをアピールする場合
件名:【新規お取引のご相談】御社商品の販売拡販について
株式会社〇〇 ご担当者様
初めまして、〇〇ショップの〇〇と申します。
当店は〇〇代の女性をターゲットにしたECサイトを運営しており、
月間〇〇件の販売実績がございます。
御社の新商品「〇〇」は当店の顧客層と非常に相性が良く、
SNSを活用した独自の販促を行うことで、
御社の認知拡大にも大きく貢献できると確信しております。
ぜひ当店の販売力を活かし、
御社商品の魅力を広めるお手伝いをさせてください。
詳しい取引条件についてお伺いできますでしょうか。
具体的な数字を出すことで、メーカー側は「この人に任せれば売れそうだ」と確信を持てます。
自分の強みが何なのか(特定の顧客層、SNS、丁寧な説明など)を明確にしてアピールしましょう。
成約率を一気に高める電話営業

メールの返信がない場合やスピーディーに交渉を進める時は、電話での直接アプローチが効果的です。
電話は担当者の声や反応を直に感じ取れるため、柔軟な交渉が可能です。いきなり話すのが緊張する場合は、以下のような簡単な「トークスクリプト(台本)」を手元に用意して臨みましょう。
自分「お世話になっております。〇〇ショップの〇〇と申します。
新規のお取引についてご相談でお電話いたしました。
ご担当者様はいらっしゃいますでしょうか?」
担当者「私が担当ですが。」
自分「ありがとうございます。御社の『〇〇』という商品を拝見し、
当店でもぜひ販売させていただきたいと考えております。
まずは取引条件などを伺いたいのですが、少しお時間よろしいでしょうか?」
電話での第一印象は明るく、ハキハキとした口調を意識することが信頼獲得の第一歩です。
事前に話す内容をメモしておくだけで、落ち着いてメーカー側の要望を聞き取ることができます。
メール見落としを防ぐ確実なFAX送信

日中電話をする時間が取れない場合は、手軽で確実なFAXでのアプローチを推奨します。
メーカー担当者は多忙なため、悪気なくメールを見落としているケースが多々あります。
そこに「先日メールをお送りしたのですが」とFAXを送るだけで、目に留まる確率が跳ね上がります。
eFAXなどのサービスを使えば自宅にFAX機がなくても送信可能です。
宛先:〇〇株式会社 ご担当者様
件名:新規お取引のご相談(再送)
お世話になっております。〇〇ショップの〇〇と申します。
〇月〇日に新規お取引の件でメールをお送りいたしましたが、
ご確認いただけましたでしょうか。
どうしても御社の商品を取り扱いたく、改めてFAXにてご連絡いたしました。
お忙しいところ恐縮ですが、ご返信をお待ちしております。
FAXは文字として残るため、社内で担当者へ回覧されやすいというメリットがあります。
メールを送っても音沙汰がない場合は、このひと手間を惜しまないことが成約への分岐点です。
直接熱意を伝えられる展示会参加

展示会に足を運び、担当者と対面で名刺交換をすることは最も強力な信頼構築の手段となります。
実際に顔を合わせて熱意を伝えることで、メールや電話だけのやり取りよりも圧倒的に強い印象を残すことができます。ブースを訪問する際は、自社の会社概要や実績をまとめた資料を持参し、直接手渡してください。
展示会終了後は、名刺交換のお礼と商談の続きを希望するメールを当日中に送ることで、スムーズに取引を開始できます。
断りを恐れずアプローチ回数をこなす重要性

最初は断られるのが当たり前と割り切り、少しでも多くのメーカーに連絡を取り続ける行動力が結果に直結します。
どんなに素晴らしいメールやトークを用意しても、企業の方針で個人取引を断られることは必ずあります。1社に断られたからといって落ち込まず、「次に行こう」と素早く切り替えるメンタルが大切です。
あまり気にせずに数をこなすうちにコツが掴め、必ずあなたと取引してくれる優良メーカーに出会えるはずです。
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